温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「おしん」 第28話 ああ〜、それやっちゃダメなのよ、おしんちゃん!

いやー、録画追いついてしまったらもう毎日の放送が楽しみでしかたないですよ、「おしん」!
こんなに面白いドラマだったのね。さすが視聴率50%越え。朝ドラ見るのが当然とか、そういう時代だったというだけではないわ〜。

裕福な米問屋加賀屋で奉公させてもらえる事になったおしん
果てしない貧乏育ちと前のブラック奉公経験を披露して加賀屋の方々をドン引きさせつつも、健気な働きぶりで認められ始めていたのに……のに〜‼︎

先輩女中さんの「座敷には入るでねーよ」という注意に「はい」と言ったそばから部屋の中を覗くおしん。おいおい〜💦
今まで豊かさというものの存在すら知らなかったおしんは好奇心が抑えられない。
しっかりしていてもまだ8歳の子供なんだよね。
とはいえ、加代お嬢様の部屋で綺麗な絵本を見つけて「借りるだけ」と持ち出してしまったのはあかんよ〜。
加代が学校から帰宅してすぐに持ち出しが発覚、優しくしてくれた若奥様も先輩女中さん達もおしんを見る目が冷たくなる。

あー橋田先生、容赦なさすぎるわ〜。
これは確かにおしんが100%悪い。いくら子供とはいえ奉公人だし「物を盗まない」というのは基本中の基本。
でも日々の食糧にも事欠く育ちで、食糧やお金を盗むのがダメなことだとはわかっても、絵本のように無くならないものを持ち出すのが盗みになるというのはわからない。今まで見た事も無いものの扱い方を教わっていないのだから。ちょっと借りるだけという言い訳で好奇心に負けてしまった。
それでも他からみれば間違いなく「盗み」なのであって、それまでの信用は一瞬で崩れてしまう。おしんはそれを思い知るのだ。
あー、コワイ💧

加賀屋の大奥様は厳しいけれど頭が良く物の分かる人だ。
盗み騒動の件でおしんは大奥様に呼ばれた。明日の回で何か言われるのだろうが、それはきっとおしんに大きな影響を与えるはず。
おしんは意外と無茶する子だったけれど、だからこそ利発さに気づく周囲の大人が手を差し伸べてくれる。
教育どころか食糧にも事欠く生活からおしんが抜け出せたのは、こういうちゃんとした大人達のおかげでもあったのだね。
時代物や偉人伝などで見るように、貧しいけれど見所のある若者に経済力のある大人が援助するというのはいつの時代も必要なことなのね。

そして貧富の差もがっつり描かれているのもさすが橋田先生。
おしんと同じ歳の加代お嬢様。当初からおしんを胡散臭そうに見ていたけど、学校に行きたくないと駄々こねたのを「おしんを見習え」と大奥様に説教されてますますおしんを良く思わない。
おしんが「豊かさ」を知らなかったように、加代は「貧しさ」を見た事もないのだ。
学校に行けるありがたさなど分からないのも仕方ない。
借りると盗むの境い目がわからないおしんも、そのおしんの気持ちが分からない加代もまだ子供。
教育ってどの立ち位置でも大事なのもすごーく分かる。

「あさが来た」で、あさは大金持ちのお嬢様だけど、女に教育などいらないという時代だったがために勉強させてもらえなかった。
だから自分の娘には女学校に行かせ、自分の作った女子大学進学を勧めても娘は「勉強なんて」と行きたがらない。
あー、人間自分と違う世界には中々気が回らないんだよね。
確かあさの娘がちょうど女学校に行ってるくらいの時代じゃなかろうか?
義務教育のはずの小学校にも行けないおしんと、大学進学を選べる幸福に気づかないあさの娘。明治とはそういう時代なのか。

とはいえ昨今の貧困と学習機会についてのニュースなどを見ていると平成から令和も画期的に良くなってるとは言えないのかもなぁ…。
調べたら橋田先生は大正14年生まれの93歳!
日本女子大(!)を出た後、東大受験を失敗して早稲田にはいったそうだけど、女性でそれは風当たりも強かったろうなぁ。戦争挟んでるし。
そんな橋田先生の子供の頃より自由になってるはずだけれどもねぇ。
ただ耐えるだけの朝ドラかと思いきや、橋田先生のメッセージがビシビシと伝わってくるよ。
教育大事!