温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「カーネーション」91話 ついに…‼︎これが伝説の「お芋回」……!

糸子の家に泊まって以来、妙に素直になった北村を見て「こいつには失敗させられへん」と言う気になる糸子。こういう所が姉御肌の糸子らしい。
北村の店の開店日も決まり忙しい毎日のある日、糸子は残業しようとするのを周防に止められ、繊維組合の寄り合いに連れて行かれる。組合長の「新しいものを切り開け」という話に泣き出す北村、何も言わず三味線を弾く周防。戦争が、終わってまだ3年、誰もがそれぞれ何かを失い、いまだにその傷を抱えているけれど、この人らといると心が暖かくなると思う糸子。
帰り道、改めて糸子は自分の失ったものとその空白を思う。お父ちゃん、勘助、泰蔵にいちゃん、そして勝さん。糸子の好きな男達は皆いなくなってしまった。そしてその空白に周防さんが入り込んでしまったことを認めたのだ。
と、しっとりと糸子が自分の恋心に思いを馳せながら帰宅すると、子供達の寝静まった部屋の引き出しに「ピアノ買うてー」と書かれた紙があちこちに仕込まれているのがねー(笑)
いやいやさすが「カーネーション」、糸子の現実の生活は生活でちゃーんとそこにあるんだよね。生まれて初めての恋を認めたのに浸ることもできない、お母ちゃんは大変だ(笑)

周防と3人での開店までの忙しい様子が描かれる。ここの描き方がこのドラマらしくてとても好き。
糸子が朝工場に来ると北村と周防が泊まっていたり、数人の縫い子に周防が指示を出したり、糸子や周防が夜中までミシンを使っていたり、何やらトラブルで北村が電話で怒鳴っていたり、糸子が商品の数を確認していたり、それぞれのシーンは短いのに、3人が開店に向けどれだけの仕事をしてきたのかがよくわかる。
セットの作り方も上手い。縫い子さんのいる作業場は案内の矢印があるだけで出てこず、基本事務所兼工場長の作業場と電話のある北村のスペースだけなのに、周防と縫い子さんが作業場の方に出て行くシーンがあったりして、少ないセットで結構立派な工場なのがわかったり。ロケ出来ない事をわざわざツイッターで文句たれる現行の脚本家はこれ見て勉強した方がいいよ。まあ、学べる程の頭は無さそうだけど(笑)
開店までの働きぶりで、3人が信頼しあっていったんだと思えるいいシーンだった。

仕事を完遂したら周防に自分の気持ちを伝える事を自分に許そう、そして悔いのないようケリをつけようと決めた糸子。そしてついに開店の日、糸子の仕事はここまでだ。いつも和服の糸子が化粧をし周防と作った既製品の洋服に身を包む。
このシーン、ここだったのかー!予告で映ってて「おー、ついに糸子も洋服に切り替えるのか!」と思ったのだけど、こんな決意のシーンだったとは!間に3週も休み入ったから予告見たの1ヶ月くらい前じゃない?長かったー。
決意の糸子が素晴らしく美しい。

工場に行くと今日も泊まった周防が寝ていた。糸子が来て起きた周防に桜の枝を差し出す。自分の仕事は今日までだから、開店おめでとうございます、と。
洋服を着た糸子に気づき「似合ってる」という周防に糸子はついに言った。「最後に言わせてください、好きでした」と。
それだけ言って帰ろうとする糸子の腕をとっさに掴む周防。驚いて振り向く糸子をゆっくりと恐る恐る抱きしめて「おいもです」「おいも、好いとった、ずっと」と周防が言う。そこにやってきた北村がドアの間から2人を見て険しい顔をする。

おおお〜!これが、伝説のシーン‼︎噂の「お芋回」なのねー‼︎何という破壊力!綾野剛恐ろしい子………‼︎
いや、とにかく綾野剛の周防さん、なんなんだよーもう!
「おいもです」と言った後に改めて「おいも、好いとった」と言う時、「おいも、」の所で声が掠れるのだ。これは演技なの?それとも周防さんになりきった綾野剛が緊張してるの⁇
この声の掠れが、周防さんの迷いや緊張をこれでもかと感じさせる。計算でこれをやってるなら天才過ぎるし、たまたまなら神がかり過ぎる……。

