温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「君が心をくれたから」 〜第6話 見どころは永野芽郁の笑顔と長崎の風景と宇多田ヒカルの主題歌!

先週くらいに、文化放送でのプッシュ曲として、宇多田ヒカルの新曲「何色でもない花」がかかっている。

うーん、いい曲だー。

宇多田ヒカルはもちろん曲もいいし歌も上手いけど、なんと言っても声質がいいよね。

耳心地がいい。

だからこそドラマ主題歌がハマるなぁと毎回思う。

 

で、その曲が主題歌になっている月9ドラマ「君が心をくれたから」。

視聴率もイマイチだし、評判もあんまり。

でも自分は、ここ最近の月9では一番好きかな。

前回なんて1話切りでしたが、今回は遅れつつも楽しんでます。

 

もちろん不評の理由もわかります。

なんといっても設定がトンチキ!(笑)

高校の頃に思い合ってはいたけれど友達のままだった2人が10年後に再会。

どちらもかつて誓った夢に挫折中。

そんな時、山田裕貴演じる太陽が事故にあい命の危険が迫る。

心配する主人公、永野芽郁演じる雨の前に謎の黒ずくめの2人、斎藤工松本若菜が現れ、五感と引き換えに太陽の命を助けると取引を持ちかける。

条件をのんだ雨はひとつひとつ五感を失っていく…。

 

あらすじ書いてても「なんだこれ?」と思ってしまいますね(笑)

まあぶっちゃけ雑なストーリーかなと思います。

そもそも太陽が事故にあったのは色覚障害があって赤信号を見間違えたからだけど、これまで20年以上その状況で生活してきて今更間違える?とか、いじめられっ子で孤独な雨を太陽が好きになった理由がどうみても「顔が可愛い」意外にないんだけど?とか、高校時代のシーンが入れば入るほど「これで付き合ってないってなに?」とか、恋愛ドラマにありがちないいやつ当て馬白洲くんがベタ過ぎで笑うなーとか、ツッコミどころしかありません。

そして流石に既に30代の山田裕貴の過去シーンの高校生役は、少しならともかくこう多用されると厳しいかなーと。

高画質は大変だ。

 

そして雨が払う犠牲、「五感を失う」が重くてツラいと不評とのことですが、自分から見たらリアリティなさすぎて逆に重さを感じなくて見てられるかなと思ってます。

五感を失った後にどうするかとかの加減具合が設定できるので、言い方悪いけど、美しい不幸が作れるなと。

 

まあそんなふうにどうみても「上手いドラマ」ではないのですが、でも見てられるのは長崎の美しい風景と音楽、そしてそこにいる永野芽郁ですね。

永野芽郁の魅力っていうのはこういう実在する風景へのハマり具合と、それでいてちゃんと物語感を感じさせるところなんですよね。

可愛いんだけど、ちゃんとこういう地方にいそう、でもちゃんと主役として場を持たせている。

もちろん演技力もあるんだけど、元々持ってる存在感にリアリティがあって、ついつい見てしまう。かわいい。

 

そして、起こる不幸の「五感を失う」のが完全にファンタジーで、さらにこのドラマの美しさがなんとなく先行きの明るさを感じさせるんですよね。

だからきっと最後はハッピーエンドなんではという雰囲気がある。

だから雨と太陽の先行きを見届けてあげようという気持ちになれるんです。

 

他のキャストでは、太陽の妹役の出口夏希がめちゃくちゃいいですよね!

爽健美茶のCMで「なになにこのかわいい子は誰〜⁈」と気になってました。

思うツボ(笑)

 

トンチキドラマではあるんですけど、でもドラマの魅力ってそれだけじゃ無いんだなーと思わせてくれて、結構好きですこのドラマ。

 

 

「不適切にもほどがある!」 〜第5話 いつもクドカンに踊らされるぜ!

いやー、面白いっすね!「ふてほど」‼️変な略称(笑)

クドカンだから外さないとは思ってましたが、相変わらずこちらの想像の上をいきますねー。

あんだけ笑わせといて5話でいきなり震災ぶっ込んでくるとか、「スゲー!」としか言えません。

泣いちゃった。

 

クドカンのドラマはいつもものすごーく「クドカンらしさ」がありながら、毎回バージョンアップされていくのが流石だなぁと思います。

昭和描写とか、セクハラ対応の解釈とか、ネットで賛否分かれてますが、そこまでわかっててやってる気がする。

 

時間軸が現在と過去があるドラマが多く、その行ったり来たりの見せ方が上手いなぁといつも思っていましたが、今回はまさかの主人公を行ったり来たりさせてしまうという離れ業。

そうきたか!

