1月ドラマの先陣を切るのは菅田将暉主演「ミステリと言う勿れ」。
このところの月9は早目スタートですね。でもそれもいいと思います。そんな何本も見れないよーって人は先に見たのが良かったらそもそも他を見ないとかもありそうだし。変なタイミングにスタートされると初回はずしちゃうし、そうすると見る意欲がグッと下がります。
…と、ここまで書いてて知ったのですが「ゴシップ」がもう先週スタートしてたんですね。気づかなかった💧まあ初回再放送があるからいいけど、完全に特番に埋もれてましたよ。宣伝ヘター!
原作は未読。キャスト発表当初からイメージが違うと突っ込まれてた菅田将暉演じる主人公・整ですが、果たして…。
なるほどこうきましたか、という感じ。
以下、ネタバレありで感想。
整のキャラ付けが意外としっかりした感じでちょっと驚く。絵のイメージからしてもっとぽーっとして浮世離れした感じにするのかなと。
でもそれはおそらく菅田将暉の力量不足というより解釈と演出の違いなんだろうな。
延々と喋る、けど強い口調ではなく淡々と。これをドラマとして見せるのに加減を調整した結果があの感じなんだろうと。
それは菅田将暉に絶大な信頼があるから思えることかも。だって、顔がちゃんと大学生だった。
原作ファンは渡辺豪太という意見が多くて、まあ絵には似てる。年齢が合わないしという意見に対して「菅田将暉だってアラサーじゃん!」というツッコミも見た。
そうなんだけど、菅田整のアップを見てても「大学生」なんだよねちゃんと。
表情とかの演技面だけでなく、肌質まで大学生。
週末CSで「MIU404」をやっていてまたつい見てしまったのだけど、久住にあった荒んだ感じが整にはない。
テレビを大きいのに買い替えてから改めてしっかり見ると、久住って顔がむくんでたり肌荒れしたりしてる。整にはそれがない。
ツルッとしてマイペースに生きてるな若いなって感じなんですよ。
インタビューとかで受ける印象からして、菅田将暉のことだからそこまで考えてるとしか思えない。
あとは二番手、伊藤沙莉ちゃんが普通に上手い!
気弱キャラってドラマでは珍しいと思うけど何の違和感もなく普通にいるもんね。何やっても上手い。
尾上松也の池本はどうなんだろう?ちょっと浮いてる気もするけど、だんだんバランス取れてくるかしら?
そして、騙されたよ遠藤憲一‼︎
キャスト紹介でも、筒井道隆、松也と並べて出ていて、しかもいかにもエンケンさん向き「刑事の鑑」の役。絶対レギュラーだと思うよね。まさか1話ゲストとはー!
やられた!
でもこういう連ドラならではのフェイクは大好きです。
やるなぁ。
ミステリーとしても1話独立エピソードとして進めながらもちゃんと伏線がはられてて連ドラにうってつけ。このあたりは原作に忠実なようですが、楽しめました。
ラスト近くにでた金髪の青年、意味ありげに出るから重要キャラなんだろうなと思ったのですが、名前見るまで瑛太ってわかんなかったわー。
こちらも原作に合ってる合ってない論争が出てたけど(特に年齢)、青年って感じでさすが瑛太だなぁって。
展開楽しみです。
原作はものすごい文字量だそうなので、実年齢が大学生くらいでこれを成立させて主演はれる俳優ってなかなか難しいと思う。
そこも含めてまでの菅田将暉だろうし、それにきっちりこたえてるなあと感心しました。
演出面では、風呂光とかの悩みに道筋が見えるとバァって光が当たる加減とかは面白いなと思ったんだけど、音楽がね…💧
整がトーン低めで淡々と話すのに音量合わせて見てると、音楽が大音量過ぎてビックリしちゃう。
見ながら何度も音量を上げたり下げたり。うちのテレビの設定が悪いのかと確認してしまった。
盛り上げたいのはわかるけど、そこはちゃんと整のトーンを基準にしてほしいなー。
原作は1エピソードも外せないほど綿密な構成になっていると聞くので、この先もどうなるのか大変期待できる初回でした。
楽しみー。