糸子の腕をとっさに掴んだ後、ガシッと抱き寄せるというベタな演出にしないのもいい。
糸子と同じく、自分が相手に惹かれてる気持ちは気づいていてもそれは出してはいけないものだとはわかっている。でも、思いがけず相手も同じ気持ちだと知って反射的に止めてしまった。それでも、いいのか?このまま進んでいいのか?という迷いと、でも相手の気持ちを知ったら止められないという気持ちが、この恐る恐る引き寄せるという動きに出ている。
そして糸子を抱きしめ自分の気持ちを口にする周防さんの顔……!
いいんだろうか?でも言わずにはいられない、だけど踏み込んではいけないところに踏み込んでる……泣いてしまうのかも!という表情がねー💦綾野剛、ホント、恐ろしい子
これまで通り、周防さんのシーンは光に溢れている。光差す窓をバックに糸子を抱きしめる周防さんはまるで夢の中の人のようで、この先どんな辛い展開があっても、このシーンだけで救われる気がしてしまう。

そしてね、綾野剛の色気は出し入れ自在なのですか?もう……!
同じ優男系でもコウノドリ先生やフランケンシュタインは色気を感じさせずひたすらピュアだった。それに比べて周防さんの色気のダダ漏れっぷりときたら(笑)いくら誰もが認めるいい男の役でも出し過ぎじゃないのー?あちこちで突っ込まれてますが、当時朝これ見たあと仕事になるんですか?(笑)流石すぎる〜。

ついつい綾野剛にクラクラしてしまう「お芋回」だけど、組合の寄り合いからピアノ買うてまでとても15分とは思えない内容が描かれて、しかも物足りなさが全くない、何という隙のない脚本か。
この脚本が気持ちいいのは視聴者を信用してるところだ。書かなくてもいいことは書かず、必要な要素だけが詰まっている。それでちゃんとわかってくれますよねという脚本で、もちろんちゃんと伝わるから気持ちいい。
今回の寄り合いのエピソードでも、北村や組合長が戦争で何を失ったのか具体的には描いていない。周防の奥さんもおそらくピカの後遺症を抱えているだろうけどそれは言わない。
勘助の心の傷の時もそうだったけど、何があったかグダグダ描かなくても傷を抱えてる事が伝わればいい。実際の人間同士でもそんなもんだろう。ドラマで重要なことはそこではないから描き込まない、視聴者はこれだけのことを描けばちゃんとわかってくれてるという自信があるのだ。
あー、クリエイターとしてなんとカッコいいことか!
くしくも今日、ネットニュースを騒がせていた現行脚本家のグダグダした言い訳。「本物のクリエイターは孤独でないとできない」というアホな理屈を言ってるそうだが、それを言うなら「カーネーション」の脚本家は確か結婚してお子さんもいる人だ。それでもこの人は本物のクリエイターだと確信できるよ。
ナンバーワン朝ドラと噂の「カーネーション」今見れて本当よかった。反面教師が朝放送されてるから素晴らしさが際立つなぁ。
……なのに、また来週からおやすみらしいのだけど……💧
辛すぎる。

新ドラマ、他にも見ましてのざっくり感想 その2

さて、新ドラマ他にもなんだかんだと見ています。その他の物を見てのざっくり感想。

「ハゲタカ」1〜2話
絶賛周防さんにハマり中の身としては必見の綾野剛主演ドラマ(笑)NHK版は見てないので内容の予備知識はゼロ。
ドラマは現代の銀行マン渡部篤郎が立て直しを頼むべくなぜか町工場にいる綾野剛に会いにいき、そこから過去のエピソードへ。まずは出会った97年。
なぜ今頃「ハゲタカ」をドラマ化?と思ったけど、このところ多い「平成振り返りドラマ」ということなのかな?
綾野剛演じる鷲津はファンド会社の社長で、思ってたより感情を出すキャラだった。もっとクールで謎っぽく行くのかと思ってた。
音楽もわりと盛り上げ系でちょっとTBSの日曜劇場風味。初回の演出家は「相棒」のメイン演出の人なのでもっとクールで行くかと思ったのになー。
と、演出面には「?」もあるけど、話はふつーに面白いかな。ビジネスの世界については全く知識がないから逆にエンタメとして楽しめる。
綾野剛がおそらく意識的に強調したキャラに作っていて、それが全体の雰囲気に合ってないような感じもする。多分他をリアルよりに作って、そこに劇画調の綾野剛を配置して浮き上らせようとしてるんじゃないかと思うけど、その割に部下の池内博之が感情的になるのでちょっとジャマ。その辺のバランス取って全体にクールになってくれると好きかなぁ。
銀行の常務取締役で小林薫が出演。関西弁の役は「ナニワ金融道」「カーネーション」でも見たけど、全く違うキャラなのが流石だなぁ。
なんか物足りないけど、気になるし多分見続ける。

