温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「カーネーション」 まさかの3週間休み‼︎この先大丈夫なのかしら?

6日に88話まで放送された「カーネーション」。
大相撲で2週間休みかーってガッカリしてたら、テロップには「次回は7月30日」の文字。
なんですとー!3週間⁉︎大相撲だけじゃないんですかー?まいったなー。普通の連ドラでも空いて2週間だよね。
しかし、本当に大好評の「カーネーション」だから仕方ない3週間でもジッと待つけど、この先の他の作品だったら皆挫折してしまうよ?
意外とこの再放送企画続かないんじゃ……💧

とは言え内容は絶好調、毎日真剣。見たら消す用のHDD録画から、録画保存用のBlu-rayに切り替えて繰り返し見てます。
そして噂の綾野剛演じる周防さんの破壊力ときたら………‼︎
現状、4話しか出ていないとは思えない存在感で。
これまでも、百貨店の店員さんとか、パッチ屋の皆さんとか、芸者の駒ちゃんとか、出番は数話なのにすごく印象的な登場人物を作り上げて来た脚本家の腕を改めて思い知らされるのがこの周防さんのインパクト。さすがとしか言えないですよ、もう。

糸子の周りにはお父ちゃんを始め、いかにもな「岸和田の男」ばかりだった。
わーわーとよく喋り賑やかで押しが強い。この時代にありがちな「男がエライ」という考えの男達。夫の勝は少し毛色が違ったけれど、出征とともに浮気疑惑を残し、それを岸和田の男達が庇う。男の浮気ぐらい当然だから許せ、と。糸子にとって良くも悪くも「男」というのはそういう生き物だった。
だから繊維商工組合でも「女じゃなく、小原です」「女だからって気を遣わなくて結構です」と糸子は言う。「洋服を作りたい」と思ってから今までずっと「女のくせに」という周りの視線と戦って生きてきた。
そんな糸子にとって、周防は全く見た事のない種類の男だ。
いつも穏やかに微笑み落ち着いた話し方。シャツとベストの清潔感のあるきちんとした着こなし。糸子が女であるのとは関係無く、糸子の仕事に感動したら賞賛する素直さ。品質の良い靴を大切に手入れして履くという事に現れる、職人としての物や仕事に対する敬意。殴られる糸子を黙ってかばい、その後については触れてこない気遣い。「嫌われてるかと思った」ととても妻子持ちの男性とは思えない事を言う可愛げ。そして何よりも職人としての腕。
うーん、惚れるなという方が無理だわ(笑)
糸子はおそらく恋をしたことが無かった。
泰蔵にいちゃんへの憧れは、横に立ちたいというのではなく、ああなりたいというもの。
夫の勝さんとは周囲に勧められて一緒になり、情はあれど恋ではない。
結局、糸子にとっての一番の男性はずっとお父ちゃんだった。
酔い潰れておぶわれた時にお父ちゃんを思い出し、仕事ぶりにもお父ちゃんを見る。なのに全く違う種類の男性。もう特別でしかない。
朝ドラでこんなにストレートな恋愛パートが入るとは〜、凄いわー!

今まで見たことある朝ドラでは、現代物はある程度軽めのを入れていたけど、時代物はわりとサクッと夫婦愛に切り替えてしまっていた。だけど周防さんは妻子持ち。恋に落ちたところで別れは目に見えているので、結婚に結びつかない純粋な恋愛パートになる訳だ。
周防と対応するときの糸子が普段のガサツな大阪のおばちゃん感がどんどん無くなり、じっと周防の話を聞くようになってきて、どんどん惹かれているのがわかる。
そして、奈津のことを安岡のおばちゃんに話しに行くのを決意する時、ミシンに向かって話しかけたが、もうその向こうにいるのは勝さんではなく周防さんなのだというのが、糸子のナレーションの話しかけ方でわかる。いつものナレーションは完全に独り言で雑なのに口調が違う。この細かい演出で「あーもう惚れてんじゃん!」と分からせるのがいい。
そして仕事が終わり周防に「あまり喋ってくれなくなったから、嫌われてるかと思った」と言われたときの心の声は「喋らなくなったのは好きになってまいそうやったから」と言っていたけれど、もう好きになってるよね!と見てる人皆思ったはず。
結局、周防に会わないよう繊維商工組合にも顔を出さなくなり糸子は気持ちを押し込める。放送は今そこまでなのだけれども、この先また必ず再会があるだろうというのは、周防というキャラクターの丁寧な描き方でわかる。周防はそれだけのインパクトを糸子に与えているから。

