気づけば配信が始まっていたので、RADWIMPSの「棒人間」を買った。
「フランケンシュタインの恋」の主題歌ですね。
気づいたらこの半年、本当に星野源しか音楽聴いていなくて、それ以外のミュージャンの曲を買って聴くのは久しぶり。
コンサートは行ったりしてたけど。
つくづく自分は音楽に関心がないのだなぁと笑える。
RADWIMPSも去年の大ヒットはあちこちで耳にする機会はあるものの、「へー売れてるのねー」というくらいの関心しかなかった。
CMの曲なんかも「あーラッドだねー」くらいの関心だったけど、
この「棒人間」凄くツボに入った。
ちょうどいま、ボーカル野田洋次郎の主演ドラマをやってて、それでも思ったけど、とても印象的な声だ。
美声とかそういうの以前になんだか引っかかる声というのは、大事だ。
オペラとかクラシックはともかく、こういう音楽って「何か気になる声」の方が絶対強い。
まあ、去年の大ヒット曲を出した人間捕まえて何言ってんだか?という感じだけど(笑)
自分がこの「棒人間」がすごく引っかかるのはドラマとあまりにも合ってるからだ。
ドラマやアニメの主題歌って、タイアップだけが目的で、内容が全然合ってないって時代もあったけど、今は割と合わせてる曲が多い。
でも当然ながら上手くハマったものと、そうでもないのがあって、
去年だと、やっぱり「恋」は凄かったなぁと思うけど、「棒人間」もハマり度合いでは負けてないんじゃないだろうか?
ただ「逃げ恥」と違うのは「フランケンシュタインの恋」はドラマがどうも惜しいんだよねー💧
どっちかというと、ドラマが微妙なところをラストにかかる主題歌で持ち直してる感じがする。
ドラマ、惜しいんだよ、ホント。
綾野剛は間違いなくいい。あんなに可愛らしい演技ができるとは。
普通の青年の柳楽優弥もいいし、意外だったのが新井浩文。
ヤンチャじゃない役を初めて見たけどこんなに良かったのかー。
ただ、二階堂ふみ演じる継実のキャラ設定が中途半端で魅力を感じないんだよなー。
難病キャラだけど、我が強くて自分のやりたいことを押し通すのがあんまり可愛くできていない。
意志が強いとか良い方に見えなくて自分勝手キャラにしか見えない。
二階堂ふみに似合うキャラにしようとして失敗したって感じかな。
ストーリー展開もちょいちょい粗が見えるのが残念。
川栄李奈なんかかわいいんだけど、彼女のエピソードを入れるなら、二階堂ふみの背景をもっと描き込んで欲しいなぁ。
そしてかなり言われてるけど、キノコ描写。
これは確かにダメな人は生理的に無理だろう。
結構リアルだし。
先週のラストで長いこと咲いてない桜に花のようにキノコをビッシリ咲かすシーンは「なんだそれ!」って思わず突っ込んだよ💧
細かいものがビッシリってなかなか不気味だよ。
ここ数年「キノコ女子」とか言ってたからイケると思ったのかもだけど、そんなコ少数だからね!
と言っても、毎週ちゃんと見てしまうくらいには面白い。
達者な俳優ばっかりで安心して見れるから。
そしてエンディングがやっぱりいい。
綾野剛だけしか出ない、ヒロインすら出ないという潔い作り、主人公の魅力をこれでもかーって入れ込んだ上にかかる「棒人間」。
うーん、いいよなぁ。
すっごくあれこれ語れるほどのインパクトはなくても、ついつい見ちゃってなんかいい気分になるなら充分いいドラマだよね。