温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「カーネーション」第113、114話 聡子〜、可愛いよ〜💦安田美沙子がこんなにいいとは気づかなかったわ〜

カーネーション」、あー、やっと再放送が再開したわ〜!

待ってたよー‼︎

 

昭和36年、直子は銀座の百貨店に店を出した。

しかし毎日毎日大阪に電話をかけてくる。

糸子やおかーちゃんは直子の仕事が上手くいっていないんだろうと心配する。

そして様子を見に東京へ行く糸子。

思った通り苦戦している直子。そんな直子と仲間たちにごちそうし彼らの夢の話を聞く。

 

あー、やっぱり親子ですね。

以前寝込んだ直子の看病におかーちゃんが上京して、直子と仲間たちに鰻やら寿司やらごちそうしてお金を使い切ったのを怒ったのに、「若い子にお腹いっぱい食べさすのがおばちゃんらの役目やさかいな」と鰻や寿司の松を大盤振る舞いする糸子。ノリはおとーちゃんそっくりだし、結局おかーちゃんと同じ事をしてる(笑)

自分が若い時、親のやる事を嫌だなぁと思っていても、自分が年行くと、気づけば同じ事してるんだよね。

糸子はどんどんおとーちゃんに似たおばちゃんになってるなぁ。なんかいいよね。

 

彼らの作品をわからんけど本気なのはわかるという糸子。若い子のやる事が自分にわからないからといって間違ってるとは限らんという事を覚えた、と。

あー、糸子の長所はここだよー!うんうん。

我は強いし自分のやることに自信もあって猪突猛進だけれども、違う事もあると気づく事ができる。今までもそうだった。そういう柔軟性があったから今までやって来れたんだよね。年を取ってもそういう糸子でいる限りまだまだ大丈夫!

 

ある日、聡子と共に北村に呼び出される糸子。

プレタポルテをやりたいがデザイナーが押さえられないから、聡子を預かってデザイナーに育てたいと言う北村。

興味を示す聡子に間髪入れず「あかん!」と糸子はバッサリ。「デザイン画を自分から書いたことすらないやろ」と。

 

あああー、糸子それ1番ダメなやつだから〜💦

小難しい上2人に比べ、いつも上機嫌だった勝さんに似て、いつもニコニコしてる聡子。

まあ確かに、糸子に叱られ同情を買うべく延々と泣き続ける優子の横で、それを無視してニコニコ本を読んでいたりとかなりのマイペースではある。あれはすごいなぁと思った。

だけどね、いつも上機嫌なのは何も感じてないというのとは違うんだよー。

勝さんが不満もなんも言わん旦那さんやーと思っていたら、後から浮気疑惑がでたじゃないですか。浮気の是非はともかく、辛いことや不満な感情を上手く出せないんだよー。聡子も同じ。上2人が濃い分遠慮しちゃうんだよー💦

今までもそんな様子はちょこちょこ描かれてきた。

テニスが好きで頑張って大会で優勝しても糸子は興味を示さない。おかーちゃんや昌ちゃんや恵さんが褒めてくれても、肝心の糸子に褒められなくて淋しい。おかーちゃんが気づいて、糸子に褒めるよう促すと、素直に嬉しそう。

そんな聡子を「アホ」と言い切ってしまうのが糸子のダメなとこなんだよね〜💧

あのおとーちゃんに正面からぶつかれる糸子は良くも悪くも感情が開けっぴろげ。だから勝さんや聡子のようなタイプがもどかしいのかもしれない。

 

北村に「あんたの娘だから才能あるやろ」と言われて気持ちが動く聡子。自分も姉達のようになれば糸子がこちらを向いてくれるかもしれない。なのに一瞬で糸子に否定されてしまった。

その感情の流れをほとんどセリフ無し、目の動きや表情だけで演じる安田美沙子が可愛くてねー、もう!

思わず「ああ〜、聡子、頑張れよぉ〜💦」と声かけてしまったよ。

安田美沙子、あんなにいいとは侮っていたわー!反省‼︎

 

直子の方は頑固さがたたり店員に逃げられ、追い込まれて泣いて電話をしてくる。

それを助けるのに誰か東京に行かすかという事になり、昌ちゃんを…と決まりかけたところで優子が「自分が行く」と言い出す。

本当に直子のデザインを理解して助けられるのは糸子でも昌ちゃんでもなく自分だ、と。

またも世代の感覚の違いを感じる糸子。それでもそれをハッキリ言えるほど強くなった優子を頼もしくも感じる。

うーん、糸子も母親なんだねぇ。

 

直子へのコンプレックスやあれこれ上手くいかなかった事を乗り越えて強くなった優子がやってきて、泣いてしまう直子。

よほど心細かったんだ。これから2人で店をやっていくことでお互いの才能が磨かれていくんだろうか。

そして、今だに直子のデザインをいいと思えない糸子と、あっさり「うちも着たい!」と言える聡子。

あー、時代は移り変わるのね〜。

 

さて、今週の後半は今度はテニスで休止だそうですよー。

……。

ツライわ〜。

 

 

 

「カーネーション」第18〜19週 三姉妹本格始動!世代が変わっていくのを感じつつある糸子が切ない……。そして、やっと再開だー!