この世界の片隅に」1〜2話
映画版見て普通に泣いてしまった身としては、やはりのんちゃんで見てみたかったと思ってしまう。原作に忠実だからとはいえ、アニメを彷彿させるとこが多いしねー。松本穂香が悪い訳ではないけど、「あまちゃん」キャストもちょこちょこいるから尚更。これはしかたない!
で、内容は淡々と作っていて結構悪くないんだけど、やはりキャストの違和感がなぁ。すずの子供時代の子は売れっ子だけどとてもボンヤリさんには見えずガッカリ。子役くらい知名度じゃなく合う子を選んで欲しい。
二階堂ふみのりんはアニメではあまり出なかったけど儚げでちょっと違うなぁとかもう無意識に比較してしまうのよー。そんな中義父役の田口トモロウが上手すぎる。ギラギラ感ゼロで淡々としたお父さんになっていて、この人どちらかというと個性派バイプレイヤーと思ってたのにこんなにキャラ変えてくるのー!驚いた。

そして言われてるように現代パートいらん。尺稼ぎにしか見えない。戦争物は今と地続き感を出すために現代パート入れがちだけど、もうちょっと視聴者を信頼して欲しい。
その割に日常生活を淡々と描く描写が少ない。すずのモンペ作り楽しみにしてたのになー。
北条の家から見える呉の街がいかにもつくりました!って感じだったりとか、実写の弱みがちょこちょこ見えてしまう。子供の頃の人さらいとか、りんがおばあちゃんの家にいたエピソードとかちゃんと描いてて説明し過ぎな感じも。好みの差なんだろうけど。
やっぱり、悪くはないけど映画良すぎたなー。
そして唐突なドロンズ石本にビックリ。この枠はイロモノキャスティングが義務なのかー?(笑)

「ラストチャンス」
テレ東ビジネスドラマ枠第2弾。
江口洋介につられて第1弾を見たら結構おもしろかったのでこちらも視聴。基本1話完結の前作と違いこちらは原作ありの続き物。
やはり銀行の崩壊から始まる平成振り返りドラマ。というか、経済ドラマは最近そこからばっかりねー。
合併により閑職においやられた主人公が外食チェーンに転職し立て直すお話。TBS日曜劇場っぽいテーマですが、引いた感じの演出が好感触。ビジネス用語もうるさくない程度にテロップ出てわかりやすい。へーへー、なるほど!と楽しめる。おっさん達のしょーもないプライドのぶつけ合いとかリアルっぽくて面白い。仲村トオルの主人公がちょっといい子ちゃん過ぎるけど、でもこのくらいでないとヒーローの説得力ないのかな?
とりあえず130億の負債をどうすんのか全く想像つかないので見続けます。

「透明なゆりかご」1〜2話
NHK金曜10時のドラマ枠は面白そうなのよくやってるけど、ついTBSとハシゴ酒が優先されて見落としがち。今期はTBS見ないのでこちらを。
原作マンガはスマホ広告で見かける程度で詳しくは知らない。なぜかこれも97年スタートなのだけど、原作でもそうなのか、それとも制度の都合上(主人公が学生ながら産院でバイト)なのかはわからない。現代で大人になるところまでやるのかな?
高校の看護科に通うアオイの目から見た産婦人科の患者達の様子を描くストーリーは、「コウノドリ」の裏側といった様子。原作未読だけど少なくともドラマの「コウノドリ」は出産の幸福感を前面に押し出して来ているのに比べて、こちらは初回から中絶や望まれない妊娠、その後授乳中の事故で死亡と容赦ない。でもそういう重いエピソードをNHKらしく煽りすぎず的確な演出で作っていて目が離せない。
キャストも、主人公の清原果耶をはじめ皆ハマっている。瀬戸康史も大人の役がハマるようになってきてよかった。
ゲストキャラの妊婦さん役も安定のバイプレイヤー女優を使っていて問題なし。
この先、ちょっと変わってる主人公のことが明かされていくのだろうか?発達障害っぽいんだけど、この当時その認識そんなにあったかな?
面白いし、視聴続けます。

