温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「この素晴らしき世界」 〜第7話 おもしろくは見てるけど、色々裏を考えてしまう…

クランクイン直後に主演が降板というバタバタばかりが話題になってしまった「この素晴らしき世界」。

いやー大変だなと思いつつ、鈴木京香の段階で見ようと思っていたのでそのまま見ています。

いわゆる「いれかわりコメディ」かと思いきや、サスペンス要素や時事ネタなどの社会派テーマも入れていて、話数が減ったわりには何とかまとめていて結構楽しめます。

見てると確かに鈴木京香に当て書きだったんだろうなぁという役ですが、急遽主演の若村麻由美はさすがに上手いし綺麗だし存在感もあるしなかなか役にハマってます。

 

……なんですが、見ているとついつい、昨今世の中を賑わせている芸能ネタ、というかもう一つの事件だよなという物のことを考えてしまう。

 

そもそも、こういう芸能界の業界ネタドラマって常にありますが、作ってる人も出演者もみんな本物の業界の人な訳ですよね。

それでこういう、裏とか闇とかを描く時どう思ってるのかしら。

例えば警察物でも警察内の悪を暴くネタは多いです。「相棒」では公安はほぼ悪の組織ですし(笑)

でも、警察物にしても医療物にしてもドラマを作ってる人たちにしたら他所の世界ではある訳で、それに比べて自分たちの本当にいる世界を描くにあたってどう思うのか。

「ドラマだから」で割り切るのみなんですかね?

 

今回準主役的な立ち位置で木村佳乃が出てます。

役柄は、主人公がなり代わりを務める大女優の所属事務所の社長。

とはいえ、父親が作った事務所の後を継いだ二代目でちょっとボンヤリさん。

先代の頃からいるスタッフには舐められている。

スタート時から気になる設定でした。

 

木村佳乃の所属事務所は、木村佳乃のために作られたというのは有名な話だと思います。

社長はナベプロ創業者の次女で、元は関わってなかったようだけど今は取締役だったような。

と言っても明らかに有能な感じで、所属俳優も売れてるし、プロフェッショナルにも出てた。

ある意味同じ二代目でも木村佳乃演じる莉湖とは真逆だなーと。

 

一方で木村佳乃の夫の所属事務所では、やはり世襲二代目社長が絶賛世間にあれこれ言われ中。

いやー、皮肉なもんですがこういうの本人は何か思うのかしら?

バラエティで見る感じではあんまりそういうの気にしなそうに見えるけど。

 

と思っていたら、ドラマが進む間に夫の所属事務所では二代目社長が辞める辞めないの話になって、さらにその夫が次期社長とか言われてます。どんなだよ。

ドラマの方では、性被害にあった事務所社員から、先代がスポンサーに頼まれてテレビプロデューサーの犯罪を揉み消した事を聞かされる莉湖社長。

おお、どこかの夫の事務所と同じく先代の犯罪対応ですか。もしかして匂わせ?

 

会社を畳むことになってもそれを公にしようと決意したところで7話は終わりましたが、演じる木村佳乃の夫が本当に次期社長に就任したらそんなことができるかしら?

できっこないかー、お飾りだしね。

これはあくまでもドラマ。

 

しかし、このドラマの脚本描いてるのはフジテレビのプロデューサーなんですよね。

それでプロデューサーの犯罪、しかも死人が出てるようなエピソードを入れるって言うのはどういう意図なのかな?

ある話ですよ、ってこと?

 

なんかねぇ、タイムリーに進行している現実の話の闇が深すぎて、ドラマ見ながらつい余計なこと考えちゃうなぁ。

現実は結局なあなあで終わるのだろうし、せめて木村佳乃の莉湖社長には、闇を暴いて終わって欲しいものです。

で、夫にもドラマ見て貰えばいいと思うよ(笑)