自分の運命を知った市郎が果たしてどう動くのか、そしてどう落とすのか、タイムパラドックスの解釈をどうするのか楽しみです。

 

クドカン本人は「自分は社会派じゃない」と言っていて、そのとおりにいかにもなものは書かないけれど、ギャグに交えることで繰り出す問いかけがかえって心に刺さってくる。

人の死というものもサクッと出てきて、しかも結構若い人があっさり死んだりする一方で、「あまちゃん」でのアキの祖父が、いかにも死んだように写真が飾られてたら「生きてんじゃん!」というオチがあったりして、「死」というものは特別なことじゃなく、すぐそこに普通にあるものなんだなーと思わされたりする。

 

クドカンドラマはそうやって、ただただ楽しんで、ふと何かを思えばいいんだなーと毎回思います。

やっぱ天才だわ。

そして、錦戸亮古田新太に変貌する力技の説明に、さっすがクドカンと爆笑しました。

いやー、この先も楽しみです。

ついに発表がありましたねー

噂されていましたが、本日ついに堂本剛本人から3月いっぱいで事務所退所の発表がありましたね。

そうかー、ついにかー。

 

まあそうなりそうな展開はあったし、KinKi Kidsは継続ということで衝撃は少ないですが、それでもなんか色々考えてしまいます。

少年隊や嵐はメンバー退所の前後で既に稼働していなかったのに対してキンキはなんだかんだで稼働してますからね。

事務所が別となると色んな権利上とかが面倒なんでしょうけど、ドームコンとかどうするんですかね?

光ちゃんの方も契約どうなるかまだ発表してないしなー。

でも後進の指導で残るのかな。

 

そうそう、ついにSHOCKもラストイヤーということで、あれは確かにスターを目指す話だからどこかで区切りつけるのもありかなと。

見たいけどなぁ。

一応セゾンカードの枠での申し込みはしてみたけど当たったことないし。

最後だし、配信してくれないかなー。

 

剛くんが映画を撮ってるらしいという噂もあるので、久しぶりに俳優業をやってくれるのなら嬉しいな。

そうやって2人とも次のステージに行くんだなぁ。

なんかほんと、しみじみ考えてしまいましたね。

 

「ブギウギ」 1ヶ月半の放送期間を残して飽きてきた

「ブギウギ」欠かさず見てます。

ですが、全く感想書いてませんでしたね。

そんな感じです(笑)

それでもあさイチの朝ドラ受けはちゃんと見てますし、結構楽しんでました。

ですが、このところちょっと、うーん、なんか飽きてきて。

スタート当初「傑作の予感!」みたいな記事を結構見て、「そう?」と思ってました。

自分はそこまでガッツリはハマらないなぁと。

でもまあ見るの辞めるほど破綻してないし、やはり草彅剛が上手いし、見続けてました。

ですが、1ヶ月半も残した段階でなんだか飽きてきて。

どうしてでしょう?

 

1番の要因は趣里の演技です。

登場当初から変わらない。

大阪制作の大阪出身主人公ということでコメディパート多めですが、スズ子のずーっとおんなじノリツッコミに飽きてきました。

受け方もずーっと一緒。

ちょっと口角を上げて目をばちくりして受ける。

ずっとずっと同じ顔。

 

現在スズ子は 30代半ばかと思いますが、10代の頃から、芝居も変わらずメイクも変わらず、スターになったとて家が豪華になるとかもなく、ずっとずっとおんなじ。

それでも戦時中は戦争の描写、愛助との恋愛パートはそれなりの恋の盛り上がりと毛色が変わりましたが、肝心の「スター歌手・スズ子」のシーンは全然変わらない。

歌う曲が変わるだけで、さほどレッスンに苦労するでもなくただ歌いこなす。

なんか困っても羽鳥先生がその場に合ったステキな曲を提供してくれて、それを歌えば万事OK。スズ子は羽鳥先生の楽器のひとつかな?という。

戦前も戦後も先生がくれた曲がヒット。

たまにバージョン変わってタナケンが指導してくれたりもする。

でも、本人の成長は特にない。

 

また、朝ドラの女の人生の描き方にもモヤモヤ。

モデルの人の人生での1番の盛り上がりエピソードはシングルマザーになるまで経緯なわけで、そこを盛り上げるのはわかる。

けれど、いざシングルで歌って育てるでー!となったとき、「愛子がかわいくて離れとうないから」と稽古場に連れ込み、度々稽古を中断させる。

はぁ?ってなもんですよ。バカにしてる?

モデルの人がそうしてたのかもしれないけど、少なくとも舞台には連れて上がれないのだし、稽古中に子守をつけるのすら嫌がるなんて、ただのプロ意識のないワガママでしかない。

子守はつけてくれるっていうのを断るのよ?

こんなんでスズ子の愛子大事の気持ちを表してるのなら脚本家が頭悪すぎる。

とにかくいつもいつも、いかにもな朝ドラあるあるで、スズ子は何にもせず周りが全てお膳立て、あげくのこのワガママ。

なんなの?

