温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

私は絶対にクドカンを責めないよ

天気のいい土曜日、一応大型連休の初日だったんですね。
さすがにメディアでも「連休」を煽らないし、祝日の間を休んで連休にしたところでどこかに行けるわけでもないしなー。

ほんとはライブに行くはずだったんですよねー。当然中止ですけど。
スマホがスケジュールをお知らせしてくるのが虚しい……。
普段そんなに出かけるほうではないけど、休日よくご飯食べに行ってた近所のお店はみんな休業しちゃったし、日帰り温泉もやってない。

で、ついついネットでお買い物。これも経済回したほうがいいのか、宅配業者に負担かけるから良くないのかと悩むけど、せめてお急ぎ便はやめとくかなというくらい。
スツール2脚とかティシュケース2個とか謎の買い物してます。バッグは迷ってやめた。買ったところで持って出かける機会もないし。

あとはうっぷん晴らしにひたすら洗濯。気も晴れるし、ウイルス対策になるような気もするから一石二鳥。

 

さて、赤江さんがラジオをお休みしてから丸2週間。
PCR検査陽性でしたという報告後は特にコメントも無い。もちろん番組どころではないのだろうし、今はそっとしておいて欲しいからこその公表だったのだろうから、リスナーとしてはただ回復を祈るばかり。
赤江さんのケースはこの感染症対処の問題点が明らかになって、同じような家族構成の人達がとても心配している。せめて今後の対応の参考になればと思う。
それも含め、冷静に状況をオープンにした赤江さんは、やっぱりただのポンコツではなかった。素晴らしい。

 

そして、月曜ACTIONのパーソナリティ宮藤官九郎氏はもう4週お休み。

それでも既に退院し自宅療養とのことで、今週電話で状況報告をした。
まずは声を聴けてホッとした。
メディアでは「感染者が謝罪する必要はない」という方向に向けているけれど、それを知った上でクドカンは「自分の不注意だった。家族や仕事関係の人に迷惑をかけた」とあえて謝罪した。

ネットで叩かれているのも知ってるのだろうし、自分で油断があったと思ってもいるんだろう。
だけど、私はクドカンを責めないし、本人が申し訳なく思う気持ちはわかるけど、それで謝罪ばかりになって欲しくない。

感染が判明して以来、メディアに本格復帰をしていないので本人が言ってることではないのだけれど、ネットでは3月20日に行われたあるライブで出演者含め複数の感染者が出て、クドカンも観客として参加していたらしくそこで感染したのでは?と言われている。

自粛を呼びかける中ライブを強行したと関係者や観客が叩かれていて、クドカンもその1人なのだ。というか、おそらくその中で一番知名度があるので特に集中していて、「嫌いになりました」「もうドラマ見る気しない」とベタな乗っかり叩きがわんさかとある。

結果として複数の感染者が出たのだし、ライブハウスの状況というのが感染リスクが高いのも確かで、関係者に迂闊な点はあったのだと思う。

それでも、コロナが騒がれるようになってから番組を休むまで、毎週のようにクドカンはこの状況に対してエンタメ業界がどうすればいいのだろうかと言うのを語っていた。

舞台やライブのスタッフはフリーの人が多いから、中止になった場合に金銭面が心配だとか、見に行く予定だった舞台が1日も上演されないまま中止が決まってしまって切なかったこと、舞台は期間が長いからまた同じメンバーが揃うのは難しいので、簡単に延期ができなくて悩むとか、今稽古してる舞台がいい感じに仕上がってきているのに上演出来なかったらどうすればいいんだろうと思いながらもやるしかないとか、演劇も音楽もやって、出役でも裏方でもあるクドカンだからこその色々な思いを、整理しきれなくてもそれをそのまま語っていて、聴いていて自分も色々考えさせられた。

ライブの自粛要請が出てすぐの頃、無観客で配信するミュージシャンがけっこういたけど、YOSHIKIが「スタッフを守らなきゃならないから無観客で配信もやらない」と呼びかけていて、なんかもやもやした。

もちろん感染しないようにフォローするのが第一だけど、観客無しなら環境のコントロールはできるわけで、配信だけでもした方がお金になるし当然スタッフにも入る。YOSHIKI本人はライブ中止くらいでは何ともないだろうけど、スタッフはそうもいかないのでは?

