西島秀俊主演、テレビ朝日木曜9時放送の「警視庁アウトサイダー」。
スタート当初は「西島秀俊の黒歴史化か!」とまで書かれていましたが、見続けていると一周まわって面白くなってきました。
ヤクザにしか見えない元マル暴刑事架川(西島秀俊が、とてもヤクザには見えないままやってる)身元を偽っているエース刑事蓮見(濱田岳)、実は刑事副総監の娘の現代っ子水木(上白石萌歌)の「アウトサイダー」トリオが事件を解決していく物語。
俳優がいいので見始めましたが、初回はあまりの酷さに途方にくれてしまいました。
とにかくゆるいギャグが次から次へと挟み込まれ、それが端から滑りまくり。
大丈夫かー!とマジで心配した。
ですがそこはこのキャスト陣、回を追うごとにこなれてきて間が良くなってきたんです。
ギャグ自体は微妙さはありますがだんだん楽しくなってきました。
特に上白石萌音のイタいコぶりが素晴らしい!
挙句に、西島秀俊に仮面ライダーBLACK SUNのポーズを取らせて濱田岳に「クジラみたいな手をしてどうした」と言わせたり、
果たしてこの枠のメイン視聴者である中高年層にわかるのか?というネタを入れてきたりしていて、そこに突っ込むのが楽しいというか。
くしくも縦軸の事件が警察上層部と政治家が絡んでの冤罪事件という、「エルピス」を彷彿とさせるものなのですが、おそらくこちらは徹底的にエンタメなので決着のつけ方がまた違って楽しめるかと。
正直、「傑作!」とはとてもとても言えませんが、平日夜に楽しむエンタメとしては肩も凝らず俳優の良さが見れて結構好きです。
最終回、どうなりますかねー?