温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

えー、星野源と菅田将暉と米津玄師の飲みなんて、横で見てたいわ〜

月曜日は菅田将暉オールナイトニッポン

いつもはタイムフリーなんだけど、今日は米津玄師がゲストで来て「まちがいさがし」のセルフカバー解禁だから、ちょっとリアタイしてみるかー。

 

冒頭のトークからいつもどおり飛ばして、菅田将暉版の「まちがいさがし」がかかる。
そして、デカレモン兄ちゃんこと米津玄師登場~!
いや~、ホントに存在すんの?という米津玄師が、ここに来ると菅田将暉とただの同世代で男の子トークなのが楽しい。

近況報告や、前に会ったときの話をする。
「星野さんと飲んだのが楽しかったね」としゃらっと言うのにこちらはビクっと反応する。なんだとー!
そう、確かに星野源オールナイトニッポン菅田将暉がゲストで来た時、米津玄師に会ったことないから紹介してみたいな話をしてた。実現してたのかー!
菅田将暉と米津玄師が飲むことになって、せっかくだから星野源を誘ってみたらこれたそうだ。あああーいいなー。参加したいなんて恐れ多いことは言いませんが、どんな感じなのか、横のテーブルで見てたい。ちょっと離れたとこでもいい(笑)
いいなぁ、楽しそうだなぁ。
そのころはまだ「MIU404」に菅田将暉が出ることは決まってなかったそうで。へー。
米津玄師も放送見て初めて知ったとは。徹底してるなー。

 

それにしても米津玄師、菅田将暉の紅白のリハに立ち会って、代わりに歌ってみたりしたそうだけど、それを見てたNHK関係者は「だったら出てくださいよ………」と思ってりするかもね(笑)
米津玄師の「まちがいさがし」は壮大でピースフルな曲で孤独感のある菅田版とはまたずいぶんと印象の違う曲だった。いいなぁ。

 

せっかくの新曲解禁なのに音楽の話はそこそこでどうでもいいトークが盛り上がるのは菅田将暉オールナイトニッポンのお約束。楽しいわ。

Creery Nutsをいじったり(絶対明日のオールナイトニッポンにメール入るよね)、源さんとキャンプして生放送したいとか、オールナイトリスナーがワクワクする話ばっかりだ。

しかしそういう風に3人で会っても、ラジオで話さないのが星野源っぽい。
特に相手が有名人だとすごくきを遣ってるのが、業界長い大人だな~。さすが。


ちょっとだけ、と思いながらついつい聞いてしまった。いかん、寝ないと。
思いがけす星野源の話がでて楽しくてつい。

また、ちゃんとタイムフリーで聞き直しましょう。

 

 

「MIU404」第5話 社会派じゃないドラマなんて面白くないでしょ!

頻発するコンビニ強盗の捜査のため店員として張り込む伊吹と志摩。そこへ強盗が現れ、同時に近隣のコンビニも襲われる。取り押さえられた犯人たちはほとんどが元技能実習生の外国人だった。そして2人に仕事を教えてくれた留学生のマイが共犯ではないかと疑われる。

 

第5話「夢の島」。う~ん、なんてストレートなサブタイトル。確かに、近隣のアジア諸国から見て日本は憧れの場所だった。ジャパニーズドリーム。でももうそうじゃなくなって久しい……。過酷な技能実習生の現実。

こういうネタを選ぶ野木亜紀子のセンスがいつも凛々しい。

Twitterとかでも「知らなかった」というつぶやきが多かったけど、実際知らない人も多かろう。星野源も言ってたし。

自分はニュース見るの割と好きだし、ネットでもテレビでもラジオでもニュースが入れば結構聞いているけれど、覚えてる限り技能実習生についての記事をネットで見たことないと思う。テレビではかろうじてあったと思うけど、ほぼ新聞で見ただけだ。だから紙媒体を見ない人が多くなった今、知らない人が多いのは当然だろうと思う。

ネットのニュースサイトは便利だしよく見るけれど、当然よく見る系統の記事ばかりになってきて、それがとても気持ち悪いので、自分が選ばないニュースをたまたま目にできるメディアの必要性を強く感じている。

