温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「おっさんずラブ -リターンズ-」1〜3話 田中圭の魅力を一番わかっているのはやっぱりこのチーム!

かつて大ブームになった「おっさんずラブ」の正当な続編が戻ってきました。

「正当」というのは、その後作られた第二弾、映画版は田中圭演じる春田と吉田鋼太郎の部長を軸にしつつも、世界観が別軸だったから。

ですよね?

 

最初の連ドラは面白く見ていたけれど、そこまでハマったわけではなくて、その後の続編は見てなかった。

けれど、去年おっさんずラブチームが作った「unknown」が面白かったし、「リバーサルオーケストラ」でやっぱり田中圭って上手いなーと思っていたので、せっかくの続編だしと見てみることにした。

 

このところはシーズン1がめちゃくちゃ面白かったのでシーズン2をワクワクして見たら、追加要素を入れすぎてまるで別番組のようにつまらん、という目に何度も合っていたので、「おっさんずラブ」はましてや間も空いているからなぁ……と、半目で見出したら、初回の冒頭でもう息ができないくらい笑ってしまった。

やるじゃん!!

すごいな、おっさんずラブチーム!

 

このドラマの魅力は、相手が同性とか年齢差があることが全く障害にならず、誰もが真っ直ぐ誰かを思っていることが素敵だよ、と全力で伝えてくるところ。

それを上手い俳優陣がコメディパート含めて全力でやっていることにつきます。

林遣都があの渋い顔で無表情のまま吉田鋼太郎に飛び蹴りしたところなんかもう涙出ましたよ〜。

そして必ず入る、吉田鋼太郎が1人煩悶するシーンがね(笑)テレビなのに「声でかいって!」と毎回つっこみます。

 

そしてなんといっても田中圭が可愛い!

シーズン1でブレイクするまでは4番手くらいだったし、上手いは上手いけどサブキャラ向きな人なのかなー?と思っていたけどとんでもなかったです。

あれ以降もずーっと出ずっぱりで、髪型とかもさほど変えたりする方ではないのに、どのドラマもちゃんと別人。

「リバーサルオーケストラ」で本来見た目では向かないはずのクールなツンデレキャラをカッコよく演じたと思えば「unknown」のようなお得意の、ちょっとポンコツだけといいやつも演じ分ける。

今回のはるたんは「unknown」と同じ愛すべきポンコツだけど、振り切り方がものすごい。

変顔の繰り出し方といい、一番アホで一番可愛い田中圭だ。

 

田中圭に限らずどの俳優も普段の1.2倍くらいのデフォルメ演技がバランスよく、それをテンポの良い演出で、まったく飽きる間がなく見終わってしまう。

新キャストも、井浦新にしては珍しい謎のポンコツといい、見るからにうさんくせー三浦翔平と言い、何十年も前からこのドラマにいたみたいな馴染みぶり。

素晴らしい!

 

俳優もいいけど、ある意味ファンタジーな脚本もまたいいです。

正直、シーズン1ではLGTBの取り扱いとか、部長の扱いとかちょっとモヤっとすることもなくはなかったのだけど、今回はそういうところを上手く幸せな世界にしていていいなと思う。

春田の母に、一緒に暮らしてること、結婚した事を報告するのに牧があれこれ気を遣って悩むのだけど、いざやってきた春田母は、「あ、そうなの?彼氏の友達でもそういうカップルいるわ」「結婚おめでと。式はしないの?」とめちゃくちゃフラットだった。

 

後輩マロの家での嫁姑問題も、蝶子がマロよりずっと年上でマロの母よりも10コ上、なのが原因ではなく、あくまでも元々他人で歩み寄りかたが分からなかっただけ。

同じアイドルを推してることが判明して一気に仲良しになる。

そう、どれもこれもファンタジーだけど、でもこういう世界だったらいいなというファンタジーなのが、見ていてニコニコしてしまう。

 

3話では春田と牧がそれぞれ浮気してるのではと疑った部長が、それが間違いだったことを知って安堵のあまり泣き、その後春田と牧が改めて気持ちを伝え合う、というこれでもか!というラブラブシーンにもうやられてしまうしかないわ。

なんかもうね、ここまで幸せな世界を作り上げてくれた(まだ3話だけど)おっさんずラブチームに感謝ですよ!

ふーん?とか思いながら見出したのに既にどっぷりです。

いやー、やっぱりこのチームが田中圭の使い方を一番わかってますね。

 

4話はチラッとおディーン様も出るようだし、ここからどうなるのかますます楽しみです!