温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「妻、小学生になる。」第1話 とにかくは毎田暖乃ちゃんが勝負カードね

新ドラマが続々と始まり、既に消化が追いつかず💧

すでに2話、3話まで進んでいるものもあるなか、ラストを飾るのはTBS金曜10時、「妻、小学生になる。」です。

10年前に亡くなった妻が生まれ変わった小学生の姿で現れて、ゾンビのように生きていた夫と娘の生活が変わっていくという話。

ドラマならではの転生物ですね。

去年の「パパがも一度恋をした」とか東野圭吾の「秘密」を思い浮かべたり。

しかしなぜこういう話って、亡くなるのが妻で夫が生き残るのですかね?そしてどの話も子供は娘です。

なんだろう、やはり女性の方が現実を生きる力が強いとかいうイメージなのかな。実際、身内を突然亡くした喪失感はあれど、目の前に面倒を見なくてはいけない子供がいれば動かない訳にはいかないと思うんだけど、それでも立ち直れないのが男性の弱さとでも言うんですかね。

「パパが〜」は妻を亡くして以来3年引きこもったままの父親に対してしっかり者の娘という設定だったんですが、こちらは一緒にゾンビ化。うーん。

 

自分は被災者や犯罪被害者の人が「笑ったりしてると責められる」と言う話が凄く刺さるなぁと思ったことがあって、どんな辛いことがあってしばらくは何もできなくても人間は生きている以上、ふと笑ったり、食べ物を美味しいと感じたりすることはあると思うんですよね。人間そんなに単純なものじゃないし。

なのでそもそもこのドラマの父と娘が2人して10年ゾンビと言う設定になんだかなぁと思ってしまった。いや、そこ突っ込んだら話が進まないんですけど。

「それだけ失ったものは大きかった」と言いたいのはわかるけど、うーん。

自分が「女性で現実的」だからそう思うんですかね?(笑)

まあ堤真一もこの役には全く共感できないと言ってましたしね。

 

とそもそもの設定に突っ込んでもしょうがないので話を進めると、当然ながらこのファンタジーな設定を成り立たせるのは転生した妻の演者であって、その俳優の力量にかかってきます。

ということで、確かに!毎田暖乃ちゃんが上手い‼︎彼女を見つけただけで8割は成功かと。

関係ないけど難しい名前ですねー。漢字は難しくないのに読めない。子役さんは本名が多いみたいですが、彼女もかしら?

「おちょやん」の時にあさイチ出てましたが大阪の子なんですよね。標準語芝居も問題なくてますますオファーが来そう。

今「カムカムエブリバディ」でオダギリジョーの少年時代をやってる子も急にあれこれ出るようになったみたいだけど、子役希望の子は山盛りいても、ここまでメインをやれる子ってやっぱり限られるんだなぁ。同じ子ばっかりでるものね。厳しそうな世界だわ。

 

で、話はともかく毎田暖乃ちゃんに石田ゆり子の姿が浮かぶだけでこのドラマの見る価値はあるかと。

石田ゆり子側も視聴者が思い浮かべるであろう「石田ゆり子っぽい芝居」をほんの少し強めに演じて、それをきちんと毎田暖乃ちゃんが掬い上げている。

きっと2人で妻のキャラクターを作り上げてるんだなぁとわかるのがなんとも言えずいいですね。芝居の醍醐味です。

 

もう1人の期待の若手、蒔田彩珠(この人も名前が出しにくいー!💦)はまだまだ出番控えめなので、次回からの活躍を期待。

お友達役の小椋梨央ちゃんはゴッドタンで大活躍、根性ありそうだしこちらも期待です。

トップコート期待の若手、萩原利久くんは病気で降板とのこと。虫垂炎ってそんなにかかるのか、大変だなぁ。今回は残念だけどまずはお大事に。

ということで代打に前クールで大注目の杉野遥亮を押し込んでくるのがさすがはトップコートですなぁ。一応杉野くんのが先輩だと思うけどここで旬で知名度も上の子をさっと持ってくるのが上手いなぁ。

初回はまともに顔も映ってないので次回に期待。

 

初回は夫と娘、小学生になった妻以外のキャストはほんの顔見せに留め、このファンタジー状況を登場人物に納得させるのにほとんどを使うという丁寧な作りでした。

そうですねー、これくらいやらないと説得力出ないしいいと思います。

この「妻」の登場で夫と娘が生き直し、そして「妻」は再び去っていくのでしょう。

その辺りのディティールをどう作り込むかが見せ場なのでこれから楽しみです。

小学生としての妻の家も中々複雑そうねーと見てたら、ラストに登場した母親が吉田羊という大物投入!これ発表してなかったですよね?

最近はこういうサプライズを入れてくれるのが珍しくなくて楽しいです。

 

どーんと盛り上がるような派手な作りはないですが、その分丁寧に作っていってるなぁとしみじみ見れる、なかなか良い初回だったと思います。

期待!