温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

昨日買ってきたマンガ

ふらっと本屋に寄ったら「本日発売」と置かれてた。

前に発売予定が12月31日となってたので、「えー?そんな日にち?面倒だなー」と思っていたら、流石に実際の発売は仕事納めの日でしたか。
前巻が2月に出てるので10ヶ月ぶりの新刊。ほぼ年一回のお楽しみ。そういえば前巻の感想書こうと思って書きかけで放置してた💧

よしながふみは「大奥」の連載が話題になってからもしばらくは手を出していなかったんだけど、文庫が出てたのでふと買ってみた「フラワー・オブ・ライフ」が面白くて、出てるコミックスを端から読んだ。
で、某バスケマンガの同人誌をやってたというのを知り、ちょうどそのマンガにどっぷりハマっていたのでどうしても読みたくて何冊か手に入れた。
二次創作としては王道の、設定はそのままで原作のエピソードの間を埋める形の作品でとても面白かった。あー、なるほどこの間にこういうことがあったかもしれない!という説得力があった。

「大奥」を初めて読んだとき、その二次創作スキルを全力で発揮してる作品だなーと思った。
自分のようなそう歴史詳しくない人間でも徳川15代についてはざっくりはわかる。そんな誰でも知る実際に存在していた人物の記録と記録の間をうまく埋めて、しかも「将軍は女だった」という一見トンデモ設定にするために作り上げたエピソードの説得力が流石でしかない。
話が進むごとに、知っているはずの人間がどういう設定にされて登場するのかがワクワクしてたまらない。
よしながふみは自分はフェミニストだと言っていて、不勉強な自分はフェミニズムについては詳しくないのだけど、「大奥」を読むとよしながふみの考えるフェミニズムというのはこういうことかなと思う。

15巻ではついに14代将軍家茂の世に。大奥の終わりも見えてきた。すでに後の15代将軍になる一橋慶喜も登場してるが、意外なキャラクターに描かれていて驚いた。どういう決着をつけるのか全くわからない。ましてや和宮が……。どうするのー???もうよしながふみにひたすら転がされるしかないよ、ホント(笑)

ツライのは新刊がほぼ1年後な上に、だいたい「えーっ?ここで⁉︎」ってところで話が終わるので次を待つのがシンドイところだ。
今回の15巻も「えー⁈」とまさかのところで終わっていてツライ。
最近よくある手法で「この続きは現在発売中の本誌で読める」ということで本誌を買ってしまおうか悩み中。昨日本屋で迷ったんだよねー💧

ということで、大事な年末年始休みの日初日、やる事山盛りなのに、「大奥」の15巻を読み、遡って13、14巻と読みふけり、見事に無駄に過ごしたという幸先のいいスタートを切りましたよ。あーあ(笑)

ところで、ずっと気になってるのだけど、「大奥」はいつも「よしながふみのSF大河ロマン」と紹介されるけど、これはSFなんですかね?SFの範疇がよくわからない。「サイエンスフィクション」なところというと「赤面疱瘡」という架空の病気くらいだけれど、こういうエピソードが一つ入ればSFなのかしら?
ジャンル分けには拘らないけど、あまりにも普通に想像する「SF」と違うもので、気になっていた。
どうなんだろう?