放送日より放送休止日のほうが長くなってわけわからんわー!という状態の「カーネーション」。面白いからこそ辛すぎる💧

あー、しかし大相撲も終わり、やっと、やーっと明日、いや日付変わって今日から放送再開。

頼む!あと38話(多分)一気に放送して〜💦

 

さて、18週は「ライバル」。その通りに優子と直子が大人の俳優さんに交代(聡子は次週)し、同性の兄弟という特別な関係を詳しく描き始める。

自分は弟しかいないので同性の兄弟ってどういうものなんだろうと考えてみることが結構ある。血が繋がっているというだけで一生近い所にいる相手。必ずしも気が合うとも限らないし、と言って嫌いにもなれない。性別が違ったりすごく年が離れていれば言い訳も立つのだけど、そうでないと周囲も自分達もついつい比較する。中々大変だ。ましてや同じ土俵で才能勝負をするとなるとどんな事になるのか。

スポーツ選手で大成する人に次男次女が多いのは、上がいる事でスタートが早くなる事や少し先を行くライバルが近くにいるからという話があって、確かに一理あると思うけど、その上の立場の人からしたらたまったもんじゃないのはわかる。浅田舞がグレてたのもそりゃあそうねー、と思う。

 

糸子の娘達は3歳違い。優子高3、直子中3、聡子小6。

わりとぼんやりな上に優子とは6歳違う聡子はともかく、優子と直子は子供の頃から何かと張り合ってきた。それは勝気な直子の性格によるところが大きい。少し前を歩く自分と近い血の相手。初孫で祖父母に特別可愛がられて育った優子に対し、きかなくて困り果て遠くの叔父の家に預けられた直子。戻ってからも祖父であるおとーちゃんは優子びいき。

あー、これな、わかるよ〜。親はまだ子供に対して平等であろうとしても、じじばばは責任無いからなぁ〜💧

自分も父方の祖母にすごく贔屓されていた。孫としては3人目なのだけど、上2人は男で初めての女の孫が可愛かったらしい。数ヶ月違いでもう1人女の孫が産まれたのだけど、彼女と比べてもなぜか自分ばかり可愛がられた。ましてやうちの弟にはかなり関心が薄く、自分の大学入学のときにはビックリするような額のお祝いをくれたのに弟のときはスルー💧2つ違いなのに。

祖母が弟を嫌いとかじゃないんだよね。すり込みというか、特別感だったんだと思う。祖父母の愛情は無責任なんだなぁと思ったもんです。

カーネーション」もそうなんだろうなぁ。なにしろあのおとーちゃんだものね。理屈は通じない。本人に悪気は全くない。けれどそれを受けた孫達の方はね、覚えてるんですよ、ずーっと。うちの弟も今だに「俺のことはどーでもよかったんでしょ」って言うしなぁ。

直子が優子に負けまいとなんでも張り合うようになったのも、元々の性格だけではきっと無い。

 

優等生で人の関心を引くのが上手い優子と甘え下手の直子。祖父であるおとーちゃんも父親の勝さんもいなくなり、祖母のおかーちゃんは皆に優しい。となると後はいかに母親である糸子の気を引けるかが勝負。皆糸子に見てもらいたいのだ。そこが切ない。

糸子が娘達に愛情が無い訳じゃない。むしろ逆だ。だけれども長いこと一家の大黒柱としてがむしゃらに働いてきた糸子は、多分自分自身と比べても仕事が優先なのだ。

だから娘達はその仕事を目指すようになる。母親に関心を向けて欲しいから。なるほど「コシノ三姉妹」の始まりはここなのね。

 

18週の冒頭から、親と子の血の繋がりや世代交代を感じさせるシーンがいくつもあった。

糸子の子供の頃のように朝起きられない娘達。かつてのおとーちゃんのように理不尽な理屈でいきなり娘達に怒る糸子。おばーちゃんの得意だったいわし料理を美味しく作るおかーちゃん。

