スタート時期がバラバラなせいなのか「秋ドラマは視聴率不調!」という記事を見ました。
でも自分的には見たいドラマ色々で見るのが追いつかないですけどね。
Blu-rayの残量を気にする毎日です。
そんな貯蓄が増え続ける中、貯めずにすぐさま見ているドラマが2つ。
「#リモラブ」と「この恋あたためますか」。
普段あまり恋愛物に食いつかない自分としては珍しいチョイス。
どちらも視聴率はさほどでもなく、「恋あた」なんかは同枠の「恋つづ」「わたナギ」と比較して叩き記事などでてますが、自分としては今の2本の方がずっと好き。人の好みは色々ですから。
で「#リモラブ」はまず何と言っても『主演・波瑠』というのに惹かれました。
波瑠のドラマは割と見てるけど、特に日テレでやった大野智主演の「世界一難しい恋」をヒロイン波瑠目当てで見たらめちゃ良かったので今回も期待。
しかも脚本は「スカーレット」の水橋文美江だし、相手役は「スカーレット」で一躍知名度を上げた松下洸平ですよ。
波瑠主演の「サバイバル・ウエディング」で相手役の吉沢亮の同僚でちょい出してたそうで、確かに同僚がいたのは覚えてるけど顔までは思い出せないくらいだったのに、出世したもんだ。
このドラマはコロナ禍の設定で登場人物が普通にマスクをしている。
のだけども、みんな目元だけでもきちんとキャラを出し演技になってるところが面白い。
特に波瑠の目ぢからの強さがたまらないです。目の表情と心の声のモノローグだけでこんなに楽しませてくれるとかお得すぎる。
すっかり得意ジャンルとなった「こじらせアラサー女子」の滑稽さとそれだからこその愛らしさが可愛くて可愛くて、それだけでもうラブコメとして成立させてしまっているんだよね~。
相手役の松下洸平はそのルックスによくハマる「真面目でいい人なんだけどちょっとズレてる」キャラがラブコメの王道を行っているし、当て馬キャラの間宮祥太朗がまたいいんですよ。
顔が派手だからどうしても押しの強いキャラがふられがちだったのが、今回は意外とテンション低めで、こういう引き出しもあるんだな~と感心した。
ほんと今の若手俳優って顔がいいだけじゃなく、当然のようにみんなお芝居上手いもんなぁ~。生き残るの大変そうだ。
あと意外といいのが看護師役のジャニーズJr.の高橋優斗。どうしても政治的に押し込まれたのがバレバレのへたくそなジャニタレにイラっとさせられることが多い昨今、ちゃんとキャラに合っていて今どきのくったくの無い若者らしさが出ているし、見た目も華やかになっていい。そうそう、こういうのがアイドルの使い方でしょって感じでうまいなぁ。このまま経験つんでいい俳優になって欲しい。
そして江口のりこが安定して上手い。「半沢直樹」「K2」と立て続けに出てますけど、細かい演じ分けが上手くて、江口のりこではありながらちゃんと別人で。
「半沢直樹」は新鮮な役で「お~こういう引き出しもあるのか~」と驚いたけど、あとの2本はいかにも今の江口のりこに振られがちな立ち位置のキャラクター。それでもちゃんと違うのにくどくない。
自分はどうもこういうテンション上げない演技が好きみたいで、この「#リモラブ」はこういうテンションの差がキャラによってちゃんとあって全体のメリハリがついているので、結果波留の演じる美々先生のこっけいさが際立ってくるというのが面白い。
このドラマは設定こそコロナ禍でマスクをしてたり、SNSで知り合った顔も知らない人に好意を抱いたりと今どきにはしているけれど、恋をしてしまったときにやってしまう「ああ、それちがうでしょ!」が詰め込まれていて、結局いつの時も恋愛はこっけいでかわいいなぁというのを全力で伝えてくる、王道のラブコメでとても楽しい。
毎週水曜の癒しになっているので、このままつっぱしって欲しいなぁ。
こういうのいいですよ。