こんなところかなー?
今期「もう早く帰って続きが見たい〜!」って程のドラマは残念ながら見当たらず。まあ悪くないかなーという感じですが、後半面白くなって来るものもあったりするから期待しよう。

長かった〜💦やっと「カーネーション」再開! 89〜90話

7月ももう終わり、やっと、やーっと、「カーネーション」再開!長いよ3週間〜💦
再放送なので普通に続きが始まるのに一瞬「え?」と思ってしまったわ(笑)

北村の工場へ初出勤の日、お母ちゃんやまさちゃんに工場長が頑固で融通きかなかったらガツッと言ってやらないとと話す糸子。工場に行ってみればまだ来ておらず、柱時計が止まっている。しっかりしないとーとネジを巻く糸子の前に現れた工場長は周防だった。

あー、また会ってしまいました。避けよう避けようとしても、会ってしまうのが運命というものですよー!
相変わらず涼やかに微笑む周防さんが美しいです。このところこちらの頭では「ハゲタカ」モードになっていた綾野剛が普通に周防さんとしているのに「おお〜っ」となってしまった。いや、再放送なんだから当たり前ですが(笑)
糸子もすっかり意識してしまい、北村に対してはいつもの剣幕なのに、周防に対しては正に恋する乙女。近づかれると体を引いちゃったり、声のトーンが落ちちゃったり。
そして困った事に周防さんは腕がいい!糸子が教える婦人服の作業の飲み込みが早く教えやすい。これはマズイよね〜。職場で出会った人間なら仕事がちゃんとしてるだけで好感度上がっちゃうからなー。
そのいい対比になってしまってるのが北村で。
ガサツでオラオラ系で女を見下し、そもそも婦人服を舐めている。2年も前の物を作れというセンスのなさ。
それに対して、流行りを説明すればすぐ理解し、ギャザーたっぷりのスカートの素敵さをわかるセンスと、しかしコスト計算も忘れない職人目線の周防さん。うーん、勝ち目なし(笑)
そして、この仕事を受けた理由に「小原さんが指導に来ると聞いたから」と言えちゃう周防さんはモテ要素しかないじゃないかー!‼︎
さすがの糸子もこれは落ちるしかないわー。

お母ちゃん達に「工場長はどんなだった?」と聞かれ、すぐに周防さんだと言えない糸子。でも結局言うのが糸子らしい。多分キッパリしてる糸子は隠し事とかが好きじゃないんだろう。それなのにすぐに周防のことを言えない自分の気持ちの変化に気づきつつも気づきたくない、迷う糸子がもどかしい。認めちゃえよー!と思うのだけど、そこは相手は妻子持ちという、ううう、ドラマだねぇ〜。

一方の北村は北村で別に悪いやつじゃない。
婦人服を全くわからない事に腹立てた糸子に店まで連れてかれ、1日仕事の様子を見させられる。そしてお母ちゃんの押しに負け夕飯までご馳走になり酔ってご機嫌に。小原家とは逆の男所帯で育ったため女性の扱いがわかってないだけなんだとわかる。あー、きっと付き合ってくうちに良さがわかるタイプの人間なんだな。
そしてやっぱりお母ちゃん無敵!伊達にあのお父ちゃんの嫁ではない、こういう面倒な男のあしらいは慣れたもの。このおっとりさんには皆毒気を抜かれてしまう。糸子が小原家の家長としてやってこれたのは、お母ちゃんが女房役を務めてくれていたから。小原家で癒されてしまった北村、あーこれはもう落ちたな(笑)

相変わらず画面が美しいドラマ。北村の工場は糸子の家と違い、窓が多くて明るい。その明るさを背負って仕事をする周防さんが光に包まれてキラキラしている。この先どうなるのか楽しみ過ぎる。周防さんの出番は少ないらしいけれど、じっくり楽しもう。先が待ち遠しい。

新ドラマ、いくつか見ました。どうだろう……?感想 その1

7月に入り、深夜帯以外は大体放送始まりましたねー。興味のあるものをいくつか見て思った事をあれこれと。

「義母と娘のブルース」1〜2話
綾瀬はるか好きだし、コメディで楽しめるかな?と期待して視聴。
うーん?2話まで見ても面白いのかよくわからない。
1話視聴後、気になって原作の漫画を読んでみたのだけど、正直さほど面白くはなかった。いや悪くはないけどこれは読み返さないなーと。Kindleにしてよかった(笑)しかもKindleのあらすじ紹介でデカイネタバレをくらう💧まあ、予想はしてた展開なんだけど。