野木亜紀子Twitterでわりと時事ネタに触れる人なので、こういう話を見ると、やっぱり世の中のいろんなことを見ようとしていて、いろんなことにちゃんと腹を立てている人なんだなと思う。そうしてそういう人は信用できると思う。

 

いろんなことにどういう意見を持っていても、それはそれぞれの自由で構わないのだけど、ネット社会では声高に言う人ほど見ているものが偏っていてほんの一部だったりして、そのほんの一部の情報だけで判断していたりする。それがほんと怖い。

自分もまずは知りたい。いろいろ思うことはあるけれど、それについて全部見たい。それから考えたい。でも、それを全部見れることなんてなかなかない。

ナウチューバーの特派員RECがテレビに売り込んだら「技能実習生のネタなんて誰も見たがらない」と邪険にされたように、その時盛り上がってるネタばかりをメディアは取り上げ、その裏で小さく扱われるニュースの多さにぞっとする。

扱いは小さくても、それぞれが重要な問題で、それに対して水森のように問題意識を持っている人もいるはずなのに見えない。

 

そんな気持ち悪さを取り上げて一流のエンタメに仕上げる制作チームに毎度感謝する。

ネット記事で5話について「『社会派ぶるな』と賛否両論」というものを見て「はぁ~!?」と思った。そもそも自分は絶賛ツイートしか見つけられなかったので「賛否両論」っていうほど否定意見あったのか?と思うし、まあ1つでもあれば嘘記事ではないのだろうからいいんだけど、「社会派ぶるな」ってなんだよ!と思う。

ドラマってその時の空気を描くもので、そうでないと面白くならない。「逃げ恥」のように、ラブコメだって社会派要素がなくては今どきウケない。

そんな時代に「社会派ぶるな」とかって、ほんとにドラマ見てるのか?と問い詰めたいくらいだ。

 

そしてあいかわらず桔梗隊長がかっこいい。

男社会と言われる警察物で、ほとんどが男性キャラのなかに1人2人女性キャラをいれるのは昔からよくある。そしてほとんどが「華」だった。

でも桔梗隊長は違う。美人ではあるけれど、隊長になったのは有能だからだ。けれど「女」であるだけで疎まれる。桔梗隊長は自分が正しいと思うことをしているだけなのに。「ただいるだけなのに」だ。
ブラック・ライブズ・マターの問題について星野源が発信して、それがほとんど取り上げられなかったことに絶望したのだけど、それとは別に、同じくそれについて発信した大島優子には叩き記事が出てた。超人気者の売れっ子で「男」である星野源はスルーされ、「女」の大島優子は叩かれる。検察庁法改正問題もそうだった。城田優はスルーで秋元才加は粘着される。そういうものに対するいら立ちを野木亜紀子はちゃんとすくい上げてくれる。

 

そんなもやもやする問題を扱って、しかも毎回事件はすっきりとは解決しない。なのに毎回見終わったときなんか救いが見えるのがなにげに凄い。それがこのドラマのエンタメとしての上手さだ。5話でいえばマイの強さとしたたかさ。人間捨てたもんじゃない。けれどつい考えてしまった。劇中は今2019年。沖縄のホテルで働くと言ったマイは大丈夫なのか。このコロナ渦で大変な目にあっているんじゃないか?
ついそう思ってしまうほどはいりこんでしまったし、マイは魅力的なキャラだった。

 

5話を見終わってから、ずっとぐるぐる考えていた。もう完全に制作チームの掌の上だ。でもいいんだ、それが気持ちいい。

そして・・・今回も志摩がめっちゃかっこよかったぜ~!!(笑)
本来そういうルックスではないはずなのに、もう演技でクールな男前なんだもんなぁ~。まいっちゃうぜ!!!(爆)

それにしても、ウイスキーのグラスでフラッシュバックするとか、志摩の闇は思った以上に深そうだ。
そして予告にでたかつての相棒はまさかの村上虹郎とは!わりと同世代の相棒を想像してたのだけど、そうきたか!