あー、確かに血が繋がってて、繋がってなくても一緒に暮らしてきた家族で、そして世代が変わっていっている。

糸子が仕事でおとーちゃんに認められようと頑張っていたように、娘達が糸子に認められようと頑張っている。

家族っていいなぁとベタな事を思ってしまうくらい、時の流れが生き生きと描かれている。「カーネーション」のこういうところが大好きだ。

 

一方で、世代交代というのは若者の成長であるのと共に上の世代の衰えでもあるという厳しい現実も浮かんでくる。

流行のデザインをどうしてもいいと思えない糸子とスッと受け入れる直子。その「いいと思えない事」に不安を感じる糸子がツラい。

センスというどこにあるのか分からないのに確実に存在するもの。

今までは自分がステキと思ったものがそのままお客にウケたのに、だんだんズレてくる怖さ。

これは色んなジャンルで起こる、誰でも年を重ねた時に一度は感じてしまう事だ。

あー、わかるよ、わかりたくないけどわかります💧

かつておとーちゃんが糸子を見て感じた事を今糸子が娘達を見て感じている。あー、残酷だよ本当。

「ライバル」とは娘達同士の事だけでなく、糸子と娘達とのことでもあるのね。

おとーちゃんはそうやって引退してしまったけれど、糸子はこんなとこでまだ負けるような人間じゃないはず。この「センス」の差を知識と経験で乗り切れるパワーがあると期待して先を見たい。

 

優子と直子は服飾の学校、聡子は高校に上がった。

卒業して店を手伝い始めた優子と、優子の取れなかった賞を取り脚光を浴びる直子。直子への嫉妬を押し込めて平静を装う優子と、そんな優子に苛立つ直子。あー、同性の兄弟、1番近い「ライバル」はシンドイなぁ。

先にスタートを切った直子に対して優子がどう巻き返すのか、まだ参戦していない聡子はどうするのか。ヒリヒリするけど目が離せないのが、上手いんだよねー。気になる。

 

本筋以外のネタも時代を感じさせて色々楽しめる。

直子の同級生男子3人が出てきて「おー!ニコルとピンクハウスとケンゾーだぁ」とウケてしまったわ。こういう史実ベースのドラマはこういうのがまた楽しかったり。

 

三姉妹役は新山千春川崎亜沙美安田美沙子

新山千春安田美沙子はバラエティの人って印象だし、川崎亜沙美は知らなかった。

けれど、それぞれキャラにすごく合ってて中々いい。特に直子の川崎亜沙美は気が強いけど気持ちを出すのが上手くない様子を目線だけで表していて「おー、直子だぁ」と感動した。

聡子の安田美沙子はまだ出番は少ないけど、ぼーっとしてるけどでも実は色々考えてる感じがよく出てる。

優子の新山千春は外面が良くてちゃっかりしていてなんかイラッとさせる雰囲気が上手い。

どうなのか心配だったけど、よかったなぁ。

 

あー、こうやって色々書いてると次から次へと喋りたいことが浮かんでしまってキリがない。

これこれ〜、こういう風にドラマを楽しみたいんだよー。

久しぶりにTwitterでドラマ感想も見れるなぁ。

楽しみだ。

 

 

「あさイチ」で北川悦吏子の裸の王様っぷりを見て空しくなった……でも大河は許さんよー!(笑)

気持ちはもはや「まんぷく」で、すっかりリタイヤしていた「半分、青い。」ですが、今週水曜日の147話が大変ネットをザワつかせ、バズった番組を再放送する枠でもやるという事で、どんなものかと夜のBS再放送で久々に視聴。

ついでに木、金と見て、怖いもの見たさでに「あさイチ」プレミアムトークも録画。華丸さんの勇姿が見たいという好奇心が抑えられなくて(笑)

 

で、感想はですね。

「ふーん…」としか言いようなかったです。

話題のキスシーンですけど、朝の作業場で徹夜して寝ている男とやってくる女、その後の物音で我に帰る……という展開で浮かんだのは「おっ、『カーネーション』?」でした(笑)

そして巷で言われてる「キュンキュンきたー」とは全く思えず。なんというか、うーん「使い古されたネタだなー」としか……💧

いや、このドラマが好きじゃないとか以前に何にも目新しくないエピソードじゃない?どーしたんだ「(20年前の)恋愛の神様」!本領発揮のシーンじゃないのか⁉︎

寝ているところにコッソリキスしようとして、気づかれて、でも否定せず向こうから受け入れてきて……って少女マンガの展開パターンよね。突っ込むとこかな?

