温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

パンサー向井の失言にずっとモヤモヤしている

「伊集院とらじおと」が終わって5ヶ月。

つまり「パンサー向井のふらっと」が始まって5ヶ月経った。

ラジオリスナーは愛が深いから、帝王伊集院の番組が終わる事でだいぶ荒れ、その中で後番組を引き受けたパンサー向井も大変だろうなぁと思う。

「ふらっと」の評判が果たしてどうなのかはよく知らないけれど、自分は木曜の高橋ひかる(高ははしごだか)出演回しか聞いていない。

1週目に一通り聞いてみたのだけど「ふーん?」という感じだった。パンサー向井が「〜させていただく」ぼっかりで聞きづらいし。

特に9時からのニュースコーナーが無くなってどうでもいい小ネタになったのがなぁと。

生活情報なら後番組のジェーンスーの所でやってるし。

伊集院がこの枠を受ける時「この枠をやると言うことはニュースについてもやる事だ」と言われて覚悟を決めて勉強した、と言ってたことがあったのに、パンサー向井にはそれやらせないんだなぁ。まあ向いてなさそうだけど。

でも、この時間には時事ネタを扱って、専門家ではないパーソナリティが専門家から話を聞くのは面白かったけどね。

流石に全く無いことにクレームでもきたのか、水曜の三田寛子がパートナーの時に時事ニュースを専門家に聞くようになったんだけど、パンサー向井が「不勉強なんですけど」を連発するだけで興味ないのがバレバレで呆れる。

 

で、とにかく高橋ひかるちゃんのエネルギーに溢れる感じと通る声が好きで木曜分だけはタイムフリーで聴くのだけど、そこでももやもやが待っていた。

ウーファービーツ」という、主に90年代のヒット曲を2001年生まれ(!)の高橋ひかるちゃんにプレゼンするというコーナーがあって、ここは音楽ジャーナリストの人がちゃんと話すので面白く聞いている。もちろん扱う曲は世代ならだれでもわかるレベルの曲なので改めての解説が楽しめる。

7、8月にフェスシーズンということで、いわゆるメガヒットではないひとひねりした選曲をしていた。

中村一義の「犬と猫」。

正直当時世代でも知らない人は珍しくないミュージシャンなのだけど、初のフジロックに登場するはずが悪天候で幻のステージになったというエピソードからのチョイス。

ザ・ハイロウズの「日曜日よりの使者」のモデルがダウンタウン松本人志だという噂の出どころになったのが、この中村一義ダウンタウンの番組を見て自殺を踏みとどまったという話をヒロトと混同されたことらしいと音楽ジャーナリストが言っていた。

そのエピソードからもわかるように中村一義はなかなか難しい家庭で育ったらしく、子供の頃は犬の鎖で繋がれてたことがあったそうで、そのあたりのことがこの「犬と猫」の歌詞に反映されているようだ。

 

そういった中村一義の背景の解説を聞いてパンサー向井は「いいなぁ」と言った。

「芸人としてはそういうエピソード欲しいんですよね〜」。

おい。

スタジオにいるのはまだ20歳の高橋ひかると音楽ジャーナリスト、20代の男性アナウンサー。

だからか、誰も止めず、パンサー向井は「いいなぁ」を繰り返した。

 

確かに芸人としては人畜無害なキャラな事にコンプレックスがあるのだろうし、芸人でもアイドルでも不幸エピソードは売りになる。

でも、こういう人の明らかな虐待エピソードを売りとして「いいなぁ」と言っていいのか?

あの回の放送から結構経つけど、あれ以来ますますパンサー向井のラジオを聞く気がしない。

幸い、木曜の高橋ひかるちゃんの回はパンサー向井は隔週休みな上に、このところは高橋ひかるちゃんが舞台で休んでいて、パンサー向井の声は聞かずに高橋ひかるちゃんのトークだけ聞けている。

パンサー向井はラジオが上手いラジオ芸人ということになっているけれど、こんな無神経コメントでずっともやもやさせるような人間が、ラジオ芸人ですかね。

元々あまりバラエティーは見ないから、そこまで見かけてないけど、それでも見るたび「そういう事言っちゃう人間なんだなぁ」としか思わないようになった。

うん。