はたして志摩の過去はどこまででるのか、6話が待ち遠しい。
ああ、このドラマのおかげで一週間生きていけるよ~(笑)

今週買ったマンガ

なんか調べ物していて、ふと思い出して調べてみた。

で、電子書籍で購入。

 

OL進化論   38.39巻

 

ずっと新刊が出てなかったので連載終わってるのかと思ってました。

調べたら4年ぶりの新刊として38巻が出ていて、今週39巻が出た。

なんでこんなに空いてたのかしら?先生が体調でも崩されてたのかしら?心配。

40巻もすぐ出るみたいで良かったけど。

しかし、38巻が680円なのに39巻は900円って、一体何があったんだー。

 

で、もう連載が30年だそうで!

まとめて読むと、当時の時代感が感じられて面白いです。

ま、長い連載なので時事ネタじゃないものだと前にあったっぽいネタがあるのはご愛敬(笑)

 

いやー、こういう4コママンガだとタブレットで読むのホント楽ですねー。

20日の新刊も、予約しといたらその日にダウンロードしてくれるし、書籍自体をネット注文するより罪悪感が無いし。

便利だー。

 

「MIU404」第4話 ……ああヤバイ、何度見てもゾクゾクする

第3話の衝撃がずっとぐるぐるしたまま迎えた第4話。
少年たちのいたずらから一転、発砲事件から始まる血なまぐさいお話。

真っ昼間の銀座での発砲事件、容疑者も被害者も逃走。
被害者は青池透子、2年前の違法カジノ摘発で逮捕された前科あり。
事件は組対が引き継ぐが、その事件に関わっていた桔梗隊長の指示で4機捜も捜査を続行する。
1億円を持って逃走する青池透子。その金はどこから手に入れ、そして彼女はどこを目指して逃げているのか。

もうね、このヒキだけでゾクゾクするんですけどもね、またも野木亜紀子のち密な脚本とさらに上を行く演出に驚かされる。既に何度も見返しちゃいましたけど、何度見ても、というか見るたびに新しい気づきがあってゾクゾクする。
ううう~~!たまらん‼

 

野木亜紀子の脚本は、いつも「今何が起こっているのか」をまっすぐ見ていて、それに対しての正当な怒りに満ちている。それがたまらなくかっこいい。
3話で語られた「分岐点」、誰と出会うか出会わないか、それは4話でも引き続き語られる。出会ってしまったことではめられ沈んだ青池透子。カジノに警察が踏み込んだ時の落ち着いた顔は「これで終われる」というものだったはず。
資格をとって、普通の企業で地味につつましく手取り14万円で暮らしていくはすだったのに、知らないうちにまた出会ってしまっていた。搾取される側はずっと搾取されるままなのだ。
そしてその正当な怒りのもとに任務を遂行するのは桔梗隊長。
元々は被害者だった青池を助けたはずなのになぜこうなったのかを突き止めようとし、違法カジノを通報したために狙われる羽野麦をかくまう。
冷静で優秀で心優しく力強い。

「アンナチュラル」でもそうだったけれど、野木亜紀子のお仕事ドラマはポンコツの役立たず、というありがちキャラを入れないのが気持ちいい。
桔梗隊長は言うまでもないけれど、伊吹、志摩、陣馬、九重、機捜4課それぞれちゃんと仕事はできる。「若手キャリアでしかも二世」というポンコツオチにされがちな九重も若くて頭でっかちではあるけれど、それはまあ世代的に当然の範囲で、ちゃんと動き考えて仕事をする。ほかの人間もそう。欠点もみせつつ仕事には真摯だ。
一見組織のことしか考えない人でなしに見える刑事部長の安孫子にしても、その立場としての正義をもって動いている。
自分は野木亜紀子のこういうところが好きだなと常々思っていたのでけれど、そういえば同じようなことを思うのが羽海野チカの作品だ。つらいことがあってうわ~っとなっていても、そういうときこそ仕事をちゃんとやってしまったりする。
「ツライ=何もかも手につかない=仕事できない」という単純な公式で人間は出来てないということをちゃんと書いてくれるから好きなのだ。
人間てそう単純に生きてはいないんだよと、いつもいつも言ってくれる。

やっと普通の暮らしに落ち着いたと思ったのに、気づいたら勤め先が暴力団のものになっていた。彼らに一矢報いようと汚れた金を横領する。それが気づかれ追われ、そしてもう自分は助からないと悟った青池は何かしたかった。そうして彼女が選んだのは遠い国の搾取される女の子のために寄付を送ることだった。

