温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「刑事ゆがみ」第5話 主演“アサノタダノブ”だって⁉︎

完全に感想が一週遅れになってますが、面白いには変わりない「刑事ゆがみ」。
視聴率は相変わらずのようですが。うーん💧

まずは恒例、ゲストの無駄遣い(笑)今回はリリーフランキー!凄腕詐欺師の手口を学ぶ勉強会、思いきり誘導されて、予想通りいいように振り回される羽生。そしてハイ次、と弓神が出た途端みんな突っ込む「あー、そいつは無理無理(笑)」
大抵リリーフランキーは人を振り回す一方の役なのに弓神にはお手上げ。相変わらず弓神は弓神、羽生は羽生なのだった。

そして本題。前市長の孫娘の誘拐事件が起こる。通常と違い両親に会見しろと指示する犯人。
そして残された被害者の靴に7年前の「ロイコ事件」と同じマークが。その時に事件を解決した弓神が花道署から応援に駆り出される。
そしてなぜかヒズミを羽生に見張らせる弓神。

第5話、全体の半分が修了し、原作でも人気という「ロイコ事件」へ絡め、弓神の過去、ヒズミの正体を明かし、謎の男登場と、全話通してのメインエピソードへと後半へ向けて大きな前フリ回。今回の本筋の事件はあくまでも独立した事件なのだけど、「ロイコ事件」の模倣をさせることで先へと繋げてるのが上手い。
ヒズミはドラマオリジナルキャラなのだそうだけど、どうやら「ロイコ事件」の被害者の娘らしいというフリでちゃんとドラマに存在させている。

今回の事件も割と早目に犯人はわかってしまう。けど、やっぱり動機の解明や犯人を追い詰める経緯が面白い。
キャスティングもいい。
被害者の母親で資産家の娘に板谷由夏。婿養子である夫に従順な妻という役で「えー?合ってなくないかー?」と思っていたら、実は「女は家に入るべき」という父親に従わざるを得なかったため、働きもせず言いなりになる夫を隠れ蓑に自分で事業をし、自分から離れようとする夫を追い詰める為に事件を偽装する。全然従順じゃなかった。なるほどー!
夫は丸山智己。ダメ男が上手く逆玉に乗ったはずが、だんだん自分の意思を持ち、離婚して不倫相手の秘書と一緒になろうとする。こういう、一見しっかりしてそうで中味ヨワヨワなのが似合うなぁ。

「ロイコ」というのは『ロイコクロリディウム』の略で、カタツムリに寄生し、脳まで支配する寄生虫のこと。
妻に寄生する夫と見せかけて、実は夫に寄生していた妻、そして自分の意思を持っているようで誘導されていることを詐欺師勉強会で表していたり、脚本が隙なくエピソードを詰めていてさすがとしかいえない。
娘を犯罪に利用した母親を責める弓神にはおそらくヒズミへの思いがあるのもわかる。
その合間に夫の不貞に気づかないふりの妻とわざと匂わせまくる不倫相手の秘書の女の戦いがエゲツなくてね、ほんと怖い脚本だわー。
それでも、追い詰められた妻の哀しみに気づいた夫は、娘と共に妻を待つことを選ぶ。やっぱりこのドラマは終わりに希望が見えていい。

エンディング、クレジットになぜか「アサノタダノブ」え?なんでカタカナ??改名かー?
と思って見ていると、ラストシーン、ヒズミを助ける謎の男。誰?帽子とメガネで顔がよくわからない。クレジットにあった??
検索かけるとどうやらなんと「オダギリジョー」‼︎見直してみると確かにそうだ。
そっかー!「オダギリジョー」のクレジットが入らない代わりと、「リリーフランキー」へのオマージュで「浅野忠信」が「アサノタダノブ」になってたのかー!こういう遊び、全盛期のフジテレビはほんとうまかったよなあ。ちょっと楽しい。

今回、美人秘書との不倫と妊娠がキッカケで妻が犯罪を考えるとか、資産家の庭の焼却炉で証拠を燃やすとか、何となく「相棒」のエピソードと被るのでちょっと笑う。中々目新しいネタも少ないのかな?
それでもやっぱり面白いから!

それからまた上げ忘れてた一昨日買ってきたビール。

そもそもこのビールをコンビニで見かけて買ったとき、ビール記録つけようかと思ったのだった。
前はビンのタイプしか見なかった気がするんだけど、へー缶も出てるんだ?と思って買った。
大手メーカーでもクラフトビール色々やってるなー。種類が楽しめるのはありがたいですを