いや〜、あちこちでネタバレされてる通りに綺麗に騙されましたよー。気持ちいいくらい。(笑)
最終話までの間に色々思っていた疑問が見事に回収されました。
以下、ネタバレで感想〜。
探偵役が真犯人というトリックは小説という形態ならではで、それを映像にするときの難しさにこんなに正面切って挑戦していて拍手〜!
自分は綺麗に騙されて、香月の別荘に着いてもまた気がついていなかった💧
2話くらい前から鐘場警部がいかにも怪しそうに煽っていたので流石にミスリードだろうと思いつつも、香月のラインは全然考えなかった。
そういう意味では瀬戸康史のキャスティングの勝ちですね。
霊能力があるゆえ世間知らずのお金持ちのお嬢様で超美少女のヒロイン翡翠と彼女のナイトとなる推理小説家 香月が事件を解き明かしながら恋に落ちていく様を猟奇的な事件と耽美な映像で彩る……
そんな昭和の探偵物的な空間に綺麗にハマる清原果耶と瀬戸康史の絵面が美しくて。
どちらも整った顔をしているのにいわゆる美形設定の役があんまりなくて、特に清原果耶は「普通」な役がとても上手いので改めて綺麗な顔してるなぁとしみじみ。
瀬戸康史もトキューサに代表されるようにどこかポンコツな役が多いのでこんな2枚目役は新鮮。
初回から視聴率がさほどでなくツッコミ記事も結構見たけど、そりゃこんな昭和耽美猟奇ドラマを日曜の夜にリアタイする元気ないよ、なぜこの枠にした?と毎回思ってました。
そこも罠でしたね💧
「霊能力」という現実に存在しない能力をミステリーに取り入れる時、どこまでできるかというのも難しいよなーと常々思っていて、あまりにチートだと謎解きの面白さが無くなってしまうので(「SPEC」はそれで早々に脱落した)、翡翠の能力があくまでもヒントを与えるレベルで香月に謎解きさせるのも上手い設定だなぁと思っていたら、そもそも無いんですものね。そりゃチートではないわけだ。
そこの感心までも綺麗に騙されたし。
奥手お嬢様のわりに翡翠がとにかく香月に押せ押せで迫るのとか、こんなただお茶を淹れてる役になぜわざわざ小芝風花なのかとか、ちょいちょい疑問な点があって、それも今になってみればわかる。
それにしても翡翠のネタバレに驚きオタつく瀬戸康史は、正に瀬戸康史!やっぱりポンコツが煌めくわ〜。
いやー、裏表なく楽しめた!
そしてさすが清原果耶ですねー、圧巻の長台詞!
来週からどーんとテイストの変わるであろう新ドラマも楽しみです。