……あいかわらずの伏線回収の気持ちよさ!
前半での、伊吹がかつてタイガーマスクを真似てランドセルを送った話、ウサギが追い詰められると狼をも蹴り飛ばす話、その人間の本性を知るには生死がかかった瞬間をみるといい、そんな会話がきれいに回収されていく。
あああ、楽しい~。
そして、ドラマが半分すぎたくらいであっさり青池は死んでしまうという身も蓋もない展開なのに、最後にほんの少し彼女の希望が見えて、見終わったあとなんだか救われた気になった。ほんと素晴らしい。

まあ結局、ドラマがどう面白いかなんて書いても、1度見ればその面白さなんてすぐわかる。スピード感と情報量の多さ、なのに見やすく楽しめるのが野木脚本なのだから。
で、今回見て刺さったシーンをあれこれ言いたい。

 

なんと言っても志摩の狂気。
発砲犯を押さえたと思ったら別口がいて銃を突きつけられる。しかし顔色すら変えず銃口を握り相手を挑発する。

犯人を蹴り飛ばした伊吹のおかげで事なきを得るが、その伊吹にどういうつもりか詰め寄られるとはぐらかす。おそらく志摩は死ぬのが怖くない、というより死んでもいいのだ。
あああ、もうね、いい人じゃない星野源を見せようと企画してくれてありがとう~~!

星野源に限らず、小劇場系の人はどうしてもテレビでは出来上がったイメージの役をふられがちなのだけれども、「俳優・星野源」の引き出しはそんなもんじゃないんだぜ~と、毎回見せつけてくれてうれしい!泣きそう!
顔のパーツは小作りで(失礼!)一見無表情に見られるけれど、それは無表情を演じているだけで、志摩のように無表情の中にたくさんの感情を浮かべているのがたまらない。

さすが星野源~!ああ、かっこいい………。

 

青池が乗ったリムジンバスとそれを追う404のメロンパン販売車が高速を降りるとき移りこむトラック。なんだ~?と思っていたら、それが青池透子の希望だったとわかる。

降りていくバスと404と登っていく国際小包のトラックの対比に泣きそうになる。

なんて絵面なの……。

青池が手に入れた1億円を宝石に変えた宝石店の女店長。うすうす状況に気づきながら宝石を売り、汚い金を美しい宝石に変えた青池のことを痛快に思っている。こういうワンシーンだけの役にまで背景が見える。
3話から登場の羽根麦は、裏カジノを密告して暴力団に追われる女。3話で逃亡した成川のネックカバーと羽根麦のマフラーは追われる者の象徴だったのね。理由が真逆のような同じのような。

青池の残したツイッターならぬつぶったーの投稿。若い九重は新しい投稿が上にくるのを知っているから順番に読み青池の真意に気づく。逆に読んだほかのメンバーは警察に対する恨み言と読み取ってしまうが、本当は青池の希望だった。
確か去年くらいに横書きのコピーを上から読むのと下から読むので意味が逆になる広告が話題になったけど、それからヒントを得たのかしら。

青池の給与は手取り14万。ちょうどトレンドに「♯手取り14万」が入っているというタイミング。ほんとヒキが神がかる。
そしておそらく意識をなくす直前、国際小包のトラックに希望を見た青池のシーンにドンピシャではまる米津玄師の「感電」がもう泣く!相変わらず主題歌の使い方上手すぎ。
どのシーンも見返すと何度も新しい気づきがあって、毎回ゾクゾクする。

野木脚本ではキャストの名前もいろんな意味が込められていて外せない。
「青池透子」という美しく澄んだ名前にいろいろ思う。伊吹も志摩も名前の意味がだんだんわかってくるのだろうな。

 

今回はまた、機捜が追う新たな黒幕「エトリ」が登場。似顔絵がほんと誰にも似ていて誰にも見えない特徴のない顔で上手すぎる。この伏線と3話の男が絡んでくるんだろうか?
回を追えば追うほど謎が増えていくのに、見ていてすとんと入ってくるのだから楽しくてたまらない。
「MIU404」、やっぱりめちゃくちゃいい!

