金曜の80話が放送されてから、もう「おかえりモネ」ファン達がお祭りですね(笑)
モネと菅波先生が登米で出会ってから少しずつ少しずつお互いを知っていって、そしてそれぞれが成長してきた経緯をずっと見てきたから、ついにここまで来たかと感慨深いです。
初対面の時はモネはまだ18歳、先生はもう医者として勤めていたので少なくとも25〜6歳かな。
モネにとっては初めて会う大人達の一人だったけれど、世間から見れば先生もまだまだひよっこ。モネと関わっていった事で先生本人も成長していった。そうしてついに大人同士として向き合った。
いやー、長かった。
今週の台風の目はやっぱりりょーちん。
彼の動きをきっかけに、みんながついに震災への思いを口にする。5年経ってやっとだ。
被災してそれぞれ傷ついたけれども、でもその傷の大きさはそれぞれ。
りょーちんのように母が行方不明、家も父の船も失って仮設住宅にいるというのはある意味わかりやすい傷だ。
他の幼馴染たちは家族も家も無事。その差は大きいけれど、でもじゃあ他のみんなが傷ついていないわけでは無い。
でも、より傷の大きい相手に対してどうすればいいのか、自分の傷なんて大した事ないと思ってしまう。
モネの負い目はそういうものだ。
そんな時にりょーちんに縋られて、しかしキッパリと断るモネが容赦ない。
容赦ないけど、誠実で、それがモネのモネらしさ。
そういうモネだからこそ、あの日島にいなかった事をずっと気にしていたんでしょう。
それにしても残酷なのは、先生との約束を忘れてりょーちんの所に駆けつけるくらい大事に思っているのに、「それで救われる?」と言えてしまうくらいモネのりょーちんへの気持ちは恋愛感情ではないところ。
でもなぁ、やっぱりりょーちんの方も恋愛とはちょっと違うような気がする。
全てを知ってるということと、自分を特別扱いしないところが安心だったんじゃないかな。
ドラマだからみーちゃんとその後の展開がありそうだけど、ここは全然違うところで生きてきた人がいいと思うけどね。
それかすーちゃんみたいなパキッとした人。
まあ、余計なお世話なんだけど。
それにしても「それで救われる?」と言った時のモネの軽蔑でも哀れみでもない真っ直ぐな視線が凄かった。
清原果耶はやっぱり底知れないなぁ。
さてさて、これからどうやら菅波先生と歩いて行くようで、また大きく環境が変わりそう。
楽しみだな〜。