いかにも北川悦吏子的な「音はこわく 風はやさしく 律はあったかい」とかポエムなセリフを鈴愛が言うけれど、そもそもガサツで漫画家としてもやっていけなかった鈴愛がいきなりステキっぽいセリフを言っても取ってつけた感満載で違和感しかない。タモリがミュージカル嫌うみたいな感じ。律も同様。脚本家が書きたい事をキャラに合うとか考えず、言わせたいから言わせてるだけとしか。

Twitterなんかでは「アラフォーなのに何やってんの?気持ち悪い!」みたいなコメントたくさん見た。自分はアラフォーの恋愛書くのも全然ありだと思ってるけど(10月からは「黄昏流星群」もやりますね)、さすがに永野芽郁佐藤健が流石にアラフォーではないのがバレバレなシーンになってしまってた。

そもそも2010年ごろのアラフォーがあんな老けた髪型しないよなぁというのがあって、けれど永野芽郁は普通にしたらやっぱり若さでちゃうしねという苦肉の策なんだろうと。でもずっと「なんか高校演劇の老け役っぽい…」と思ってたのが、あんなふうに髪型わかりにくい体勢でアップになると肌質がもう10代丸出しでねー。

そもそも言動が大人になってないアラフォーキャラを18の子にやらせるのはハードル高すぎるよ。いつも朝ドラでモヤるとこだけど。

個人的には一代記をやるなら20代後半から30代前半の女優さんが1番ハマりやすいと思う。

「べっぴんさん」も高校演劇感丸出しだったしねー💧

 

その後の木、金の展開も薄い内容で、宣伝記事では「ラストの2週間とは思えない程の怒涛の展開で目が離せません!」となってたけど、完全に終わり前の引き伸ばしモードとしか💧

 

そして、今回の「あさイチ」、事前収録の北川悦吏子と華丸さんのトークもなんか、「で?」としか言えなくて💧中身ないなー。

なんだか哀れに見えてきてしまった。

そもそも、自分はドラマは楽しむために見てるのでわざわざイラつくものは見ないんですよー。特に朝ドラは。

半分、青い。」もどうしても豊川悦司が見たかっただけでそこまでは頑張ったけど、神経逆撫でするしかしないヒロインと、ご都合な出来の悪いストーリー展開にイライラして朝から気分が悪かった。

それでも当初はツッコミを楽しむという見方もあるし、実際Twitterのツッコミタグが面白かったのだけど、だんだん揚げ足取りばかりになってきて叩くためのネタ探しで殺伐とするし、本タグは盲目的に脚本家を褒めそやし、さらにアンチタグに出張ってきて喧嘩を売る。もうめちゃくちゃで、バカバカしくてどっちも見なくなった。

その原因の一つが明らかに脚本家がTwitterで余計な事を書いているからなのに、控えるどころかアンチをブロックして煽ってますます炎上。さらに脚本家の裏アカとウワサされるアカウントがまた喧嘩売りまくってて、本当にこれが脚本家の裏アカなんだとしたら、表に出る仕事は一切やめた方がいいと思う。

アンチはアンチで岡田惠和のラジオにゲスト出演したのをワザワザ聴いてまた叩きまくるし、もうなんなんだろうなぁと。

こちらは単純に、朝これから仕事行くよーっていう時なのだから楽しいものを見たいだけなんですよー!なんなんだ?この殺伐とした戦いはなんのためなんだ?と腹立たしくさえあるんですよ。

 

ネット記事で「北川悦吏子が満身創痍の自分ネタを毎日明かしたり毎日記事になったりして頑張ってる」というようなことを書かれてたけど、まさにこの炎上商法が揉め事の原因になっている。

終盤に向けたくさん出ているインタビューでも「大河のオファーもらってみたい。絶対断るから。それよりアニメやりたい」とか、わかりやすくアンチを煽ってきていて、またそれにキッチリアンチも擁護派も乗ってきてまた炎上。

そしてそこまでしても平均視聴率が、好評だった「あさが来た」はしかたないとしても、賛否両論の「とと姉ちゃん」や「花子とアン」にも及んでないのだそうで、なんだか痛々しさすら感じてしまう。

とと姉ちゃん」の脚本家は放送中はコメントは一切見ないでやると言っていたし、「花子とアン」の人は割と出る方ではあるけど、Twitterはやっていない様子。

結局、脚本家は裏方でしかないのであれこれ出てきても、制作側視聴側どちらにもいいことはないのだという見本になったのである意味良かったのかも。

あさイチ」での対談でも、律のプロポーズが唐突であれは受けられないという華丸さんに対し「やつはあの時言おうと虎視眈々と狙ってたんです」と言い続けるけれど、華丸さんは「あれはわからない」とあくまでも普通の視聴者目線のコメント貫いていて笑った。

結局、Twitterであれこれ言い訳してもドラマ見て通じないものは視聴者は納得できないのだ。ドラマなんだから当然なんだけど。

 

この脚本家はいったい何がしたいのかと、普通に不思議に思う。

自分は好きではないけど、ここまでやらかしても盲目的なファンがいるのだから何かしら作品の魅力はあるんだと思う。それを素直に書くのではダメだったのか?