「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」第1話  これこそテレ東深夜ドラマ!振りきっていて、ただ爆笑〜このまま突っ走ってね〜

昔から深夜ドラマは好きです。

ここ数年は他局でも深夜ドラマが増えましたが、やはりテレ東のぶっちぎり方は格別。

人間の欲求にピンポイントで注目したドラマ作りの一点突破ぶりはいつも見ずにはいられない。

グルメドラマは言うまでもなく、最近はお風呂ドラマも増やしてきて、今クールでも桜井日奈子主演の「ふろがーる」があります。

で、その後立て続けに放送の「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」は衣食住の住!、お部屋のお話。なるほどーと思って見てみたらこれがもう、全力で振り切っていてめちゃくちゃ笑ってしまった。素晴らしい‼︎

 

おしゃれな家に住む男としかつき合えない、「おしゃ家ソムリエ」を名乗るイエーガー・おしゃ子。日々おしゃれな家に住む男との出会いを目指して奮闘する。

……と、いう設定で、用はおしゃ子がいかにもな男性の部屋に行ってそのイタイおしゃ家ぶりを斬りまくるというお話。

なぜ彼女がそんな男を求めるのか、タイムリミットがあるのはなぜか、などメインストーリーは一応あるのだけど、とにかくその斬りっぷりが素晴らしくてねー。

内容としては言われがちなことではあるんだけど、おしゃ子役の矢作穂香が変顔を厭わず全力で、そのパワーに完敗する。

もうね、これぞ深夜ドラマ!いいんですよー、そんな崇高なテーマとかいらないの。見て「わかる〜アハハー」とスッキリ笑って「楽しかったー、終了!」のなんと尊いことか。

こういうの大好き。

「ドヤテリア」というパワーワードが…(笑)

この先はどんなのが出てくるかなー。

 

主演の矢作穂香は顔は知ってたけど名前は初めて知った。でもよく見るんですよね。

再放送の「鈴木先生」でメイン生徒で出てて、「この人見たことあるなー」と思っていたし、子役からみたいなので年齢のわりにキャリアも役柄も積み重ねてきてる感じ。

撮影後倒れるんじゃないかしら?と心配になるくらいの振り切りぶりで先が楽しみです。

 

友人の「男は筋肉!」派の金荷くすきは富田望生。こういうポジションでは右に出る物なし。

カフェ店長のMEGUMIも、謎のボディーガード市村隼人もきっちり押さえてます。

ゲストの男性キャラも若手注目株が投入されてます。

初回のIT社長・基陸ルゥ斗(名前が笑)役の金子大地はこういう今時男子は初めて見るので新鮮でした。次回の駆け出しグラフィックデザイナー役の岡山天音は「デザイナー渋井直人の休日」を思い出して楽しみ。

 

もやもやの多い日々、こういうひたすらエンタメに徹したドラマがよく出来てると、明日もとりあえず頑張るか、という気持ちになれます。

いつもありがとう、テレビ東京

「MIU404」第3話 思わず声出た!これは確かにリアタイ推奨……まさに、「分岐点」

来ました金曜、本日第3話。

お昼には野木先生も食べたと言っていたレンチンどん兵衛で心の準備は万全。
そしてまた今回もストーリーが二転三転からの・・・ビッグサプラ~イズ!!
放送前、野木亜紀子が「リアタイ推奨。見れない人はネット見ないように」的なことをつぶやいてましたけど、そうか!これは~確かに、リアタイしてよかった~、めちゃくちゃ驚いた。そしてわくわくした~!!
ということで、ネタバレしつつ感想あれこれ。

 

3話は少年犯罪から始まる。「イタズラ」というのはもう通り過ぎた、明らかな犯罪の話。

相変わらず感度の高い脚本で、昨今の社会問題にきっちりふれてくる。当たりのソフトな言葉で本来犯罪であることをなんとなくうやむやにしてしまうこと、ネット私刑の問題、ちょうど今週実名報道についてニュースになっていた少年犯罪のこと。製作チームがいかに調べて考えて来ているかがわかる。

