温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「知ってるワイフ」第1~2話 思いがけず面白い、こんな広瀬アリスが見たかった!

ドラマを見るきっかけとして自分が一番多いのは「好きな俳優が出ているから」。
そういう意味では、この1月ドラマでは「この人が出てたらどんな駄作でもとりあえず全部見る!!」といるレベルで好きな俳優さんのものはないんですよね~。
自分的にはその次のレベル、「この人が出てたらとりあえず見てみて、あまりにひどかったら脱落するけど基本的には完走するつもり」というくらいの好きな俳優さんのものが多い。

そしてこの「知ってるワイフ」はそれよりもっと期待が下の「ちょっと気になる俳優さんが出てるからちょっと覗いてみるけど、あんまり内容は興味ないかな~」というノリでした。初回スタートが他のドラマより早かったのでいきなりハズし、最近普通にやる「テコ入れのための深夜の初回再放送」を録画、2話からは毎週予約を設定しましたがそのまま録画がたまりそう……と思ってました。
なにしろ見ようと思った理由が「スカーレット」以来気になる存在の松下洸平が出てるから、だけで主演の2人にはさほど興味がなく、韓流も詳しくないので原作ドラマも知らないという程度。

それなのに、「寝る前にちょっと録画したものなんか見ようかな~」と見始めたら、意外に面白くて1~2話一気見。

いや~、これは意外な当たりドラマなのではないでしょうか?

 

結婚5年目、銀行員の元春はモンスター嫁の澪にうんざりし「結婚ってこんなはずじゃなかった」と日々後悔している。そんな時謎な男から貰った500円玉を使うと10年前のある日に戻っていた…。

大学のマドンナ(古💧)沙也佳にコンサートに誘われたあの日、バス停で澪に出会い彼女の落とした財布を届けたためにコンサートには間に合わなかった。

その日に戻ってそれをやり直して再び目が覚めると、妻は澪ではなく沙也佳になり、あちこちの状況が変わっていたのだが、勤め先の支店に本店から転任してきたのは澪だった。モンスター嫁だったときとはまるで別人の澪に元春は戸惑う。

なぜ澪は元春の前に現れたのか。そして過去を変えた事を知っているのか。


…と言うのが1〜2話の展開なのですが、とにかく「広瀬アリスがかわいい!」とじっと見てしまいました。

なぜか広瀬アリスは「ポンコツ新人」の役ばかり回ってきていて、前クールの「七人の秘書」でも「またこんな役かー」とガッカリしてました。Twitterで同じような事を書いてる人がいていいねしてしまいましたし。

 

「悪妻」という前フリでしたが、そもそも夫の元春が大人になりきれていないポンコツで、澪はまだ20代で子供2人(しかも下の子は夜泣きシーズン真っ只中)、家事育児をほぼワンオペでバイトもし、母1人子1人なのに母は認知症な様子に思い悩む。

そりゃー呑気に飲んで帰ってこっそりゲーム機買ってくる夫にキレるのも仕方ない。それだけ追い詰められてるのだ。

ツイッター見てるとやはりこの辺は男女でリアクション違うなぁというのがまだまだありましたねー。「あんな嫁なら帰りたくなくなるよ」っていうね。

このあたりはニワトリが先か卵が先かという問題なのかな?というか、澪も悪いところはあるとは思うけど、元春にも大きな責任はあるといったところかなー。

もちろんそれは当人にはわからないんだよねー。そこはなんかリアル。

 

で、結局過去を変えて社長令嬢の沙也佳と結婚してセレブ生活な様子ににんまりする一方、銀行の同僚として現れた澪に動揺する。

明るくハキハキとして優秀な仕事ぶりに、いったいこれはあの澪なのかと。

そうなのよー、その銀行員の澪が凄く魅力的なんだけど、それがまるで別人でなく、元々澪にそう言う要素があったのは過去を変える前にも表れていた。

高校生のとき年配のご婦人の荷物をさっと拾ってあげたり、結婚してからのファミレスでの働きぶりもとてもテキパキ。

「もしかして自分との結婚がよくなかったのか?」と元春が思うのも当然かもなぁ。

早くも2話で澪が気になって仕方ない元春がねぇ、しょうもないなぁ(笑)

元春が過去を変えたおかげで、かつては結婚してたのが独身に変わってしまった同僚の津山がどうやら澪に興味ありそうだし、1話のリアルなすれ違い夫婦展開から一転、ラブストーリー展開が盛り上がりそう。

 

とにかくキャスティングが上手い。
放送前あまり興味がわかなかった大きな理由が、主役の元春が関ジャニ大倉忠義だったから。
顔はいいと思うけど、ジャニーズのなかではさほど俳優業をやってるほうではないので期待できないなぁと思ってた。
それが、いい方に意外でけっこうハマってる。
確かに「芝居がすごく上手い!」という感じではないのだけと、関ジャニの中ではあまり前に出てこない大倉くん本人の感じが、元春の覇気のない感じと上手くハマっていて、「顔はいいからモテるけど、出来る男ではない」感じがとてもよく出ている。

銀行員にしては半端な長さとセットの髪型も元春のダメっぽさが強調されていて、「なるほど元春ってこういうやつなのね~」としっくりくるのだ。

そしてなんといっても広瀬アリスですよ~!!

そもそもあれだけ綺麗なのに意外と設定上「美人」の役がなかったと思うのだけど、今回はちゃんと「美人」の役で、それがちゃんとすばらしく美人感が出ている。

これは元の作りがいいだけじゃなく、表情とか動きとかでしっかり出しているのがいいのですよ。
特にタイムスリップ後の銀行員の澪は、言葉遣いや表情、仕事のてきぱきぶりとか、本当に魅力的で、視聴者が元春と同じ気持ちで澪に惹かれてしまうと思う。
あ~、広瀬アリスがこんな魅力的な役をもらって、しかもしっかりそれに応えていて嬉しい~!

1話を見終わってびっくりしたのは脚本が橋部敦子だったこと。
だからこんな後味のいい話になってるのね~。
Twitterで「原作ドラマよりコメディ色が減ってる」というのを見たけど、原作より話数が少ない分、ヒューマンドラマな面に寄せたのかしら。
なにはともあれ、橋部敦子と知ってますます先が期待できる。この人の脚本は、ちゃんと現実に沿いながらそれぞれのキャラの良さも悪さも描き、単純な悪役などは作らないところだと思っているので、この先もきっと見終わっていい気持ちのさせてくれるだろう。

しかし今クールはテレ朝の「モコミ」も書いているし、まあ時期はずらしてるんだろうけど、大変そうだな~。

 

こういう海外ドラマのリメイクを見ていつも面白いと思うのは、なんとなく原作ドラマのお国柄感が出るところですね。

今やってる「24」は初回で脱落してしまったけど、セリフ回しとかがすごく吹き替えっぽくなっててなんか面白かった。
「しってるワイフ」では、高校生の澪があの手この手で元春に交際をせまるところが、すごく韓国ドラマっぽいなぁと思った。

日本のドラマだとああいうせまりかたあまり見ないかな~。
リメイクでもなんとなくそういう違いが出るのがけっこう楽しいです。

 

ということで、期待してなかったら面白かったのでなんかうれしい。

視聴率は今一歩らしいけれども、自分は気にしないんでこれは毎週の楽しみになるなぁ。
とりあえず、今日の第3話を早く見たいです!