「カムカムエヴリバディ」の大月錠一郎、一瞬闇落ちしかけましたが、るいの献身(笑)のおかげで元通り、すっかりぼんやり亭主として落ち着いておりますね。
まあドラマはともかく、見ていてしみじみ思う事、
ですよ。
あるいは瑛太も可。
回転焼きを焼くのはおろか、店番もできない、自転車も乗れないそのダメっぷり、ああなんて銀さんなんでしょう!
何人も客がきて捌ききれず「ああああ〜」となるシーンなんてトリハダものでした。
やっぱりオダギリジョーが自分の中の坂田銀時に一番近いんです。
イケメンイケメンとあちこちで簡単に言うようになりましたし、面倒なので自分も使いますけど、ざっくりしていて違うなぁと思う事もしばしば。
基本的に俳優さんは容姿のいい人が多い訳ですがタイプは色々なので使い分けしたいなぁと。
いわゆる整った「美形」というタイプもあれば、個性派とかファニーフェイスとか味があるとか色々です。
なので役によって「こういうタイプの人がいいなー」というのがあります。
例えば「銀魂」の沖田総悟であれば「美形」というタイプがいいので、吉沢亮はベストキャスト。素晴らしいです。
美人というより可愛い系の神楽は橋本環奈というのもまた最高でした。
「国宝級イケメン」と言われながら「地味」の代名詞志村新八を演じられる菅田将暉はさすが、どちらかというとファニーフェイスなので活用しやすいです。
で、自分の中の銀さんのイメージはいわゆる美形ではないけれどよく見ればわりと整った顔をしていていざという時の顔が決まる、美形じゃなくて「いい顔」の人が良かった。
なので「天パ」というだけで大泉洋を挙げる意見には力いっぱい反論する。
そうそれでオダギリジョーです。
普段から尖った私服を着ていてしかも似合う。すげー美形ではないけどバランスのいい顔。ぼんやりとキリリとしたときの落差が両方ハマる。そしてなによりあの死んだ目…。
銀髪天パも絶対似合うし、オダギリジョーが絶対にいい‼︎銀さんの隠れ男前感はこれだ!ずっと、ずーっとそう思ってました。
ネックがあるとすれば年齢ですが、昨今の漫画原作は30代で高校生役とか普通ですからなんら問題なし!そもそも銀さん年齢不詳です。
百歩譲って、30代の俳優でなければならないのならここは瑛太でしょう。とぼけた感じの上手さは全く問題なし!
と考えてはいましたが、皆さまご存知の通り、実写で銀さんを演じたのは小栗旬でしたよ…。
発表されてからひたすらテンションダダ下がり。他のキャラクターがイメージ合う人が多いだけになんかなぁ。
小栗旬は母親に「イケメンイケメンと言われてるけど、本当はあなたはイケメンじゃないのだから調子に乗るな」と言われてたそうですが、確かに小栗旬って整ってないんですよねー。
そして何より演技の質が…。
原作もアニメも好きなので実写も映画館でちゃーんと見ましたよ。そして予想してた通り、小栗旬の銀さんは違った💧
なんだろうなぁ、やっぱり演技に力みが見えるんですよね。銀さんだったら銀さんの「とぼけ感」を力一杯やる!という矛盾。
この前マジカルラブリーの村上が普段ドラマ見ないんだけど、濃厚接触者になって休んでた間に「日本沈没」を見たという話をしてて。
小栗旬の演技をほぼ初めてみたんだけど「オバタのお兄さんじゃん!と思っちゃって」って言っててわかるわーと思った。
なんかパターン演技なんだよねぇ…うーん。
「演技してます!」って看板持ってるみたいな。
そもそもの銀さんの格好もあまり似合うタイプでもないし、つくづく納得いかなかった。
まあ実写版は、桂のほぼ唯一のカッコいい見せ場を削った1本目といい、土方の呪いの設定を変更するという有り得ない改悪をした2本目といい、諸悪の根源は福田監督で、絶対許しませんけどね。絶対原作理解してないぞ!
多分前にもこんなことがっつり書いたと思うんだけど、また気持ちが復活しちゃったよー。
「カムカムエヴリバディ」の飄々としたぐーたら旦那っぷりを見るたびに、「オダギリジョーの銀さんが見たかった…」と思ってます。
まあね、実写化企画難しいけどね。
「きのう何食べた?」の主役2人はパーフェクトキャスティングだと思ってるけど、原作が大好きでずっとある俳優さんをイメージしてたので西島秀俊がどうしても受け入れられないと切々と書いたブログを読んだことがあって、まあそりゃ全員納得なんてないよねぇとしみじみした事があった。
「ミステリと言う勿れ」のガロも瑛太が違うという声も多くて、原作の絵を見たらまあ言いたい気持ちもわかると思ったし。