「こういう時だから中止」というのは正論で一見かっこいいけれど、みんな生きていかなくちゃならないのに、もっと方法を考えることはできないのか?と思っていた。

 

クドカンはラジオで毎回、ライブが中止になることで関係者が金銭面で大変なんじゃないかとか、稽古して上演できない舞台の出演者の思いにまで言及していて、目の行き届いている人だ。

特に舞台っていうのは特殊なものでミュージシャンならライブができなくてもCDを出すとか方法はあるけど、舞台はその場だけで、無観客でできるものでもないと言っていたのはとてもわかる。

自分はお芝居が好きで一時期はよく行っていた。最近はDVD発売は珍しくないし、WOWOWなんかでの放送もよくある。見れなかった舞台とか録画したりするけど実はほとんど見ない。なんか違う。好きな人ならその感覚はわかると思う。自分は実際に見た舞台を反芻するために映像化されたものを見るくらいで、映像化されたものと生の舞台は別物だ。だからクドカンのもどかしさはとてもわかると思ったのだ。

今回の件で「自粛要請が出てたのにライブなんかに遊びにいくから」とクドカンを叩くけれど、一切の保証がないまま自粛だけを押し付けられ、しかも目立つ業界だから東京事変のように叩かれて自粛に追い込まれたりしている中で、ライブを決行する同業者を応援しようというクドカンを責める気持ちに自分はとてもなれない。
「遊びに」というのも、そう叩く人にはそうでも、それが仕事で生活かかっている人たちがたくさんいるんだからその理由だっておかしいし。

クドカンはライブの頃に生田斗真の舞台を見たというのも話していたそうで、「ライブのあと生田君の舞台に行ってうつしたらどうするのひどい」というめちゃくちゃな理屈の叩きコメも見た。
ライブを開催したのが「罪」なのなら、同じ頃に舞台を上演した生田斗真だって「罪」だろう。たまたま運悪く感染者が出たという違いだけで、同じように悩みながらイベントをやってる人間を叩くとか、エンタメファンとしてふざけんなよと思う。

コロナで見たかったライブがいくつも無くなって、楽しみにしてたドラマも始まらず鬱々としてるとき、結局気持ちを上げてくれるのは今見れるエンタメで、エンタメは不要不急に見えるけれど、こういうときに支えてくれるものでもある。そういうのが人間の文化なんだと思う。
宮藤官九郎がこの状況でエンタメ業界がどうすればいいのか、ずっと考えて語っていてくれたから、自分は絶対に宮藤官九郎を責めたりしない。自分の仕事や業界についてあんなにたくさん考えて語って行動する人を本当にかっこいいと思うから。
迂闊な面はあったかもしれないけれど、失敗のない人なんてありえないし、前向きに動いた上での失敗はこの先また何かにつながるんだと思う。

コロナについては専門家でも情報不足で二転三転するのだから、「正しくない=叩いてOK」ではなく、それぞれがその都度考えて精度を上げていくしかないのだし。
とは言え悲しいニュースもある中で、ハラハラさせてくれたことには突っ込むかな。ほんと、回復してくれてよかった。

先週は水曜ACTIONのDJ松永がリモート出演していたから、そろそろクドカンもリモートなら復帰できるんじゃないだろうか?
「感染経緯の説明から逃げてて卑怯」なんて叩きコメもみたけど、そもそも療養中だったのだから説明も何もないだろうに。本格復帰したらちゃんと語ってくれるか、文章にするかはやる人でしょう。でなきゃあんな作品書けないし。

 

たまむすびとACTIONは続きの番組なので、たまむすびの終わりに話しかけるクロストークがある。クドカンが休みになって、復帰は5月くらいかなーと思っていたら赤江さんが休みになってしまった。

クドカンは休みの前の週「コロナ感染を疑われて大変だった人のグチ」を聞いて「へぇ~」と笑っていたし、赤江さんは火曜の山ちゃんと「この状況では頻繁に美容院に行きにくいから髪伸ばそうかな」と話してた。それが次の週には感染者になってしまうのだから、何が起こるかわからない。ほんと怖い。
2人が揃ってクロストークが聴けるのはいつになるんだろう。そのころには少しでも収束するんだろうか。無理かな。

 

クドカンの5年ぶりの新作は結局中止。これはもう日程的にクドカンが感染してなくても無理だったと思う。
その中止のフォローもあるのか、WOWOWで過去作9作を6~8月に放送されることが発表された。いくつかには星野源も出てるので絶対録画しなくては。見ないって言っておいてなんだけどww
結局こういうときこそ何か楽しみがないと人間は生きてけないよね。
ACTIONのクドカン復帰とたまむすびの赤江さん復帰も気長~に待ってます。
そしてやっぱりバッグ買っちゃおうかな〜