そして構成の隙のなさももう当然。前半、志摩が若手キャリアの九重に話すルーブ・ゴールドバーグ・マシンの例え。そのとおり、捜査官たちの少年犯罪への考えがそのまま捜査に表れ、伊吹が追い本気で声をかけた少年は踏みとどまり、少年の未来を信じない九重が追いきらなかった成川少年は線を越え向こうへ行ってしまった。
ルーブ・ゴールドバーグ・マシンはきっとこのドラマの基本テーマ。初回、「誰かが大変なことになる前に止められる機捜っていい仕事だね」といった伊吹、たまたま再会した同級生に誘われ入ったブラック企業でトラウマが刺激され人を殺してしまった2話の加々見、逃げ切れてしまったがゆえに道を外れてしまっただろう成川少年。ほとんどの人は犯罪に関わろうなんて思ったこともないはずなのに、ふとしたきっかけで簡単に方向は変わってしまうのだ。誰といつどこで関わるか。正に「分岐点」。1話完結と見せかけたこの展開がほんとえげつない。

もう、話しても話しても話しきれやしないこのドラマの濃さがたまらない。

そう、別にもう説明なんかしなくたって、1度見ればこの隙の無さなんかすぐわかる。バラバラとドラマがスタートして、そこそこ楽しく見ているドラマもあるけれど、それでももう、「MIU404」は圧倒的だ。格が違う。ドラマ好きとして、こんな至福があったとは。幸せだ。

 

・・・で、ドラマ好きトークは一旦置くとしてですよ、星野源がかっこいい~とかいうミーハースタンスでいくとですね、なんですかあれ!!っなんなの?お祭り??頑張っている私へのご褒美ですか!

逃亡した成川少年が待ち合わせた謎の男。傘で隠れて中々顔が見えない。そして現れたのは………まさかの菅田将暉!!

そうきたか!!すげー制作チームガチキャスティング!!菅田将暉レベルをシークレットキャストですかい!

3話から謎の女として黒川智花が出るとか、岡崎体育が「あんまり言っちゃいけないらしいんですけど3話出るらしいっすよ」ってつぶやくとか、「アンナチュラル」の刑事2人が出るとか、さんざんフェイクしかけたあげくの菅田将暉ですよ。マジでびっくりして声出ましたよ。そもそも3話の中にいっさいクレジットされてないのに、当然だれもが菅田将暉と理解できる知名度と存在感。さすがすぎる。普通シークレットゲストって言いながらもわかりやすく匂わすでしょ。本当にシークレットなんだもんなぁ。サブタイトルの「分岐点」が何度も回収される。ドラマの中でも、連ドラの構成としても。凄い。
放送終了後、タイトルがツイッターのトレンドなのは当然として、もちろん入る菅田将暉の名前。いや~わくわくする~。この全力であらゆる方法で視聴者を楽しませようとする制作チームのスタンス、かっこいいわ~。

菅田将暉が出るの知ってたら見たのに~」勢のためにすかさず明日3話再放送告知とか、フォローも完璧っす!

 

そうなんだよ~、少し前菅田将暉オールナイトニッポンで、コロナひと段落してぼちぼち撮影再開してて、まだ言えない仕事なんだけど若手の子と共演して、緊張してるからほぐしてあげてって言われて、先輩っぽいとこ見せようとアドリブで叫んだら声出なくなりそうになって焦った・・・って話してたの、これか!

まさか「MIU404」とは夢にも思わなかったわ~。

あああ、オールナイトニッポンリスナーとしては、月火でまたコラボしてゲストに綾野剛と米津玄師呼んでほしいわ。とりあえず、来週の菅田将暉星野源のオールナイト楽しみすぎる~(笑)ドラマの話するよね?

ああもうドラマがここまで面白いのに、好きな人が次々出てくる、というより好きな人しか投下されないとか、どんなご褒美ドラマなの?星野源菅田将暉の共演が見れるなんて・・・ま、一緒のシーンは当分なさそうだけど。星野源×綾野剛×菅田将暉×米津玄師って、カードの配り方おかしいよ!
だって、さほど音楽聴かない私のスマホのプレイリスト、「最近追加した項目」に入っているの、「折り合い」と「サントラ」と「感電」の3曲だけなんですよ?
ああ、私得過ぎる~、濃いなぁ~(笑)

普段ドラマはBlu-rayで5倍速で録画してて、それだと連ドラ1本がディスク1枚に収まるからちょうどいいんだけど、「MIU404」はせっかく星野源久々の連ドラだし、と3倍で撮ってた。けれど、今日の回見て「やっぱり標準だ~!!」と決意してから、「うん、やっぱり5倍でいいや」って思い直した。

