39歳、29歳、19歳の各年代の「ボーダー」にいる三姉妹が「自分の幸せとは何か」を探していく物語。
本来生々しいお話しになりそうなところを、美しい画面づくりもりあってそこそこファンタジーな出来上がりのドラマでした。
三姉妹の実家は下町の銭湯。
これが無駄にオッシャレー。
そして三姉妹のファッションもオッシャレー。
次女七苗の勤め先も長女六月の自宅も何もかもオッシャレー。
うーん。
憧れるという現実的なラインでもないし、ファンタジーにふるには内容と合わないというか。
内容は、六月が別居中の夫が他に結婚したい相手がいるから別れたいと言われるとか、七苗が仕事ばっかりで恋人いなくて寂しい人扱いされるとか、三女の八海が未来の目標が見出せずモヤモヤしているとか、もう、ベッタベタの使い古されたネタなので、それと「オッシャレー」がどうもこなれていない。
そして今回もみんなの期待の星松下洸平演じる「コウタロウ」がいやー、あざといあざとい。
今期乱発の記憶喪失設定で自分の事がわからず、自分を知っている人を探して川辺でギターを弾き歌を歌う。
なんでもないように明るくしながら、ひとりになると月を見上げていたり、ぺたんとしゃがんで水たまりを眺めていたりとワンコ全開。
いや、わかるよ松下洸平にこういうのやらせたいのは。
でもなぁ、流石にちょっとやりすぎかな。
いくら松下洸平をもってしても演技くさい感じがしてしまうんですけど。30男だし。
なんというか、いい俳優をそろえた割に「作りました!」感が目につきすぎるという感じです。
見てられないってほどでもないので、もう少し様子見かなー。
さてさて、どうなるかです。