インタビューで野心を持つ事を推奨していたし、見た感じでも本人も野心家で負けず嫌いなんだと思う。勝ちたいと思うのはいいんだけど、一体どこと戦ってるのかわかんないんだよ。視聴者を敵にまわしてもいい事ないでしょう?お客様なんだから。

「大河のオファー断りたい、アニメやりたい」で大河ファンやアニメファンを「ナメるな!」と怒らせて何かいい事あるのかしら?

おそらく大石静を意識しての発言なのでは?と思う。朝ドラヒットさせて大河書いてまた朝ドラ書いてアニメまでやって、今だにゴールデンタイムで連ドラ書いてヒットさせている、北川悦吏子より1世代上の女性脚本家。

けれど、北川悦吏子は絶対大石静になれないでしょう。書けるものの間口が狭すぎるんだよね。結局恋愛モノしか書けないのだし。

 

北川悦吏子の売りは独特なセンスのセリフなんだろうけど、センスで押し切れるのは若いうちだけ。それはどんなクリエイターでも同じ事。歳が行けば時代のセンスとはどうしても離れていく。それを埋めるのが経験や知識なのに「取材はしない」と公言して、その通り適当な業界ネタを書いているんではしりつぼみなのは当然。まして恋愛モノが成り立ちにくい時代に、自分と世代の違う人の恋愛を書くという難しさ。今度の朝ドラを見ていて自分ですら古さを感じたのにもっと若い世代に響くんだろうか?

恋愛エピソードに限らず、「高嶺の花」の野島伸司とともに、あちこちで言われていたドラマに感じる価値観の古さの修正はかなり難しそうだ。

「女は若くて可愛くてなんぼ」「男は稼いで女を養う」と言いたげなシーンが何度も出てきたけれど、今時その価値観でやっていけるのか?

最近、自分が女性脚本家のドラマを見やすいと感じることが多いのだけど、それはバブル以前のそういった価値観から抜け出ている人が多いからだ。

義母と娘のブルース」では、明らかに年上の亜希子を麦田が好きになっても、年の差やキャリアの格差については誰も恋愛の障害として見ない。亜希子がかつての部下だった田口を紹介するときも「一緒に働いていた方です」と言って、上下関係には触れない。色んな目線がフラットで、「半分、青い。」で正人の恋人が10歳上のキャリアウーマンなのをひとしきりイジるのとは正反対だ。

「ぎぼむす」脚本家の森下佳子は71年生まれ。くしくも鈴愛と同じ歳で北川悦吏子の10歳下。

結局、北川悦吏子が自分より10歳下のヒロインですら書けてないことがわかってしまう。

本当はなんでも世代でくくる話って好きではないのだけど、クリエイター、特にストーリーを作るような人達は、作品でなんとなく世代がわかってしまうところがある。価値観が出来上がるまでに吸収してきたものに影響されるのだから当然か。

現代の感覚へアップデートしていける人も大勢いるけれど、少なくとも北川悦吏子は出来ていない。というよりする気がないのでは?と思う。

以前女性誌でオバさんを感じさせる事として「自分が全盛期のメイクやファッションから抜け出せない」という記事を見てなるほどーと思ったけれど、北川悦吏子もそれなんだろうな。

90年代にチヤホヤされた時の自分から抜け出せていないのだ。

 

そして「半分、青い。」で当て書きした事を得意げに話していたけど、正直さほど上手い当て書きとも思えない。やっぱり、舞台出身の脚本家のほうが当て書きが上手い。なんでだろう?観察力の違いなのかな?

三谷幸喜が「当て書きというのはその人らしい役を当てるのではなく、その人がやったら面白いだろうという役を書く事」と言っていたのだけど、そういう意味では佐藤健の律は誰もが佐藤健から連想する程度のキャラで「佐藤健にやらせたら面白いだろう」という役にはなってない。「義母と娘のブルース」での麦田役の方がよほど印象的だ。

結局、Twitterでもインタビューでも喋れば喋るほど底の浅さが見えてしまって切なくなるくらいだ。

 

「大河を書く」というのも、今回の朝ドラで構成力も取材力もないのがバレてしまったのだから、どう考えても難しい。

このところ朝ドラ書いて数年後に大河を書く脚本家が多いからの発言なんだろうけれど、内容的に長い時間のドラマに向くもの向かないものってどうしてもある。

去年の「奪い合い、冬」のようにぶっちぎった内容をツッコミながら楽しむというのもドラマとしてありと思ってるけど、じゃあそれを毎朝15分半年とか、日曜夜に1年間見続けられるかというとそれは無理。あれは週末の遅い時間に7回だから楽しめるものだ。

今回随分と既存の朝ドラを否定して「違う事をやった!」と得意げだったけれども、果たして効果的だったろうか?

