気づけばもう7週目の「ちむどんどん」。
そういえばまともな感想書いてないですね。
世間的には賛否両論というか、否が多めかなー?という感じですがちゃんと毎日見てますよ。
ドラマとしての出来やキャラの魅力はともかく、「それはないわー」とツッコミを楽しんでます(笑)
あの、「まれ」に似ていると叩かれ始めていて、自分もそう思うのですが、なんとなく憎めないなぁと思っているのはおそらく子供の頃の暢子のキャラの明るさがまだそのままドラマ全体の印象として残っているからです。
そして子役の稲垣来泉ちゃんが好きだからですね。回想ではなく過去シーンとしてまだ登場があるのが大変嬉しいです。
朝ドラとして、子役時代から本役になった途端雑さが目立ってきて残念だなぁと思うところはたくさんあります。
朝ドラを見るようになって何年か経ちますが、お金の描き方が雑なドラマは絶対つまらなくなるなぁと思ってます。
朝ドラって生活を描くものなのでそこ本当に大事。貧乏な主人公ならなおさらです。
具体的なお金の描き方で時代感もわかるし。
「ひよっこ」の前半で主人公みね子がささやかなお給料から仕送りして少しづつ貯めて、思い切ってブラウスを買ったり、洋食を食べたりというのが凄く好きだった。
そういう点で「ちむどんどん」は確かに酷い!(笑)
言われてるように、子供を他所にやらなきゃ生活できないほどだったはずなのに、それを取りやめて何事もなく7年が過ぎ、中卒も珍しくない時代に4人全員高校に行けるっておとぎ話ですよね。
頻繁にバスで名護に行ったり、ニーニーに有り金持ち去られたのに、銀座への電車賃やペペロンチーノの材料費や沖縄への電話代やらどこから出たんだよーというのもあります。
あちこち借金作って全然返してないからねー。ある意味ムテキです。
と、雑ポイントばっかりの「ちむどんどん」ですが、現状一番ツッコミたいのは善一さん早苗ちゃん親子の扱いですね。
スタート時から7年経って本役に変わった時、ざっくりとした状況説明がありました。
共同売店代表の善一さんの奥さんが亡くなったので、暢子達の母・優子が手伝うようになった、と。
それ見た瞬間、
「お母ちゃんに仕事を回すために早苗ちゃんのお母さん殺されたよー!」
と思わず声に出してしまいましたよ(爆)
とにかくこの前田親子は比嘉家のためにだけ動いている。そして雑に扱われている…。
早苗ちゃんは優雅に料理部部長とかやってますが、小学校の運動会に来た感じだと一人娘な感じ。という事は現在父ひとり子ひとり?
じゃあ家事は誰がやってるの?出てこないけど実はおばあでもいるの?
そして共同売店って売り上げ分配するっていってたけどそんなに収入あるの?
娘を東京の大学にやったり、一流店でご馳走してあげるお小遣いをあげられるの?
そして暢子の就職も良子の縁談も紹介して全部ドタキャンされてるけどなぜ怒らないの…??
名前通り善人過ぎるよ…。
こういう、主人公たちのため「だけ」に動かすご都合キャラが出てくるともうドラマは厳しいんだよねー。
うーん、確かに「まれ」と同じ、主人公にだけ都合のいい夢の世界と化してるなぁ。
そもそも貧乏設定なのに東京と沖縄2拠点でドラマ進めると、移動ばかりになって「どこでもドアがあるんかいっ!」てスケジュールで動き始めますからね。
というか既にね。
銀座で8時から 1 1時まで働いて、いつ鶴見の下宿先のお店を手伝うのかよっていうね。
こういうところも「まれ」に似てます。
結局、良子の結婚もまえふりがグッダグダ長くてやれやれでしたが、ジョンカビラが言うような「誰も想像しなかった展開」なんか起こりませんでしたよ。みんな分かってた。
優柔不断なダメ男だけど博夫なんだろうなって。この展開必要?
そしてペペロンチーノ対決も予想通りというか。
絶対オーナーの方が美味しいんだけど、なんだかんだでクビにはならないよね。話終わっちゃうし。
大城オーナー「横暴なオーナー」という説明になってますけど、いやこれは菩薩ですよほんとマジで。
こうしてますますヘイトを集めていく暢子と比嘉一家ですが、なんかに似てるなぁと思ったら、少年ジャンプの主人公ですね。
天真爛漫という名の暴君ですよ。
マンガだと笑えるけど実写で俳優が演じるとキツイなぁ。黒島結菜ちゃんを心配する大吉さんの気持ちもわかります。
でもまあこれはルフィで悟空だと思えばね、なんて事はないですよ。ははは。
今は朝余裕がないので、録画して夜夕飯を食べながら見て、ツッコミつつ笑うというのが「ちむどんどん」の楽しみ方になってます。
また稲垣来泉ちゃんがでるかな?
それがたのしみさー。