温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「メンタル強め美女白川さん」 完走! 女子社会はシビアだけれど、それでも未来は明るいぜ!

遅ればせながら4月期ドラマの「メンタル強め美女白川さん」を完走しました。

 

元々ネット広告がよく上がっていて原作はマンガだというのは知っていたし、主演が井桁弘恵ちゃんなので見始めました。

いきなり初回冒頭で「妖怪・お菓子外し」が登場、きゃっきゃふわふわしたお話なのかと想像していたメンタルをたたき折られます。

「えーっ⁉︎そ、そんなにシビアなドラマなのー?💦」

 

ちなみに「お菓子外し」とは、お土産などのお菓子を配る際、気に入らない人はスルーしてお菓子をあげないことだそうで、「え?会社でそんな人本当にいるの?」と思ったのですが、ネット見てるといるみたいですねぇ。

コワ…💧

 

主人公の白川さんは「私は私、可愛く強く!」がモットーの会社員女子。

美人で男性社員からちやほやされるため、女性達の反感を買いがち。根も葉も無い噂を流されたりハブられたり。

それでも前を向き白川さんは毎日強く美しく生きていくのだ。

 

白川さんはメンタル強めですが、それは空気が読めないとか無神経というのではなく、色々な思いをしてきたからこそ、まずは自分で自分を大事にする事を身につけてきた。

そしてそんな白川さんに影響を受けた同僚が、ひとり、またひとりと、白川マインドを身につけて前を向き、白川さんと一緒にこのシビアな女子社会を生きていく。

白川さん自体はある意味ファンタジーな存在なのだが、白川さんに影響され親しくなっていく同僚たちはいかにもいそうてわかるなぁという悩みを持っていて、そんな彼女達がちょっぴり救われちょっぴり強くなっていくのが見ていてほんわりする。

このドラマは白川さんを介した「私たち」の物語なのだ。だからついつい引き込まれてしまう。

エピソードはありそうなだけに「ウッ」とくるのだけれども、ナレーションや主題歌の明るさと締めの白川マインドで視聴後感が良く、「明日もがんばるか〜」と思わせてくれる。

女子社会はシビアだけど、それでも結構悪く無いものですよ、と。

 

白川さん役はドラマ初主演の井桁弘恵

事務所がプッシュしてるのか、最近はバラエティ出演も多くて絶賛売り出し中。

長身美女なのですが元々の持ち味がクール系なので、ぶりっ子系の白川さんにはちょっと合っていない。低い声なのでなおさら。

上手い俳優だと声のトーンや仕草でもっと白川さんテイストを出せるだろうけれど、そこは残念ながらまだまだ技術不足。

それでも華やかな美しさで見栄えが良いので主役としてちゃんと中心にいたのは良かった。

まだまだこれから、期待したい。

 

おっとり先輩役の野呂佳代とサバサバ先輩秋元才加はバッチリハマり役。どちらもAKB出身ながら主流路線じゃなかったっていうのがなんか面白い。アイドル向きと俳優向きってやっぱり違うのね。

そしてなんと言っても良かったのは、気弱後輩女子役の東野絢香。マンガそのままかー!と言うほどピッタリだったし演技の加減も良い。

後輩スイーツ男子役の美 少年 佐藤龍我は演技はまだ拙いけど雰囲気がハマっててキャスティングが上手いなぁと思いました。

 

ちょっと残念だったのが同期女子役の藤野涼子

白川さんの事を好きなのだけどコンプレックスを拗らせていて今や口も聞かないという難しい役。

藤野涼子の演技は上手いんだけどリアル寄りな芝居で、白川さんのファンタジーでマンガ的な演技といまいち馴染まない。

設定からしてももう少しマンガ的な方に振った方が良かったと思う。これは藤野涼子の問題というより演出がバランス取るところだと思うけど。上手い人なだけに残念。

 

まあ、そういう細かく気になる箇所はあれど、深夜に見て「ふふふ」となれる、なかなか魅力的なドラマでした。

マンガもまだまだあるしシーズン2もあればいいなぁと思いました。