自分が見ていてつまらないと思ったのは朝ドラフォーマットから外れてたからではなく、単に半年見せ続けるだけの内容になっていなかったからだと思っている。

インタビューで「うまくいかないシビアな事を逃げずに書いた」と言っていたけれど、こちらから見ればシビアどころかわかりやすくご都合展開の甘い世界だ。

たまたま有名漫画家と会ってスカウトされてタダで東京暮らししたり、シングルで無職なのにたいして近い親戚でもない別れた旦那の叔母に子供の習い事の金を出させたり、世の中そんなうまい話があるかい!」という事ばかり。

そしてヒロインは無知で自己中心的なのになぜか皆でフォローしまくる。

何しろ「発明する」はずが実際にやってるのはほぼ100パーセント律で、資金まで律の退職金で本人はいるだけ。なんだろう?なんか弱み握られてるの?夢の世界か!

この脚本家の書く程度の内容はとてもじゃないけど1年見続けるの無理すぎる。

 

噂どおり、土曜の150話で東日本大震災が起きた。あと6話でだ。

「気安く震災ネタを使うな!」と既にアンチが騒いでいるけれど、もうどうせ大した事書くとは期待してないのでまあいいんです。

これだけの裸の王様っぷりに同情してしまいそうだし。

ただね、半年つまらないドラマが垂れ流されてるのを見逃してあげたのだから、せめてネタでも「大河書きたい」とかやめてください。

こちらは大河や朝ドラが面白いといいなといつも期待してるんですから。

それは許さないよー。

 

 

 

 

 

 

 

夕方再放送、次は「あさが来た」ですか。NHK、本気ですね(笑)

カーネーション」が絶賛再放送中(なのか⁈

モヤモヤしてるけど!)の夕方の朝ドラ再放送枠。

次は「あさが来た」の放送が発表された。

あー、はいはいなるほどー、この枠を定着させようという意欲はよーくわかった‼︎

そうねそうね、それくらい人気のものを持ってこないと視聴習慣つかないよねー。

ストレートな作戦だ(笑)

 

それにしても、「カーネーション」は 3週間休んで1週間の放送、でまた 3週間休んで2週間の放送、しかも 3回休止して2週間休み、って 3ヶ月で 3週分しか放送してないのだよ!

まさか現行朝ドラと同時に始まって、1日2話放送して半年で終わらないとは……💧

これは連続ドラマと言えるのー⁉︎(T ^ T)

でも見るけどね。待ってるけどね。

そして「あさが来た」は当時全部見たと思うけど、今見直したら面白そうだ。

 

しかし、その先は何を放送するんだろう?

のんちゃんの事務所トラブルさえなければ「あまちゃん」放送したいんだろうなー。

「いだてん」クドカン繋がりで話題に出来るし。

ここ最近で評判良かったやつってあとなんだろう?

 

ここはひとつ、「あさが来た」の次は「ゲゲゲの女房」でいかがでしょう?

「アイデア」大ヒット中の星野源も出ておりますし、ヒキはバッチリですよー(笑)

今日の「あさイチ」のテーマ、地味にヤバそうだなぁ💧

今日も8時15分にNHKに変える。

少し早かったので朝ドラのラストシーンが映ったのが、ガッツリキスシーン(笑)

これはこれはと思って見ているとやはりMC 3人が照れて、華丸さんに「しそうでしないのが朝ドラじゃないの?ー」とツッコム大吉さん。

いやー、朝ドラ受けってツライお仕事ですなぁ(爆)

 

で、今日の内容。

冒頭の短めのテーマは新しい主婦の在宅ワークについて。「RAP」という(だったかな?💧)、単純な事務作業をロボットに教えるためのデータ用に、実際に蓄積させる作業をするというもの。パソコンがあれば在宅で1日2時間くらいから、時給2000〜 3000円で、稼ぐ人は年収240万とかあるそうだ。

パソコンが普通に使えれば、1ヶ月半くらいの研修で誰でも出来る。今は人手が足りないので研修費は5万円くらい。この先はもっと上がるかも。

 

……と、いい事づくめの内容に、MC 3人もゲストもピンとこない様子。

恐る恐るデメリットを確認する大吉さんに対し、「240万円っていうのはかなり仕事を入れてる場合ですけど」とレポーターが説明するけど、そういうことではなくてさー。

自分は見ていて不安になった。「あー、なんか特殊詐欺グループがウォーミングアップ始めそう……💧」って。

 

「パソコン一式買えばデータ作業で取り戻せますよー」って言われて買ったら「スキル低くて仕事回せない」とパソコン代だけ取られたとかいう詐欺商法は昔からあるけど、今回の話は絶対こういうのに利用されるでしょ!

