楽しみにしていたBS再放送枠の「オードリー」。
初回から不穏な気配がありありでしたが、3話にして既にヤバい。さすが大石静。
主人公美月は東京出身の母愛子とアメリカ育ちの父春夫の長女として京都太秦で生まれるが、なぜか隣の老舗旅館「椿屋」の女将・滝乃に娘同様に育てられる。
生まれた時、愛子は梓とつけるつもりだったのが、滝乃のひらめきで美月となり、さらに滝乃は自分を「お母ちゃまですよー」と呼びかける。
既にホラー。
愛子が体が弱いとかは一切なく、もちろん連れてかれるのを嫌がるのだが、当然のように「3人で育てましょう」という滝乃のヤバさ。
しかもこれが大竹しのぶが演じるいう恐ろしさ。
いったいこれは何?
朝ドラベタ設定の夢追いヒロインもののはずが、ヒロイン登場前に既にカオスです。
3話では美月の面倒が見やすいように、両家の間に立派な渡り廊下が作られた。
のほほんとした春夫は役に立たず、愛子はどんどん押し切られていく。
きゃー!
これは、深夜ドラマ???
ヤフコメではこの、両親+お母ちゃまのナゾの設定が受け入れられずに当時視聴率がイマイチだったというコメントがありました。
うーん、やっぱりこういうドロドロしそうなのって朝ドラではウケないのかしら?
ヤバそうだけど、面白くなりそうですけどね。
最近でも「おちょやん」とか主人公周りにガチのクズキャラが配置されたドラマはそれが嫌だと言われてましたけど、そういうのこそドラマの醍醐味と思うんですけどねー。
朝にそういうの見たくないのかな。
自分は最近録画で夜試聴派だからなぁ。
あとおもしろければそういうのもありと思ってるし。
同時に再放送が始まった「ちゅらさん」は「オードリー」の次だったそうで、まだ見てませんが、こちらはおそらくユートピアドラマ。
岡田惠和ですからね。
自分は「ひよっこ」大好きだったし、こういう優しい人しかでないある意味でのファンタジードラマはそれはそれで好きですよ。
でもドラマの面白さは色々じゃないですか。
自分的朝ドラランキングでは「カーネーション」と「あまちゃん」が1、2を争いますが、そう言う意味では真逆ですけど、どっちもそれぞれの面白さがあると思ってます。
「ブギウギ」も芸能界の確執的なところは描かれなかったし、朝ドラそういうのダメなのかなー。
なんかもったいない。
「オードリー」を見たかったのは、佐々木蔵之介と堺雅人の出世作というのもありました。
出てくるのは主人公がある程度大人になってからかと思っていたら、佐々木蔵之介は早くも2話から登場。
映画会社の威信をかけた三大スターの若手の3人目という役ですが、後の2人が舟木一夫と林与一❗️
ここに挟まれてほぼ無名の佐々木蔵之介がスター役なんだから、覚悟行っただろうなぁ。
すごいです。
「虎と翼」も登場人物のキャラがわかってきて面白くなってきましたが、「オードリー」も見逃せません。
楽しみ〜。