温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「MIU404」第9話  間に合った……!

第9話「或る一人の死」。

こんなに毎回サブタイトルが注目される連ドラって中々ないんじゃないのかな?
明らかに今週誰か一人の死が描かれるわけだ。それはいったい誰なのか……。
また、伊吹や志摩が哀しむようなことになってしまうんだろうか?
放送前からもうすでに制作チームの術中にハマっている。

桔梗隊長宅に盗聴器をしかけたのがエトリのつながりのある組の仕業と判明。
そしてその組に成川が出入りしていることもわかる。
エトリを、成川を押さえるため4機捜が動く。
それぞれに「間に合わなかった」経験で傷を持つ伊吹と志摩、成川が落ちるスイッチになったことを悔やむ九重、こんどこそ間に合うことができるだろうか。
そして、ハムちゃんが拉致された……。

こんな重い内容でありながら、一瞬も目が離せないスリリングなエンタメとして成立してるのがたまらない。もうまさにハラハラドキドキ!!
そんな中でちゃんと伝えようとしてることがちゃんと伝わるのが、もう毎回言ってるけど上手すぎるよね。
ハムちゃんの携帯を勝手に見ることはしない桔梗隊長、RECのカメラを無理に取り上げない志摩、ドラマの刑事は正義のためにはみ出すのはありがちだけど、MIUではけしてそうしない。警察官としてあくまでも正当な捜査をする。
ハムちゃんが「全部表ならいいのにね」と言うように、ちゃんとまっとうに生きる人間が報われる世界であろうとしているのがかっこいい。

陣馬さんの顔面警備とそれをまねる九重の初々しさに爆笑し、拉致されてもエトリの本名を聞き出そうとしたりナンバーを覚えて伝えようとするハムちゃんの強さにうるうるしたり、声だけでわかるいかにもなエトリの配役に「お前かい!」と突っこみ、拉致の連絡に怒りつつもぐっとこらえ冷静さを保とうとする志摩の聡明さにほれぼれし、一瞬で怒りを爆発させる伊吹の熱さ、犯人を追うのに窓から飛びおりるフォームの美しさに見とれ、まさに高見の見物の久住にイラつき、「目の前だよ!」桔梗隊長のリーダーっぷりに見とれる。……感情がぐるぐるして、ハムちゃんが救出され伊吹と志摩が「間に合った」と抱き合うときには、本気で泣いた。
そして成川に「全部聞く」と言い切る九重の成長っぷりにはもう親の気持ち……。
あああ、どんだけ感情をゆすぶってくるんだこのドラマ……!

 

ああ、よかった、ハムちゃんも成川も助かった………んん?あれ?まだ誰も死んでないよ……?
と思った次の瞬間に現れるあやしいドローン、それを操る久住………やっぱりおまえか~い!!!くぅうううっっ!やられた……。

一時間集中しちゃってへとへとです。

そうか、本名もわからないエトリは「或る一人」でしかないまま死んだのね。

そしていよいよ久住が本格始動ですか。あああと2話しかない。ああ、終わらないで。
毎週毎週、終わりが近づくのが怖いよぉ。

 

終了後、ツイッターアサヒスーパードライのCMで親子役の小日向文世菅田将暉が乾杯してる画像を上げて「しばらく笑ってスーパードライ飲めねぇな……」って書いてるのを見て笑ったのと同時に、「そうか!」ってちょっともやってた疑問がとけた。

このドラマ、キリンが提供に入ってるのに、中で飲んでる缶ビールが架空のもので「なぜ?」と思ってたんだよね。そうか、出演者にアサヒと契約してる人がいるからかー。
星野源サントリーと契約残ってるのかもしれないし。ドラマつくるのも大変ね。
ナギサさんでも同じラベルの架空ビール飲んでるけど、多部ちゃんがCM出てるからね。

9話でついにこの枠の次回作の予告が「9月11日スタート」と入ってしまって、全11話がはっきりしてしまった。あああ。
仕方ない、ナギサさんは来週で終わりだしこの状況で11話できたのに感謝しなくては。

まあ、その前にお楽しみがたくさんあるし。

23日日曜の野木亜紀子と米津玄師のラジオはまだ聞けてないけど絶対聞くし、再来週の菅田将暉オールナイトニッポンのゲストが綾野剛で「ヤッホー」と思っていたら、星野源オールナイトニッポンは来週再来週が久々の生放送な上に、来週が米津玄師、再来週が監督、プロデューサー、脚本家がゾロっと来るという、「ここは赤坂TBSラジオ?違うよね???」と突っ込むしかないゲストのキャスティングに感謝しかない。

あああ、終わりが近づくのはめちゃくちゃ残念だけど、でも次が見たいしお楽しみいっぱいだから、生きるよ!!