NHKで紹介してた」という言葉の安心感たるや……!

NHKだからこの仕切ってる派遣会社の名前も出てないのがまたマズそうだよ。

世の中、たまーに美味しい仕事は確かにあるけど、大半はそうではないんだよー。あさイチ見て興味もった人たちが皆無事であるよう、朝から祈っちゃったよ💧

 

そして、その後の本日のメインテーマは「ちりつもで借金」……って、連動してるのー⁉︎

まあ、よく言われる「少しだけ、と思って借りたらいつのまにか高額の借金になっていて身動き取れなくなる」という状態についての対応をアドバイスするようだ。

なんか、こういうのももうずーっと変わらないねぇ💧

自分はビビリだし金銭感覚弱いのも自覚あるのでキャッシングはしたことない。

けど、ラジオで良くかかる過払い金のCM聞くたびにモヤモヤするんだよね。

「結婚指輪を買うために借りたのが始まりでした」とか言ってるけど、結婚指輪を借金して買うようなら結婚するなよ!と毎度突っ込んでしまう。ちゃんと生活出来る金銭感覚持ってからにして!

あさイチでも、生活費の足しにと1〜 3万くらいの少額を借りたりと主婦の債務超過が多いとかやってたけど、そのぐらいの額やりくりするとか我慢するとか、まず「借りる」選択肢は外しておいてよー💧

言われてる事だけど、日本は本当に借金教育が行き届かないんだなー。

宮部みゆきの「火車」という本を読んでつくづく「借金怖い💧」と思ったし、いい借金教育の教材だと思うのだけど、あれって20年は前の本だよね?バブル以降、度々問題になる多重債務だけど、もうちょっと広めていけないのかね?

1万円でも借金は借金‼︎怖いんだよーって。

 

でもこの前、芸人のくっきーが若くて売れてない頃、キャッシングしたらすぐお金が出るから気持ちが大きくなって周りに奢ったりしてあれこれ使って気づけば600万とかやってて、げんなりしたんだよなー。それ1番ダメなやつ、って。

今ブレイクして返せてるけど、その向こうにはそれで破綻した人がたくさん見えるよ💧こういう感覚の人にはきっちり教えないとー!

闇金うしじまくん」をちょっと借りて読んで半分も読めずにギブしたけど、だから借金怖いんだってば!

 

冒頭だけ見て出勤しちゃったので全部は見てないけど、あさイチみたいな生番組って時間の制約で突っ込みきれないことも多いから、ちゃんとやって欲しいなぁ。

朝から怖かったです💧

「マッサン」改めて見るとよく出来てるなぁ。これなら「昭和元禄落語心中」も期待できる

Twitterを眺めていたら羽原大介氏が「昭和元禄落語心中」についてつぶやいていたのを見かけた。

なんでだろう?と確認したら脚本担当するのだそうだ。

元々「菊比古が岡田将生‼️それは見なくては❗️」と思っていたけど、脚本がこの人ならますます期待できそう。

羽原大介氏は今BSで毎日再放送している「マッサン」の脚本家なのだ。

 

「マッサン」の本放送は2014〜2015年にかけてだったのだけど当時朝ドラを見る習慣がなく、堤真一の役がいいという記事を見て途中から見始めた。

なのでせっかく再放送が始まったしと4月から改めて見始めて、今週で最終回を迎える。

そしてこのところつくづく思うのだけど「マッサン」って実はとてもいいドラマだ。

当初は王道朝ドラフォーマットにのっとった無難な作りで、及第点ではあるけれど特別インパクトもない、と思っていた。

けれど、その基本的な要素をきちんと取り入れながらそれぞれのキャラクターが立っていて、エピソードも間延びせずにキッチリ半年進めているのはよく考えたら結構凄い。

自分は朝ドラを見るようになってから4年くらいでまだまだあまちゃんですが、途中で挫折したもの、飛ばし見のもの、完走したものそれぞれある。この4年のなかでは「ひよっこ」が一番好きなのだけれども、そんな「ひよっこ」でも突っ込みたいことはある。全体の構成のバランスが悪い印象なのだ。「ひよっこ」の脚本家は朝ドラ3本目のベテランで、確か「エピソードを月曜に始まって土曜に解決の形にこだわらず書く」とインタビューに答えていた。けれど、意外と土曜でケリがつく事も多くて、あれ?結局フォーマットに引きづられるんだなと思った。そのせいか、後半に出したはいいけど描ききれなかったキャラが何人か出てきてちょっとガッカリしたのだ。

