温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「ブルーモーメント」第1話 この緊迫感の無さは何なんだろう…

今期もここ数年の傾向のとおり、ミステリー仕掛けのドラマが多いです。

人間謎を提示されると先が気になって、多少面白くなくてもついつい見てしまいます。

とにかく視聴数を稼ぎたい作り手としては、ミステリー仕掛けになるのはまた仕方ないのかなと。

 

だかしかし、今期はそんなふうにしっかりミステリー仕掛けでありながら、2話への興味がどうも湧かないドラマが多すぎる。

「Destiny」「イップス」「Re.リベンジ」「believe」、

そしてこの「ブルーモーメント」。

前3作は2話以降録画が溜まり中、「believe」と「ブルーモーメント」はこれから2話ですが、「今日放送だー!」のワクワク感なし!

さてなぜでしょう?

 

共通点としては、設定のありがち感と、そして人の死の取り扱い方の雑さ。

どのドラマも人が死ぬのですが、ただの盛り上げエピソード感がバシバシでなんだかなぁと思います。

「believe」の竹内涼真とかなんのコントかと思いました。

わざわざ危ないところに行く意味がわからない。

 

で、この「ブルーモーメント」。

気象知識で災害から人々を守る、というモネちゃんと気が合いそうなドラマですが、そのプロとしての認識に初回から心折れます。

気象情報を軸に災害救助を行う「SDM」の発案者である、主人公の元婚約者灯が、なぜか避難指示と反対方向に向い、そして遺体で発見される。

この謎が軸になるようですが、もうここでダメ。

どんな理由であろうがプロの行動として無理。バカすぎる。

大ヒットドラマの「TOKYO MER」でもそうなのですが、救助のプロじゃない人間がホイホイ危険箇所に行くのが嫌なんですよ。

それって本当に現場に負担かけるだけだし。

灯がどんなに優秀でも、災害避難の現場の人間ではないのでね。

そういうバカ行動からのスタートが何だかなぁと思います。

 

そして設定には既視感だらけ。

天才的な能力がありしかもイケメンだが、無愛想で説明不足の男主人公に、知らないくせに浅い発想でキャンキャン騒ぐだけのアシスタントヒロイン。

いったい何回見たことか。

そしていきさつを誤解して主人公を敵視しているライバルキャラ。

そして東京からわざわざ福島に行ったのに被害者がなぜか関係者の知り合いというのもベタ。

さらに女性都知事とか、もう見たことあるネタのオンパレード。

 

そしてさらに災害救助のドラマだというのに緊迫感無し!

福島で雪崩が発生して遭難者が出る。

その連絡を受けて主人公がヘリで福島へ。

え、オンラインじゃだめなの?

それで間に合うの?

そのくせ現場で「タイムリミットは30分!」とか言ってるんですけど、どこからの30分???

もう過ぎてない?

私何か見落としました?

 

もちろん救助は上手くいき…からのレスキュー二次遭難で続く…。

いやー、わかりやすい!(イヤミ)

 

俳優陣もなぁ…。

相変わらず山Pでしかない山Pに芝居の厳しいダブルヒロイン

ツラい。

本田翼は本当にかわいいし存在感もあるので、キャラに合った役ならまあ見れる。

しかしパプリックイメージと合わない「才媛」役はもうコント。

ボソボソ山Pと朗々と朗読するバッサー…ってなんの拷問よ!

 

そして大抜擢の出口夏希

あああー、まだメインヒロインは厳しかったかー!

そもそもが可愛げのない役なので、それを表現しつつも視聴者を惹きつけるだけの魅力を出すのはなかなか難しい。

前期月9のような等身大のキャラならともかく、この長セリフは棒読み感が出てしまう。

前とまだ差別化できるほどの技量がない。

うーん、残念。

爽健美茶のCMで見てめちゃくちゃ良くて、若手の有望株だと思います。

けど、今の時代は若くても演技が上手い人がゴロゴロいるからなぁ。

ちょっと、本人の魅力だけで押し切れる役と出演量ではなかったなー。

これが傷にならなければいいけど。

何かを学んでくれー!

 

と、言うことでとりあえず二次遭難の結末を見たいから2話は見ると思う。

その先はどうなるか、乞うご期待!!(笑)