温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「純情きらり」〜第138話  桜子の綺麗事言いにイラっとするんだよ〜

夕方再放送中の「純情きらり」、あと残り4週と物語も佳境にはいってきています。

コロナ禍でサクサクと再放送が進み、さほど待たずに先を見られたのはよかったです。

 

朝ドラは「女性の一代記」といいつつも、わりと若いうちだけの話も珍しくないんですね。

純情きらり」も子役週のあとは女学生になって、まだ20代半ばくらいか、10年も経ってない。

現在昭和21年終戦半年くらい、なのでヒロインの青春はほぼ戦争と並行してます。

音楽をやりたくてもその場がどんどん無くなって、敵国の音楽と怒られたり、ピアノ線を供出させられたり、戦中あるある満載です。

そしてさらにあらすじだと「音楽を目指す」と言いつつあちこちブレブレなのも朝ドラヒロインあるある。

 

ヒロイン桜子がやたらモテモテなのも朝ドラっぼいんですが、意外なのは桜子本人が惚れっぽいこと。朝ドラヒロインは清く正しく一途でなくてはいけないのかと思ってましたわ(笑)

女学生のときには自宅に下宿していた斉藤先生を好きになり婚約。が先生の実家が破産して婚約破棄した後は、たまたま同じく音楽を好きだった幼馴染の達彦に想いを寄せられるといつの間にか好きになってて、周りの反対を押し切り婚約。しかし達彦が出征して何年も音信不通の間、画家である姉の夫・冬吾に惹かれてしまう。思いが通じていたが流石にまずいと思った冬吾が家族と共に実家に移って距離を置く。戦後思いがけず達彦が戻ると冬吾の事はなかったことの様に喜ぶ。おいおい。

うーん、朝ドラヒロインとしては惚れっぽくない?とにかく近くにいる人を好きになるタイプなのか?

それに斎藤先生のことは長姉の笛子も好きだったし、達彦のことは同級生やアパートの住人が好きだった。冬吾は笛子の夫だし、それを全て桜子が持ってくのとか、ベタな少女マンガみたいだなー。

この頃は朝ドラ低迷期で視聴率は高くなかった

そうだけど、実際こういうヒロインってウケてたのかしら?嫌われそうですけど。

 

戦争から帰っても心に傷を負い桜子と距離を置こうとする達彦に「戦地にいなかった人間に何がわかる」と言われて「私だって、あなたがいない事に苦しんでた」と桜子は言い放つ。

いやー、酷いヒロインだわー。うわーって声出ました。

戦地で傷を負った人にそれ言っちゃうか?そりゃ、空襲とか大変だったけど、自分の手を汚さななきゃならなかった人とは根本で違うよ。

 

このドラマは一応原案の小説があるのだけれど、かなり変更されているようなので、そもそも桜子が本当にこんな人間に描かれてるのかが気になるわ。どうも魅力的に見えないんだよね。

ハマる〜ってほどでもなく、もう見てられん!てほどでもなく、普通に見続けていますけど、果たしてどう落とすのかしら?

終わったら原作読んでみようかなと思うくらいに、桜子のいい子ちゃんぶりにイラつくわ(笑)