期待したほどコメディ色が強くなく、どちらかというと人情物なんだけどそのオチが普通過ぎるんだよね。元が4コマ漫画なのでちゃんとストーリーをつけている脚本家はちゃんと仕事してるとは思うけど、どうせオリジナルキャラもたくさんでオリジナルエピソードをいれるならもうちょっと作り込んで欲しい。
原作のコメディ要素も、ネタがベタな上にちょっと古臭いのをそのまま使っててなんだかなぁと。ただでさえ「出来過ぎて変わり者」というのはありがちなキャラ設定なのだけど、さらに仕事の出来る描写が「客先の弱み握って契約を取り付ける」「土下座が必殺技」とか、いまどきこれかーという感じ。
特に1話のオチの腹踊りは、綾瀬はるかの引き締まったお腹でやってもたいして動かなくて面白くもなく、なんだかいたたまれない気持ちになった。

とはいえ、「海街diary」の時はとてもしっかり者には見えないなぁとがっかりした綾瀬はるかがバリバリキャリアウーマンを演じられるよう進化したとこに密かに感動。「精霊の守り人」とかの素のキャラに合わせない役を積み重ねてるからかな。面白くないという訳ではないし、綾瀬はるかが見たいからもう少し見続ける。
しかしウーマン村本が大根過ぎて笑った。お笑いの人は演技できる人とそうでない人の差が大きいなぁ。

「高嶺の花」1〜2話
「アンナチュラル 」後の石原さとみ最新作、野島伸司ちょっと久々の地上波と話題のドラマ。
自分も「アンナチュラル 」が良かったからこそ見てみるかと思った。かつての野島伸司ブームの頃の物は結構好きだったけど、最近のはあまり見てない。
で、「高嶺の花」である石原さとみのももがまず思ってたのと違うキャラでビックリ。確かに美人で才能があってお金持ちなんだけど、言動はなかなかガサツ。
一方の格下の相手の峯田和伸演じる風間は、何もない冴えないキャラと見せかけて何やら読みが深く相当頭がキレそうなフリ。
全体にあざとい展開とクドい演出が「ザ・野島ドラマ」という感じで好みが分かれそう。自分としては嫌いじゃないけど食いつくほどでもなくこれも様子見かなー。あと一歩で面白くなりそうな気もするし、でも野島節が古臭さを感じさせる所もあって、うーん?という感じ。
でも1、2話ともラストを主役2人のシーンで締めて、その恋愛ドラマらしいシーンが中々良かった。特に1話で自律神経のせいで匂いと味がわからないももが風間の作った朝ごはんを美味しく感じて「あれ?」と思うシーンは良かったなぁ。気になる、は恋の始まりという感じ。無駄にセリフやナレーションで説明せずちゃんと映像で分からせていたし。
あまりのガサツ設定に「高嶺の花じゃない!」と突っ込まれてるもものキャラも、2話でキャバ嬢のふりをして登場する所で、石原さとみがあまりに華やかで美しく思わず巻き戻して見直してしまい、「おー、これは確かに高嶺の花だわー」と感動。
先に期待して視聴継続。

「サバイバルウェディング」1〜2話
3クール連続メインで連ドラ出演と売れっ子波瑠主演のラブコメ。この人はこんなに綺麗なのにモテない役がちゃんとモテなそうにできる所が強みですね。
で、「あと半年で結婚しろ」というむちゃくちゃな指令を仕事でやらされるというフィクションならではの設定なのですが、だからといってこのご時世に「30なのに売れ残り」的な煽りってどうなんだろう?
波瑠を捨てる婚約者の風間俊介は高校の先輩の設定なので当然30代で独身、むちゃくちゃいうカリスマ編集長の伊勢谷友介も独身と、こういうドラマで男の独身に突っ込まないのもセンスが悪いなぁ。
もちろんヒロイン本人が自分で「30までに結婚したい!」という夢があってとかいう設定があればいいのだけど、このドラマの世界観では「女30独身は売れ残り」となっちゃってるのがなぁ。結局この思想を地上波のドラマで肯定は出来ない世の中なのだから、「東京タラレバ娘」のグダグダ展開と同じ顛末になりそうな気がする。なんで日テレはこういう設定が好きなのかねぇ?
まあ、その辺はあくまでもラブコメへのフリなので突っ込みも程々にして、肝心のラブコメ部分はというと、うーん、これもわからん。まあまだヒロインが年下イケメン吉沢亮とちゃんと出会ってないからなぁ。あとは伊勢谷の編集長がラブコメに参戦してくるかどうかだろうか?
しかしなぁ、これ原作ありだけど、結婚破談になったら、年上のできるおじさまや年下のイケメンが現れるとか、使い古されたネタ過ぎる。波瑠が好きなのでもう少し頑張るけど、もつかしら?

