温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「ブラッシュアップライフ」第8話 なんだよもう、バカリズムに泣かされちゃったじゃーん

今期一推し「ブラッシュアップライフ」。

毎話毎話面白くてゲラゲラ笑っておりますが、8話は一転、笑って笑って、そして泣いてしまったよ〜。

 

チラチラと出ていた水川あさみ。果たして彼女は誰なのか?

みーぽんたちが噂をしていた完璧美女「宇野真里」。

当初は黒木華かなー?と思っていたら彼女は「不倫体質」な玲奈ちゃんだった。

とするとやはり…と思っていたら7話で水川あさみが「まりりん」こと「宇野真里」だったことが判明。

そして初回から「人生2周目じゃね?」と言われていたまりりん、やはり麻美と同じく人生を周回していた。

初めて麻美以外の人生周回者がその周回ぶりを明かしてきたのが、第8話。

 

まりりんの話は面白くてそして重かった。

麻美にも記憶のない、みーぽん、なっちと4人仲良しグループだったまりりんの1周目。

実は福ちゃんと付き合ってて、しーちゃんと浮気した時のボコり方と恫喝っぷりに大爆笑。

さっすが水川あさみ!(笑)

一転、人生周回の理由をサラッと明かす。

それは、みーぽんとなっちが飛行機事故で死んでしまうのを防ぐため。

そしてそのために勉強づけで、4周目の麻美のように麻美たち3人と親しくなり損ねた。

それでも何とか回避したかったのに、1回目では自分より長生きだった麻美が事故死、そしてみーぱん達の飛行機事故も変わらず。

それを回避するために何度もやり直しているのだ。

 

ううう、水川あさみ良すぎ〜💦

同じく周回している麻美に、重い話をサラッと話してみせつつも隠しきれない背負ってきたものの重さの見せ方が素晴らしい。

思えばここまでは圧倒的にコメディだった。

麻美が30代で死んでしまうのは悲しいことだけど、事故のシーンもなくパッと白い部屋に切り替わるので笑えていた。

ミタゴンの冤罪もおじいちゃんの死も回避しつつ日々を楽しく過ごし、なんとか妹の結婚式までたどり着き、なんだかんだと麻美の周回人生は「早死」以外は幸せだった。

だけどまりりんは、毎回毎回みーぽんとなっちを亡くし、麻美も見送るという哀しみを背負って100年以上もやり直している。

3人と仲良しだったのは遥か昔の1周目だというのに。

 

今回こそ回避すると麻美に告げるまりりん

しかしそれは叶わず、それどころか2人と共にまりりんも死ぬ。

葬儀の後ごんちゃん、福ちゃんと朝まで過ごす麻美。

突然友人を3人も亡くしてごんちゃん、福ちゃんはもちろん哀しい。

でも麻美はまりりんが長い間それを回避するために頑張ってきたことも、それがどれだけ大変なことかも知っている。

ごんちゃんたちとは違う麻美の思いを、顔だけで表現する安藤サクラと、それを任せるバカリズムの脚本と演出陣。

おいおいおいおい〜!

泣くしかなかったよ。

 

話題になるとすぐさま出る叩き記事。

このドラマでも「おんなじ事の繰り返しで飽きた」という記事が出てきた。

それを逆手に取ってみせるバカリズム脚本が恐ろしいぜ。

お笑い詳しくないけれど、同じ事を繰り返してるようでちょっとづつズラすっていうのはお笑いの手法だと思うんですよね。

それで笑わせて見せつつ、3周目の麻美のドラマでそれをセルフツッコミしたかと思えばこの大転回。

一方で淡々と同じ事を繰り返す、市役所後輩の河口さんもいる。

凄いな。というか三浦透子なのに出番あれだけ?と思ったらこうきたか。

うーん、気が抜けない。

 

やっと人間への転生をつかんだ麻美。

しかし、まりりんの思いを知って5周目ラスト人生へ再チャレンジする。

うーん、このときの麻美のカッコ良さがもう!

次はまりりんとともに今度こそみーぽん、なっちの事故を防げるか?

ここへきての江口のりことかもう、楽しみすぎるよー。

もう、やるなぁ!しか言えないぜ!