だってこれもう確実に円盤購入コースだもの(笑)
星野源がここまでかっこいいところに、うさんくさ~い菅田将暉投入なんて。ラストシーンの笑顔、の後の眼から笑みが消えるところ、ぞっとした。やっぱ菅田将暉もすごい。
あと期待の鈴鹿央士くんは、存在感もよかったけど、あのマンガみたいな頭身は何⁉2000年代生まれ、怖いわ~。童顔なのに足長すぎて別の生き物みたいだった(笑)。
そして前田兄弟はもう2人とも普通にいい俳優さんになったなぁ。見るたび上手くなってるし。いやほんと、隅々までキャスティングすばらしい。

 

今日は疲れててちょっと眠いなあと、ドラマ始まる前までは思っていたんだけど、見終わったらもう興奮してテンションあがってめっちゃ目が覚めてきた。こらえきれず、このテンションをブログにぶつけてしまったわ。
このドラマが金曜でよかった~。ほかの平日だと確実に次の日の仕事に影響出そうだわ(笑)
あああ、早く続きが見たいなぁ。どうやら話数が少し予定より減ってしまうらしい、という哀しい情報も見てしまったけど、でもでもそれでもきっとめちゃくちゃおもしろいに決まってるからね!

「MIU404」 第2話 見終わって、ただ放心する

設定&人物紹介プラス派手エピソードでつかみはOKな第1話のあと、テイストがはっきりしてくる第2話はどうくるか、わくわくと視聴。もちろんリアタイ(笑)


1話で車を1台潰したため、張り込み用のメロンパン販売車で勤務に当たる伊吹と志摩。並走する車に乗る女性の様子がおかしいことに気づいた伊吹。そこに殺人事件の容疑者が逃走中という無線が入る。先ほどの車に容疑者が乗っているのでは?という伊吹の主張を受け入れた志摩と共に車を追う。車に乗るのは50代の夫婦。車は山梨へと向かっていく。


前半はすでにおなじみの、伊吹と志摩の噛み合わないようでしっかり疎通できているやりとりが楽しくわりとのんびり。今日はほんわり見れそうかな~と思ったら、後半一転息を継ぐこともできないほど。見終わって放心してしまった。
あ~やっぱり野木亜紀子半端ない。そして演出の緩急も凄い。
「アンナチュラル」も2話でがっつりハマったのだけど、「MIU404」2話でがっつりつかんできた。
以下思ったことあれこれ。ネタバレもあります。

 

前回、犯人を取り押さえた伊吹の態度にキレて殴ってしまった志摩。「謝ってもらってない!」という伊吹にはぐらかす志摩。このやり取りの男の子同士感がわくわくする。警察官という重い職業でも「男子!」な伊吹が尊い
この伊吹から志摩に対する謝罪の要求がラストでしっかり回収されていくのがさすがの野木亜紀子

1話に続き、ますます伊吹と志摩の違いが対比として描かれる。
やっていないと逃亡する容疑者加々見を信じる伊吹と、自分を含め誰も信じない志摩。
加々見は事件の起こった会社では真面目な社員で殺人を犯すような人物には思えない。なんのために山梨に向かっているのかもわからない。もしや誰かをかばって、その人物を追っているのではないか?伊吹と同じく視聴者もそう思い始める。
そして巻き込まれた夫婦。かつて中学生だった息子が盗みを疑われ、それを信じてしまった。濡れ衣だった息子は信じてもらえなかったことに絶望し自殺した。
くしくも息子の命日に、息子と同じ年の加々見と出会った夫婦は、加々見を信じようとし、伊吹と志摩の邪魔をして加々見の逃亡を手助けする。

………それなのに、やっぱり犯人は加々見だった。なんてこと。
事件物のセオリーを軽々と超えて、容赦ない事実だけが突き付けられる。
真面目ないい人だって殺人を犯すことはある。そして自分がやったことを信じられない、信じたくないから嘘をつくのだ。
計画的な殺人なんてそうあるものではない。カッとしてつい手が出て、それが相手を死に至らしめる。意図がなくても人が死ぬことはある。そしてやってしまったらやっぱり殺人なのだ。それには真面目だとかいい人だとかは関係ない。

