温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「コウノドリ」第7話 母にならない人生もある

いつも明るいムードメーカー、小松さんに試練が訪れる第7話。

具合が悪くなっても「大丈夫、大丈夫」と笑ってみせるけど、さすがにサクラと四宮は誤魔化せない。
検査の結果、子宮摘出の手術を勧められる。
それでも笑ってみせる小松さん。
答えは一つしかないけれど、それは決断するのは難しい事だ。
「母親になる人生」と「母親にならない人生」誰もがそのどちらかしか生きられないけれど、「どちらかを選ぶ」のと「どちらかしか選べない」のは全く違う。
「これから母親になるかもしれないけど結果としてならなかった」のではなく、母親になる道がバッサリ無くなるのだ。
それでも小松さんはいつも通り笑いながら皆んなに気を配る。
同期の友人妊婦さんにも、新米ママさんにも、シングルマザーとしてガチガチになっている倉橋にも、救命で役に立たず落ち込む下屋にも。
そしてサクラの 前で1度だけ涙を流し決断をする。

両親も兄弟も無く、独身の小松さんにとって母親になる可能性が無くなるということは、この先ずっと1人なのかもしれないということだ。
その孤独と恐怖は、男性のサクラや四宮にも、夫も子供もいるソーシャルワーカーの向井にも、シングルマザーの倉橋にも、まだ若い下屋にも、決してわからない。
わからないけれど、それぞれが小松さんを思い、チームの仲間として友人として、小松さんのことを想っている。そんな気持ちが小松さんの支えになる。

いい歳して子供もいない自分からしたら、小松さんの孤独は身に染みる。
現実を考えたら、「友達」「仲間」と言ったって、結局は自分の身内のその次でしょと。いい仲間がいるから1人じゃないという小松さんの言葉は強がりにも見える。綺麗事だよねーって。
でもそれが綺麗事じゃないのかもと思わせてくれるのは、これまで小松さんの人柄や行動をずっと描き続けてきたから。
いつでもスマイルで、スタッフとして踏み込み過ぎでもお母さん達を心配し、病気を抱えながらも友人の妊娠を喜べる。
倉橋のもどかしさにいち早く気づき、一番欲しい手助けをサラッと出来る。
そんな小松さんなら母にならなくても、これから先もずっと沢山のお母さんと赤ちゃん達を支えていけるのかもしれない。
それは孤独ではない、のかな?
うーん、難しいね。

むかーし読んだ少女マンガで、双子のヒロインが父親の浮気相手の産婦人科医のところに乗り込んで別れを迫るというシーンがあった。
産科医は自分は子供が出来ない身体だから安心しろ、そしてそんな自分の所に簡単に中絶手術をしにくる女性達に手術を施す事をグロテスクだと言って自虐的に笑う。双子の1人はそれを聞いて彼女を憎めなくなってしまうのだ。
当時はよくわからなかったけど、今思えばこれは裏小松さんだ。
誰よりも赤ちゃんが好きで明るい小松さんはこれからもずっと助産師として働いていくだろう。毎日毎日赤ちゃんやお母さんと接していくことは他の仕事よりずっと辛い時もあるんじゃないのか?
それでも笑う小松さんだから、みんなが仲間と思ってくれるんだろうけど、そんな高いハードルを越えなくてはならないのか、キツイなぁ。
どうしてよりによって小松さんなんだろうか?
きっと周りの仲間も思っている。
選べないし答えもないから、仲間として支え合っていくんだけどさ、なんかね。
さすがにモヤモヤモヤモヤ、色々と考えてしまった。
自分が小松さんの立場なら仕事辞めそうだよ。
ツライ話よのう……。


ところで、小松さんはペルソナで診察も手術も受けた訳だけど、実際の医療関係者はこういうときどうするんだろう?だってまわり顔見知りっすよー💧
おたんこナース」というマンガで主人公が生理痛で倒れて、ウッカリ自分の勤務先に運ばれる事になり、なんとか婦人科だけは回避せねば!というエピソードがあった。
だよねー?いや、やっぱ診察って言ったってさー。しょーもないこと気にしてしまったわ(笑)
1期で清野菜名が演じる助産師がペルソナで出産してたけど、女性同士でも知り合いってどうなのかしら?と思ってしまった。実際の医療関係者ならあまり気にならないのかな?

今週の星野源的ツボ。
小松さんに対しても相変わらずツンデレ全開ですが、いないところでは素直にサクラと一緒に心配してしまう、うーん、照れ屋さんはもはやお約束(笑)
あと愛情表現が「ジャムパン」のみとか……あ、牛乳もあったか!(笑)
「ベイビーのピアノ」という必殺技があるサクラと比べると弱いなぁ(笑)
そういえば、ブランチでもやってたけど四宮の牛乳、缶もありましたね。今回も倉橋と話してるときに飲んでたし。缶の牛乳って実際あるのー?
そしていざとなったらちゃんとサクラに相談するのが可愛いところです。
2期は私服シーンが多めで嬉しいです。

8話は白川試練編(笑)
白川に限らず、みな先を考えなくてはならない時になってきた。まさかのサクラ以外総辞職⁉︎(笑)