「銀河の一票」、今期1番ハマってます。
評判もいいのに視聴率がいまいちなのはなぜ?みたいな記事もみますが、やっぱり政治がテーマというだけで見ない判断をする人が多いのでしょう。
残念。
1話、スナックママを都知事候補に担ぎ上げるというのでコメディなのかと思って見始めたら本気の選挙ドラマで驚いたけど、でもそれが面白くて毎週釘づけでした。
毎回あれこれ思って感想を書きかけてまとめきれず次の回が来てしまう、を繰り返してついに明日は最終回。
あああ、あれもこれも言いたかったのに…。
なんといっても茉莉が理想を言って「きれいごとですけど」という自虐に対して、あかりが「きれいごとじゃないよ、きれいなことだよ」というのが、このドラマの根本だと思う。
「戦争反対」とSNSに書いた人が「お花畑」とボコボコにされる、冷笑するのが世の中わかってる大人じゃーんって今のスタンスにクッソ腹立っていたので、この言葉は本当に沁みた。
それこそそうやって叩くヤツこそ、自分の上には絶対に戦争は降りかからないと思っているお花畑だと思ってるし、誰かが「キレイなこと」を目指して本気で動いているから、なんとか世の中は成り立っているのだから。
あかりが本当に真っ当なことを言い続け、茉莉がそれに気づいてひっぱりだし、五十嵐や蛍やいろんな人がその真っ当さに惹かれていく様が泣きそうなくらい納得がいくのだ。
そして、都知事候補としての3人がまたそれぞれにしっかりと候補として覚醒していって、もう誰がなっても納得がいくのが素晴らしい。
わかりやすい敵をわかりやすく落とすという、単純な物語にはしないというのがいい。
それにしても、当初は「なぜ都知事?」と思ったのです。
長いこと都民をやっているので、結局壮大な人気投票で知名度こそ最強!なのをずっと見てきた。
あかりのような「泡沫候補」はテレビにすら映らないし、当選の可能性はゼロ。
それを当選させてしまえば、せっかくの政治ドラマにリアリティーが無くなってしまう。
これが、区長とか、まだ区議とかならど新人の当選もありうるのになぁと。
でも、ここまで見てきて、もしかしたらあかりが当選するのかも、という夢が見れる気がしてきた。というより当選して欲しい、と思うようになってきた。
それだけ、このドラマがきっちりとリアルな世界を作り上げているんですよね。
このドラマで知った、例えば選挙の手続き的なこととかは普通に面白かったし。
例えば、驚いたのは都の非課税世帯が24%もいること。そんなにかー、と。
貧困対策は票にならないから触れないということだったけど、こんなに非課税世帯があるのに他人事なのも恐ろしい。
以前何かで、今の一流大学出て大手企業に勤めてる若者には自民支持が多いというのを見た。
そもそも今の生活に満足してるから現政権を支持するのだけど、その今の満足な生活は裕福な家庭に生まれたからということが本人達にはわかっていない。
もちろん自分で努力したのはあるけれど、生まれでスタートラインが違うことには気がつかない。
逆に貧困家庭の子供は、選挙に行く、ということを考える余裕すらないのだよね。
そういうことをきちんと考える、そういうあかりのような事を言っている政治家なんて誰がいただろうか?
上に行くのは世襲ばかりの時代に、貧困対策など望めない。
おそらく、あかりのような事を考えて選挙に出た人はいたのだろうけど、現実は厳しいのだ。
リアルに考えれば、流星が当選してあかりは2番手か3番手くらいになって話題になり、茉莉とともに次を目指す…という展開かと思う。
流星が幹事長に取り付けた約束は、副知事に茉莉を起用したいということで、でも茉莉は辞退するんじゃないだろうか。
と、思いつつも、あかりが当選してくれたら…という夢を見ずにはいられない。
それくらい、茉莉とあかりが1話づつ、確実に積み上げてきた。
果たしてどうなるのだろうか?
夢を見させて欲しいなぁ。