そうなのだけどね、やっぱり加々見を信じたかったのだよ、私たちは……。

車の夫婦のように信じなかった事を後悔したくないのだ。

 

そして、加々見を演じるのは松下洸平

「スカーレット」終了後、俳優としての認知度が上がって初の民放ドラマ出演。

そうなんだよねー、何度も言うけどホントは4月ドラマだから。間髪入れずのはずだったのに。

でもそんな残念さは全く気にならないさすがの演技。普通の青年を見せることのできる貴重な人材。

子供の頃父親からの言葉の暴力を浴びて育った加々見は、パワハラ上司に父親を思い出し手を出してしまった。こんな事になったのはあいつのせい。父親に謝って貰わなくては気が済まないと故郷を目指していた。

普通の真面目な青年が、ふとしたことで大きく踏み外す。そんなはずはない、どうしてこうなった?それはあいつのせいだから。

後半、ほぼ一人舞台で加々見を見せる松下洸平が凄まじい。こんな人が中々表に出てこれなかったのか。最近はモデル経由、人気劇団経由、大手事務所のアイドル俳優経由、そういうルート以外は中々日の目を見ないんだなぁ。つくづくもったいない。

父親と無理心中を図ろうとした加々見に、2年前に既に亡くなっていることが告げられる。彼が欲していた謝罪は永遠にもらうことはもうできない。

けれど、連行される彼に車の夫婦が告げる「ごめんね、最後まで付き合えなくて」。

ずっと謝りたかった夫婦と、謝ってほしかった息子がそれぞれ相手は違っても、謝り、謝られたことで、ほんの少し救われる。息子の自殺も上司を殺したことも、変えられないけれど、でもちょっとだけ前が見れる。

帰り道、2人でほうとうを食べる伊吹と志摩。加々見を信じたかったなぁと言う伊吹と、そこで殴ったことを謝る志摩。

あああ、なんという隙のない展開!!マジで目を離す間がない。野木亜紀子が言ってた通り、ツイッターなんでやってる暇無い!

 

2話にして、伊吹と志摩のキャラクターがもうしっかり伝わっている。それぞれに過去に何かあったことはにおわせているけれど、たとえそれが何であっても彼らの魅力は揺るがない。

そして事件物である以上エピソードの主役は事件の関係者で、捜査官である2人はそこにおいては部外者として描いているので、各話のエピソードと主軸のストーリー(まだほんのりだけれども)が平行した別の物として共存している。なのでこれだけの情報量がありながら、見てる側が溺れることなく内容が受け取れる。

いや~。星野源が出てるとか関係なく完成度高いドラマだよ、つくづく。

 

加々見が伊吹と志摩に捕えかけられる道の駅は何度か行ったことがあるので、自分が知ってるところに星野源がいる!!っていうだけでテンションがあがるアホなミーハーですが(笑)、それは関係なくても本当に目の前に富士山が美しく見える場所なので、富士山を見る松下洸平の姿に泣きそうになった。素晴らしいロケ地チョイス!あれだけの富士山が見れたらもう何でも許されそうな気がするよ。

加々見が殺したパワハラ上司の役者さんは、「相棒」で有名な鬱エピソード「ライフライン」の被害者役の人で、いまだに「おお、『ライフラインの!』」と思ってしまう。
車の夫婦の夫は鶴見慎吾。いつ嫌な奴の本性を出すかとついハラハラしてしまうけど、最後までいい人で逆にびっくり(笑)

綾野剛星野源もサブキャラ歴も長いので、松下洸平をメインに据えつつ、ドラマ自体の主演としての演技の足し引きが上手くて、出過ぎず引き過ぎずでさすがだな~としかもう言えません。

次回ゲストキャラには「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士が来るそうなので、主演コンビとの絡みがまた見ものです。楽しみ。

 

あまりにドラマに打ちのめされて、言いたいことはたくさんあるのにうまくまとめられなくて、記事を書くのにこ~んなにかかってしまった。見終わってすぐから書き始めていたのに。ずっと頭のどこかでこのドラマのことを考え続けていた。

そして気づけばもう木曜日。次回は明日。

こんなドラマが見れて、ほんとにうれしい。