温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

寝る前の癒しタイム、「作りたい女と食べたい女」シーズン2!

NHK夜ドラ、まだまだ認知度は低い枠ですが、その分チャレンジングな企画も多くて面白いです。

そして1話15分という長さが、寝る前にちょっと見るのにちょうどいい。

どちらかというとサスペンスとかドキドキ系のドラマが多いのですが、先日からのシーズン1再放送からそのまま、今週から「作りたい女と食べたい女」シーズン2が始まりました。

 

哀しい出来事もあったマンガ実写化ドラマですが、NHKはスポンサーの縛りがないからかきっちり作ってきている印象があります。

キャストも知名度より合うかと技量で選んでる感じ。

この「つくたべ」は一見ただの食べ系ドラマと見せかけて、女性の生きづらさにそっと向き合っていて優しいお話しなのです。

書き様によっては傷つく人も出るような繊細な気持ちを、美味しいものを食べるという生活の根幹を軸にすることで見る人に身近なこととして感じさせる。

つくづく食というのは生きるということだなぁと思います。

 

主人公の野本さんはアラサーの社会人で、なにかと人生に口出されがちな世代。

そんな彼女が春日さんと出会い、自分の性的指向と向き合うようになる。

野本さん自身は自分の春日さんへの気持ちが恋なのだと認めますが、春日さんが何をどう思っているのかはまだ描かれていません。

そういうセンシティブなテーマを日常の食べることと並べることで、実は普通のことなんだよと描いてるのがいいですね。

そしてきちんと専門家の監修を入れていて、決して「昨今同性愛とかブームじゃね?」みたいなノリではなく、ちゃんと向き合おうとしているのがNHKらしくて好きです。

 

仕事が進まなかったり、嫌なことがあったりしてスッキリしない日も、寝る前に野本さんと春日さんが美味しいものを楽しく食べているのを見ると自分も元気でます。

こういうドラマは大ヒットはしなくても、きっといつも必要とする人がいると思うのです。