温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「おかえりモネ」〜第103話 今度はモネが大人の番

先週20週の地元に帰ってからのあれこれに、地方出身者としては「あ〜!」と思った事がたくさんありすぎて書ききれないまま週が開けた💧

そして今週もしみじみ色々考える。

モネちゃん大人になったー!

 

そもそも、2014年からおそらく2021年まで、18歳から25歳までという短いのに人が大きく変わる7年を細かく演じ分ける清原果耶が凄いなぁと。あとみーちゃんの蒔田彩珠(2人とも名前の漢字を出すのが大変!)。

もちろんヘアメイクもあるけれど、高校生(というか回想では中学生から)と20歳と24歳と顔が違う!まだ実年齢未成年なのに。

今週、モネは初めて下の世代の人と向き合う。中学3年生のあかり。24歳のモネの8歳下なので、菅波先生との歳の差くらい。

先生と初めて会ったとき、明らかにモネは子供で、モネから見たら大人の菅波先生は森林組合の人たちから見たらまだまだ若造という発展途上な世代。

今、モネがその「大人だけど若造」な世代になっていて、ずっと年下の相手に対して「大人」な顔なのをみたらなんか「おおっ!」と思ったわ。うんうん、色々頑張ってきた結果だよね。

大人っていうのは年を取ればなれるのではなく、積み重ねてきたものがあるからだというのがモネの顔でわかる。

脚本も演出も演者も素晴らしい。ふつーに感動してしまう。

 

今週はモネの家族それぞれが転機に向き合う。

出世することになった耕治、民宿を復活したい亜哉子、永浦水産を畳もうと考える龍巳、そして、進路と家業と亮の間で迷うみーちゃん。

そうなんだよねぇ、一見モネよりすごーくしっかり者に見えるみーちゃんだけど、実はずっと臆病な子だ。

そしてこの年頃の女の子にありがちな、恋愛でいっぱいいっぱいになってぐちゃぐちゃ。

恋愛比重が大きくてもすーちゃんみたいに溜め込まない子ならいいんだけど、みーちゃんは外に出せないからなあ。

他人の大人から見たら解決策は簡単なんだけどね。まず亮に気持ちを伝える。ダメなら諦めて東京の大学、うまくいったらキチンと約束して東京の大学、だってどうせ船に乗っててべったり一緒にはいられないし。

家業については大学に行ってから継ぐか考えるからそれまでの維持を祖父と母に頼む。

…と、これはたぶん今のモネだったら出来る判断なんだけど、みーちゃんはなぁ。視野が狭いし。そしてまた「なんでも持ってる!」とモネに当たるかぁ…。いや、これもお姉ちゃんだから甘えてるんだけどね。モネにしか言えないし。でも言われた方のモネはまた傷ついちゃうよね。

そもそもモネは恋愛が選択の優先順位の上に来ないタイプの人で、それは菅波も同じだからうまくいってるんだろうね。

プロポーズされたのに地元帰りを決めた時、SNSで「それはない!」ってツッコミたくさん見たけど、菅波先生も登米に行くのも東京に戻るのも事後報告だしおんなじだよね。

でも、だからってお互いを軽んじてるのじゃないって、自分もそうだからわかるからね。

そういう意味でもいい組み合わせですね。

 

そしてなぁ、亮もおいおいだ。

ドラマ的には結局みーちゃんと一緒になるとは思うけど、リアルに考えたら好きだった女性、しかも未練ありの妹とは付き合わないよね。面倒だし。

ツイッターで「ちゃんと伝えてなくてやることやってる関係かと思った」っていうのがあって、朝ドラだからそれはないとしても、そういうニュアンスだと思う。

なんとなくの淋しさを埋めるのに会ってはいるけど、亮のキャラクターとしてそこまではしないという誠実さを残すという感じかな。

2人とも、島の外を見ろよー‼︎

 

今心配なのは耕治が出世を断り家業を継ぎそうなこと。それはやめてほしいなぁ。

20週でも色々考えたけど、地方出身者としても、地元に戻る、家業を継ぐだけが正義じゃ無いってことを描いて欲しいんだよね。

すーちゃんはそうだけど、メインキャラの耕治でもちゃんと。地元や家業とどう距離をとってもそれはいいんだと。

でも、耕治や亜哉子の世代でもまだまだ迷うのが現代っぽい。

幼馴染メンバーもなんだかんだ戻ってるし、家業継いでるし。

まあ、それはみーちゃんに託されるのかな。

 

そんなふうについつい入れ込んで見てますが、どう決着つけるのか、見逃せません。