とりあえず女性主役3本、どれも主演女優は好きなのに内容がさほど……というオチ。
この先どれか1本でも化けてはくれないものだろうかねー?

追記
「サバイバルウェディング」2話まで見たと思っていたら、15分くらいで止まってた。どおりで年下イケメン吉沢亮と出会ってなかったわけだ。どんだけボンヤリなんだ自分(笑)2話の後半はテンポ良くなってきて面白くなってきたかも。やっとヒロインが婚活する覚悟を決めたのでこれからに期待!

「ニセコイ」のやっちゃった感に笑う

アホみたいに端から実写化していくジャンプマンガ。
9割は討ち死にしてるのに懲りないもんだなぁと感心すらしている。
そんな中、「ニセコイ」のキービジュアルが発表されてあちこちから悲鳴が上がる事態が発生。公開前からすでに爆死の気配しかしないという悲劇に陥っている。

自分もジャンプは見ていて「ニセコイ」ザックリはわかるので、このキービジュアルを見たときには爆笑してしまった。なぜこっち方向にふったのか?
そもそも実写化発表されたとき「ニセコイ」ならそう外さないんじゃないかと思ったんだよね。ジャンプでは数少ない、特殊設定のないラブコメだったのだから。キャスティングを上手くやってキチンと作れば少女マンガの実写化みたいにそこそこ当たるのでは?と思ってた。
発表されたキャストもまあまあ旬でそこそこ知名度もあって悪くなかったし。
なのになぜやっちゃったかなー⁉︎
この安いコスプレ仕様はなんなの!

笑えるくらい中条あやみの金髪がヅラ感満載で、せっかく黒髪なのにやはりヅラ感しかしない中島健人。ほかのキャストもクロード(多分)の銀髪とか、安いコスプレでしかない。
これが2.5次元舞台ならいいんだけど、映像はねぇ…💧
しかし、中条あやみってハーフだと思うけどそれでもあそこまで金髪のヅラが似合わないとなると、もう合う人いないでしょ。この金髪設定って生かさなきゃならないもんなの?
諸事情で何となくなかった事になってる「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」の実写ドラマで、ヒロインめんまをアニメに合わせた銀髪ではなく普通の髪色にしたとき、一部アニメファンからは「銀髪でないのはめんまじゃない!」という声も出たけど、概ね好評だった。
髪色よりなにより、めんま役の浜辺美波が可憐で愛らしくて正にめんまでしかなかったから。
変にコスプレするよりキャラの本質をちゃんとわかって作っているからちゃんと実写としてのめんまが出来上がっていた。
ニセコイ」の千棘も明るい茶髪とか、もっとリアル寄りにできなかったのか?

そしてなにより「ニセコイ」の実写化で、いったいどこの客層狙ってるのかさっぱりわからないのが問題と思うのよ。
原作マンガのファンはオタ寄り男子だろうに、中条あやみってオタ男子受けより女子人気の高い人だろう。ここまでマンガ寄せのビジュアルにして原作ファンに媚びるならそもそもキャスティングそのものが合わないような?
あとは中島健人ファンを狙ってるんだろうけど、ここまで原作ファンと出演者のファン層が被らないと、両方狙って両方から嫌われたジョジョの二の舞にならないか?
そもそも主演2人をはじめ、もう高校生が厳しいひとばかりでねぇ……。

世の中マンガ実写化に食傷気味で、出来自体は評判悪くない作品でも興行的にはコケてるのが大半だし、もうちょっと考えて作った方が良くないか?
原作売れてても、モデルさん出してもジャニーズ出してももう無条件に客は入らないと思うけど。
それでもここまでの爆死の予感は久々なので、申し訳ないが爆笑させてもらったけどね。

