温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「エール」〜第43話  こういうご時世だから、こういう感じがウケるのかなぁ〜?

新番組って、なんだっけ??……と言いたくなる昨今、朝ドラは新旧2本とも毎日見てます。

見てます〜。そこそこ楽しんでます。

……そう、そこそこ、なんですよねー。なんでだろう??

数年の朝ドラ歴の中で耐えきれず「見ない!」と見限ったものもあるし、どーっぷりハマって1日に繰り返し見たものもある。

「エール」はまあ、朝バタバタしてて見そびれたら夜見ればいいやって感じ。とはいえ欠かさずは見る。

前作の「スカーレット」は傑作だと思ってるけど、派手なエピソードが無いせいか視聴率はパッとしなかった。

「エール」は当初はその影響で低かったけど、志村けん登場辺りからぐんと上がってきて中々の高視聴率だ。それはきっと何となく明るい感じなのが、このウツウツとしたご時世に合ってるんだと思う。朝にはやっぱりこういう明るいのがいいんでしょう。

でも、ちょーっと物足りないんだよね。

 

なんというか、展開がお約束。

こういう結末に向けて今週は進んでるからこうくるかな?というのが思った通りに進む。

ドラマのお約束って加減が大事だと思うけど、それがちよっとお約束に寄りすぎかな。
週の頭にフリで「今週はこういうお話です」ってあって、たぶんこれはこういくためだろうなってエピソードがあって、そうして思った通りのまとめがくる。
まあ、そのやり方がハズし過ぎてはいないのでちゃんとドラマになってはいるんだけどあっさり感は否めない。
裕一と音が子供のころ偶然教会で会っていたのも「あとで絶対気が付くんだろうな~安直」と思っていたらその通りだったし。
でも、大半の人は朝はこういうほうがいいと思ってるんだなぁ。だから視聴率もいい。
ま、自分の好きな朝ドラはだいたい視聴率さほどでもないから(笑)

 

あとは、う~ん、主人公夫妻が魅力的に見えないんだよね~。
窪田正孝二階堂ふみも上手いから見れるけれども、裕一も音も周りがそんなに手助けしてあげるほどの人間に感じない。
裕一は苦労知らずの坊ちゃんなだけで、それを指摘されて傷つく描写はあるけれど、じゃあそれでなにか学んだかというとそうでもない。
そして無駄に恵まれた裕一に対して、その屈折をぶつけてくる人達がどうかというと、そっちも掘り下げるわけでもなくほったらかし。ダンスホールの踊り子さんも弟も。
「恵まれてることに裕一は気づいて反省しましたよ~」っていうのを見せるためだけの要員。特に弟のほったらかしぶりはちょっとなぁ。
裕一が叔父の後継ぎとして養子になる、というエピソードはモデルの人には無くドラマオリジナルのようでやっぱりと思った。あきらかに裕一が傷ついてこの場を出るためだけのエピソード。
「とにかく裕一は後継ぎさえ作ってくれればいい」という祖母の言葉を立ち聞きして裕一は傷つき、それが東京行きのきっかけになる。
けれど見てる側からしたら「そりゃそうだ」としか思えない。裕一はまともに働いてるどころかさぼってる描写ばかりで、仕事にやる気がないところしか描いてない。
それで跡取りとしての期待がもたれてると思っているなら裕一は傲慢すぎる。
さすがに後々出てくると思うけど、福島の実家や叔父の家のことをほったらかしすぎてもやっとする。このドラマには裕一がいる場所以外は存在終了しているみたいだ。
音楽に打ち込んでいる描写もあまりないので、なぜ皆が裕一を大切にするのか、ちょっと納得いかないんだよね。

そして音。

二階堂ふみに合わせたのか、我の強いキャラクター。正直かわいくない。
気が強いのが悪いのではなく、品がないのが嫌なのだ。
モデルの人の妻だった人は明るくてポジティブな人だったようだけど、なぜそういうキャラ付けじゃだめだったのか?気弱な夫にしっかり者の妻にするにしても、あそこまでガラの悪い攻撃的なキャラじゃなくても作りようがあったのでは?
二階堂ふみのこういう役はもともと苦手なのでどうもしんどい。
自分は「女は結婚しなきゃなんておかしい」と言っておきながら、姉と喧嘩した時の悪口が「嫁き遅れ」と叫んだのにはぞっとした。醜い・・・。
やりたいことを突き通すキャラと上品さは両立すると思うんだけど。
とにかく音が苦手なのだ。

 

そして他のキャラもパターン通り。
音の音楽の先生のおねえキャラとかは「はいはい」と思ってしまったよ。
芸術系=おねえってのも、もうやめたら?
今週は椿姫のヒロインを目指す音がその気持ちをつかむためにカフェーで働いて、お約束通り客とトラブって、そしてヴィオレッタのごとく鉄男のために身を引いたカフェ店員のおねーさんを見て気持ちを学ぶんだよね。わかってました。
というかね、視聴者に説明するためとはいえ、椿姫のストーリーをわかりもせずオペラのヒロイン役をやろうっていう音って何様なんだ?
そもそも、これでヒロインの気持ちがつかめてヒロインオーディションに音が勝ったら、もうこのドラマはあかんでしょ。
学年1番の夏目さん役の人が初めて劇中で歌ったとき、見ていて素人ながらおおっっと思った。上手い!声の響きとか広がりとか、ながらでドラマ見ていても上手いのがわかる。
二階堂ふみは女優としては歌上手いんだろうけど、根本の技術がレベル違い。
「歌はこころ」とかいうのはある程度の技術があっていうことで、このレベルの差の歌を聴かせておいて音が受かるのは無しだよ~。頼みますよ。

 

全体にコメディ調で、喫茶店夫妻の突然コントとか、演出が浮いてるところもけっこう気になる。
この先モデルの人は軍歌をたくさん作ることになるのだけど、はたしてそこのところにきちんと向き合う気がこのドラマにはあるんだろうか?
ここまでの展開だとちょっと不安。きれいきれいでごまかしそうな気がする。
比べるものではないとはいえ「スカーレット」で芸術家の業というものをしっかり見せられたあとだと、主人公夫妻の音楽への思いがいまいち伝わらない。
そこまでやりたいように見えないんだよ。
出演者はみな達者だし、まだまだ半分にもいかないのでこれからの盛り上げに期待して、まだまだ見続けるけどね。
いい方の裏切りを期待してます。