朝ドラはメイン視聴者が女性なので、毎回いかに魅力的な男性キャラクターが登場するかが話題になる。
「あさがきた」のディーンフジオカ演じる五代さんは当時リアタイしていて確かに「わー、なんかめっちゃ男前出た!」と思った覚えがある。途中から見てた「マッサン」は堤真一の鴨居の大将が話題になった後からの視聴だったので、今やってるBSの再放送を楽しみに見ている。「花子とアン」はちゃんと見てないけど、吉田鋼太郎のブームになるのもなんとなくわかる。
けれど、綾野剛の周防さんほどストレートに殺しにきたキャラはなかった。こんなど直球の男前キャラ反則すぎないか?
カーネーション」はモデルになった小篠綾子さんの自伝をかなりきちんと拾ってるそうだ。周防のモデルになった人も実在し、実際に仕事のパートナーであり不倫関係にあったのだそうだ。その朝ドラ向きではない登場人物を周防と北山の2人に分けることで朝ドラに落とし込む、その発想と膨らませ方の上手さに感動してしまう。
北山とは初対面でぶつかり飲み比べ。昔の少年マンガのような王道の友でありライバルである相手との出会い方でアクが強いけど悪くない奴なんだなぁと想像させる。
一方の周防は少女マンガのように1人周りから浮き上がる存在にすることで、運命の出会いを感じさせ、例え妻子があっても恋に落ちるのは仕方ないと思わせる。さすがすぎる。
五代さんを見たときは「なるほど、これは人気でるだろうなぁ」と思っただけだけど、周防さんはヤバい、ハマりそうだわ(笑)
それでも糸子の人生を描くのに、周防との恋は一瞬の事で決してメインではないからあっという間に終わらせるんだろう。潔いなぁ。

一方、糸子の今後において一番重要な存在である3人の娘。彼女らが成長してキャラが立ってきて面白い。
同じ女ばかりの姉妹でも糸子の3人の妹はわりとおっとりして大人しかったが、糸子の娘3人はめちゃくちゃヤンチャ。まさに「ゴンタ」の言葉の意味を体現していて笑ってしまう。あー、これくらいでないと世界と渡り合えないよね(笑)しかし3人揃って「ピアノこうてー‼︎」と騒いだ時には「うるせー!」と爆笑してしまった。これから大変だー。

それにしても、このドラマは画面がとても綺麗だ。
大半のシーンが当時の一般家屋の中なのであまり明るくない。そこに上手く窓からの光を入れて画面に陰影がつく。
周防はよく窓をバックに立ち光を浴びて浮き上がることで特別感が出ていた。部屋に篭って寝たきりの安岡のおばちゃんは顔には暗く影がかかり、布団にさした光が明る過ぎておばちゃんの心がまだ回復していないことを表す。
光の加減で、いまが朝なのか夕方なのかもはっきりかいているし、終戦前後のどうしようもない夏の暑さや、お父ちゃんが火傷したときの冬の空気の冷たさとか、季節の空気感もよくわかる。日本は四季のある国なのだから、時間の流れを表すのに季節をきちんと描くのは大事なこと。こういう事をちゃんとやるから物語に説得力が増すのだ。

そして、尾野真千子はほんと上手いわー。
少女時代から始まって現在35歳。基本的な性格は変わってないのにちょっとづつおばちゃんになってる一方で、周防に対する態度では惹かれてるのが丸わかり。そういうのをセリフでなく演じられるのはさすがだなー。だけどおばちゃん化してきた糸子が最近「ごちそうさん」のイケズなキムラ緑子に見えてしまうんですけど(笑)「大阪のおばちゃん」のパブリックイメージってこんな感じかしら?

あー、ほんと3週間空きとか意味わからん💧
この先高校野球の時はどうなるの?と書いてる人がいて「ほんとだよ!」とますます心配になる。毎日「カーネーション」見て、レビューサイト回って「うんうん、わかるー」と読むのが楽しみだったのに、このところはそれが出来なくてつまらない。
早く放送始まらないかなー。