昨日買ったマンガ

しまったー!うっかり発売日過ぎてたー💦と本屋に立ち寄り。何かに気を取られてるとすぐ他の事を忘れてしまうダメな頭で(笑)最近はなんでもスマホに予定書き込むようにしてるけど、そうすると書き忘れたものが完全に忘れ去られる。うーん、困った困った(笑)

で、楽しみに発売待っていたのはこの2冊。

きのう何食べた?」14巻。
淡々とした日常を書きつつ、ちゃんと時間が進んでてその時々の事を普通に書いてるとこが好き。志乃さんがもう結婚して2年とは💧
あとレシピが作れそうなものも多くていいんですよー。野菜のメニューが多いのもありがたい。キャベツとショウガのおひたしはすぐ作ろう。今の季節にちょうど良さそう。

野崎くん10巻。
正直、当初の破壊力は落ちたと思う。ギャグマンガって大変だよね。でもやっぱり笑えるし、読み返して面白い4コママンガって中々貴重。

で、お約束のついで買い。

ゴールデンカムイ」6、7巻。
これで既刊コンプリートでございます。あー、買っちゃたなぁ(笑)でもアニメ見てると切られたとこ読みたくなるしねー。
そこで思い出した、次の15巻どうするか?
アニメ同梱版の予約って7月の途中だったのでは?と、14巻確認したら20日締め切りだったー。
でも楽天ブックス見たらまだ予約できたのでしました。結局販促に負けてしまったわ(笑)
マンガのリアル描写も慣れてきたから、こうなるとちゃんとした絵で描いてるのを読みたいし、いいかな。

まさに、神回……!「星野源のオールナイトニッポン」

最近はフルにリアタイは中々出来ないけど、もちろん欠かさず聴いてる「星野源オールナイトニッポン」。
今週は特に楽しみにしてました、ゲストで松重豊が登場〜!
星野源オールナイトニッポン」はこういう、告知よりも本当に星野源が話したいんだろうなってゲストが普通に来るのが楽しい。
今の星野源ならそういう自由が許されて、本人もそこをわかってて、下積み長いからこそ上手くそういう事を楽しんでる感じがいいよね。
この前の「関ジャム」の上半期のベスト曲に「ドラえもん」を選んだ音楽プロデューサーが「今の時代の無敵感」と言っていて凄くわかる〜!と思ったのと同じ感じ。
今自分に許されてる事を、謙遜せず、天狗にもならず冷静に測って最大限に活用するこのプロ感。「可愛い〜」「若い〜」とか言われてるけど、やっぱりプロで大人だな、というところがとても好きです。

松重豊は好きな俳優さんだけど、ラジオ始めるまで音楽詳しいとかは全然知らなかった。ゴローさんのお陰で一般知名度も上がって喜ばしい限りだけど、バラエティ出演もあまりないしプライベートな話はあまりしてない人だけにどれだけお友達トークがでるのかなぁ?とワクワクしてたら、期待以上でしたね!
凄く年も違って経歴もあまり被らない2人が、たまたまゆっくり話す機会が出来たら凄く話が合ってその日にはご飯に誘うとか、大人の友達のなり方として理想的。いいなぁ、本気で羨ましい。大人になって知り合う人はどうしても仕事や利害がからんでしまうから、素で話せる友達作るのなかなか大変だしねー。

そしてやはり撮影中体調悪くて大変だった星野源とか、出演情報出していいか微妙だった松重豊とか、らし過ぎるエピソードの後はひたすら音楽トークが楽しすぎて。
音楽の内容についてはさっぱりわからないけど、自分もその場でおしゃべりしてるような気になれるくらい、楽しそうな空気がひしひしと感じられてたまらない。あー、ラジオ楽しいよね(笑)
星野源も相変わらず忙しいけど是非松重豊のラジオにも出て欲しい。
そして本当に鎌倉のコーヒー飲みにいっしょに行ったらすぐバレそう。松重豊だからなぁ(爆)

来週は「未来のミライ」メンバー登場とのことで、珍しくわかりやすい番宣ゲスト(笑)
そして再来週はまさかの弾き語りスペシャル!嬉しいけど体調大丈夫かしら?まあ、ライブや音楽番組の予定も無さそうだからなんとかなるかしら?
楽しみですね。