温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

星野源も絶賛、月曜夜は「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」でほっこりしよう!

はい、星野源も大絶賛、「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」です!

いやー、企画が発表されたときから期待してましたが、初回の冒頭、江里子さん役の木村多江が話し出した途端、

「江里子さんだ……!」

と声をあげてしまいました。

そしてもちろん、美穂さん役の安藤玉恵も美穂さんでした。

もうモノマネとかじゃなくて、江里子さんと美穂さんなんですよ!としか言いようがない。

俳優ってスゲー!と心から思いました。

なんだろう、もちろん喋り方とか動きとか本人に寄せてるんですけど、でもモノマネじゃなくて本質的なところがもう江里子さんと美穂さんだとしか言いようがなくて。

「生きるとか死ぬとか父親とか」で吉田羊もすごいなぁと思ったんですが、ジェーンスーはあまり映像メディアには出てない人なのでそれに比べると阿佐ヶ谷姉妹役の「誰もが見たことある人の正に今の状態を演じる」ことがどれだけ高いハードルなのかと思ってしまう。

木村多江なんか、いつもの役の怪しい色気とか一切無い、ふつーのおばさん感満載の江里子さんなんですよね。

こういう人たちって演技で色気まで出し入れするんだから恐ろしいわー。

一瞬で心を掴まれてしまいました。

 

内容は阿佐ヶ谷姉妹が一緒に暮らし始めるまだ売れてないころからの日常を描いているだけで、イメージ通り2人はガツガツと上を目指すというよりは淡々と日々を過ごしていく。

でも見ていると、なぜいま阿佐ヶ谷姉妹が人気なのかがわかるなぁと思うんです。

 

売れない芸人でおそらく30代半ば過ぎ、色々世間の圧も感じるだろう立場なのに自分たちのペースを崩さない2人がホントに楽しそうなんですよ。

美穂さんを「一緒に暮らさない?」としつこく誘う江里子さん、その理由は「美穂さんといると私が楽しいから」と言ったとき、ああいいなぁと思いました。

夫婦とか恋人とかでなくても、こんなに一緒にいて楽しく生きていける人と出会えるのはやっぱり幸せだなぁと。

そして阿佐ヶ谷の人たちもまるで家族のように、世間一般のセオリー通りには生きていない2人を受け入れて和気あいあいと過ごしている。

なによりこれがファンタジーではなく、実際の人の話だというのが凄いですよね。本当にこういう生き方が受け入れられてるんですから。

もちろん、今は売れっ子で生活には困らないしお金もあって大抵のことはなんとかできるんでしょうけれど、きっとあの2人なら売れなくてもこうやって楽しく生きていくんだなと思えます。

 

もちろん現実の話なのでうっとくるエピソードもあります。

2人暮らしだからこそのいざこざとか、親からの結婚しないの圧とか、もやもやする出来事は当然ある。だからこそファンタジーで終わらなくて、実際に人が生きているのが感じられるんですよ。

今夜は第6話ですが、先週の予告だけで泣いちゃったよー。ツライ。

 

子供の頃、正に江里子さんのような誰とでも距離を詰めて関わってくるおばさんを見て、人見知りだった自分は「歳を取れば自分もああなれるのかな?」と思ったのですが、実際に歳をとってもやっぱりそうはなれなくて、ああいうフレンドリーなおばさんっていうのはその人の元々の資質なんだなぁと思い知りました。

なのでこのドラマで江里子さんが阿佐ヶ谷の人達と正に家族のように関わっているのがなんかとても羨ましい。

そしてその横でずっとマイペースな美穂さんもまたいいなぁと。

江里子さんがピンで売れても「まあギャラ折半だしのんびりできていいや」と思えるところなんて最高です。

 

今阿佐ヶ谷の街が全力でこのドラマを推しているそうですが、阿佐ヶ谷姉妹の2人の愛されぶりと共に、そういう街なんだなぁと行ってみたく、というか住んでみたくなりますね。

そして本日の大竹まことのラジオは月曜パートナーが阿佐ヶ谷姉妹のところにゲストが木村多江だそうなので、絶対にradikoで聞かなくては!と思っています。

 

1週間が始まってなかなかダルい月曜日、ほのぼのと生きるのもありなんだよーというこのドラマは癒しです。

あと3話で終わってしまうの淋しい〜💦

そしてみんなこの「阿佐ヶ谷姉妹」を見て見て〜!

俳優ってすごいから!