後半の頃のインタビューで「当初は10年くらいを書くつもりが4年になった」とも言っていて、やはり半年の長丁場、週に15分×6話という特殊な形態のドラマを構成するのは大変なんだなぁと思う。 

そんなかんじで見てみると「マッサン」のエピソード配分は後半のエピソードを伸ばした感じもなく程よく書き込まれていてモヤモヤ感がしない。

 

特に余市の恩人熊さんの息子一馬の出征エピソードとマッサンの甥の悟のシベリアからの帰還のエピソードが良かった。そう、戦争についての触れ方が上手いと思う。

戦争をまたぐ朝ドラは多いけど、描き方がなんだかなぁというのが多くてモヤモヤするのだ。

主人公が女性で(マッサンは一応一番手は玉山鉄二ではあるけど)直接戦争に関わらないので、描き方はそれぞれな分酷いのは酷くてねー。

最近ので1番おいおいと思ったのは「とと姉ちゃん」。家族が女ばかりで出征が全て他人事で、同僚の出征も簡単。東京住まいなのにさほど食べ物に苦労してるフシもなく、「栄養不足で肌が痒くなりました」のナレーションだけ。戦争中感が全くなかった。

「朝から戦争描写は辛い」という戦中世代の声もあるそうだが、戦争を知らない世代が大半になったからこそドラマでキッチリ描くべきじゃないのかな?朝ドラはリアル戦闘シーンはほぼ無い分やり方はあるはず。

「マッサン」は1人が出征することによる周りの反応を1週間つかって描いたり、そして彼が戦死したことの哀しみ、彼が遺したものを描いた。そして戻る事のできた人間も深く傷ついている事と、それを癒すものこそウイスキーなのだという、王道の展開を丁寧に描いていてなんだか泣けてしまった。

現行朝ドラの「既存の朝ドラをぶっ壊す」と威勢はいいけど、壊しすぎてドラマの体をなしてない様子を見てると、朝ドラの王道を真っ直ぐに行く「マッサン」がいかに真摯に作ってるのかよくわかる。

そう、「王道」悪くないよ!ドラマとして面白い方が大事!

そもそも「マッサン」はヒロインが外国人という大冒険をした分、それ以外の所を手堅くまとめてきてていいと思うのよ。

無駄にポジティブシンキングなヒロインと好きなことへの才能はあるけどほかはボンクラな旦那、という朝ドラ王道の夫婦設定も最後までブレなかったからこそ半年分見てきたのが報われた感じだし。

最後までマッサンは融通きかない坊ちゃん育ちのウイスキーバカだし、エリーはひたすらマッサンを信じてて、まあ馬鹿ップルなんだけど(笑)それでも憎めないように描くのが脚本家の腕だよね。

あ、朝ドラにありがちな浮気疑惑騒動が無いのも良かったなぁ。マッサンはダメ男だけどエリーのことはいつも大好きで、挨拶のハグすら引き剥がそうとするくらいだ。一途、いいよね!

 

そんな「マッサン」ももう終わりだけど、そういえば最終回前日の金曜日、「あさイチ」のゲストにシャーロットが来て、有働さんが泣いちゃって泣いちゃってイノッチがハンカチ差し出して「あー、これが噂の!」と思ったなぁと思い出した。

有働さんが本気で見てる感じが良かったなー。

あさイチメンバーは第一弾は事故にあったと思って、10月からの「まんぷく」は心から楽しんで欲しいなぁ。

菅田将暉も出るしね!(笑)

きたきた〜! 今日買ったマンガ

日付変わりましたが連休中日の日曜日、楽天から荷物が届きました。

中身はコレ!

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ゴールデンカムイ15巻、アニメDVD同梱版

表紙は月島軍曹!

 

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フチは白石(笑)

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中身はコレ

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出しました。

 

普段はなるべく本屋で買うんだけど、アニメ同梱版は要予約なので楽天ブックスで。

アニメは土方VS尾形のエピソードなので、主人公とヒロインがおまけ(笑)

いきなり人がバッサバッサと斬られる殺伐としたお話ですねー(笑)

まあ、みんな人気キャラだからいいんですけどね。

 

アニメ2期、なんだかんだで楽しみにしてます。もうすぐだなぁ。