 

そしてタイ子再登場も朝ドラあるあるご都合偶然ですよねー。

元々大阪に住んでた人とぐーぜん東京で再会。

これを多用する朝ドラはすべからくつまらなくなる。「カムカムエブリバディ」もそれでがっくり。

脚本家の下手くそさがありありとわかる。

 

このドラマでよかったのは、なんといっても草彅剛の上手さを堪能できること。

上手いのをわからせない上手さというか、普通にそこにいる。

ちゃんと存在感ありつつ、でも主役を食わずに引き立てる。コメディパートとシリアスパートのなめらかな行き来ぶり。

すごいなぁと。

あとは、お仕事抑えめにしてる小雪を久々にちゃんと見れたら、これまでの「ザ・美人女優」じゃない大阪のおかみさんを貫禄たっぷりに演じていて感動。

いくつになっても人間は進化する。いい俳優さんだなぁと。

 

まあ、モデルの人の人生が朝ドラにするには意外とネタが少なかったってことなんだろうとは思うけど、まだこれだけの期間を残してドラマの盛り下がりを見せてしまったのはなんだかなぁと思います。

ここまできたら見届けるけど、気持ちは既に次の朝ドラへ…、というより4月からBS再放送枠で「オードリー」をやるというのでそちらに大期待!

みたかったんですよー!

主演の人が引退してるので難しいのかな?と思ってたけど、大河に合わせてきたのかな?

総合の夕方再放送枠もなくなるかもしれないし、こちらの安定再放送枠が楽しみです。

 

 

「佐久間宣之のANN0」DJ松永が突き抜けていて嬉しい!

佐久間PのANN0スペシャルウィーク、ゲストはDJ松永ー‼️

本当はCreepy Nutsでオファーしたのだけども、R-指定がスケジュールの都合で不可だったそうで。

と言うことで1人でやってきたDJ松永、ほんっとーに、

 

相変わらずのDJ松永だなぁ、おい!

 

でしたね(笑)

いやー、とりあえず変わらずDJ松永でよかったよかった。

懐かしい!

 

そして、大ブレイク後初のメディア出演ということで、いやー、しゃべるしゃべる。

佐久間さんが「通訳にR-指定が来て欲しかった」と言うように、相変わらずのカオスなトークで、人里に降りた赤鬼みたいなのを、さすがは社会人のプロの佐久間さんが話を解きほぐしつつ翻訳していくのが心地よかった。

もうマジで佐久間さんてばDJ松永のお父さんだし。しかも大好きだよねみんな。

 

DJ松永のイキりぶりも懐かしく、凄い実績を出してしまったことに何より本人が興奮しっぱなしなのがなんか可愛い。

トークの前半ではそのイキりで盛り上げつつも、後半にはポーンと投げられたマジトークに色々考えてしまった。

 

今回の新曲は確かに人気アニメのタイアップというのはあれど、全世界でのヒットは紛れもなく曲の力で、DJ松永が「ひとりの王国」と称していたのが印象的だった。

バラエティに出るようになって、しかもウッカリ適性があったから引っ張りだこになって、2人とも明らかに疲弊していたのが、週一ラジオを聴くだけの人間にもわかってしまっていた。

何かやればレギュラーや大きな仕事に迷惑をかけるというプレッシャーもあったんだなと今になって思う。

今回のヒットで「一生食える」と笑い、「雇われじゃないから」というDJ松永に、「あー、これこそがアーティストの強さだなと感動した。

 

たまたまラジオで「世界に一つだけの花」を聴いて、「やっぱりいい曲だなー、この頃はあんなことになるとは思わなかったなー」と考えていた。

あれだけの「高額商品」が、経営者の好き嫌いだけでバッサリ切られてしまうというあの業界の恐ろしさ。

あれだけのスターでも「出してもらう」ものなのだった。

今絶賛雲隠れ中の松本人志にしても、芸人だけにしとけばいいものを文化人に手を出したから、あんな遊び方でスポンサー一斉にソッポをむかれてしまえばなすすべもない。

芸人のトップと思われていてもそれは砂上の楼閣だった。出してもらえなくてはどうにもならない。

「好感度」が無くてはCMももらえない。

 

でもCreepy Nutsは自分たちで自分たちの場を作りそれを成功させた。

発言にも曲作りにも気を使う必要は無く、自分達が作りたいものを作ればいい。好感度とかどうでもいい。

CMもレギュラー番組もなくても困らない。

曲の売り上げだけで世界を制したから。

やるなぁ!

 

と、アーティストとしてはめっちゃかっこいいところを見せながら、トークや私生活では相変わらずのポンコツぶりでなんかよかったです。

なにより「人生で一番健康!」なのだそうでよかったよ。

佐久間さんも楽しそうだったし、またたまには出てくれたらいいなと思いました。

「ニュースキャスター」 三谷幸喜の訴えが刺さる

「セクシー田中さん」についての話が、落ちつくどころかあちこちから燃料くべられて燃え盛る一方なのが辛い。

 

原作は読んでなかったけど、ドラマは面白く見て、だから配信で原作も途中まで読んで、GP帯のドラマではメインキャストがまだ少なかった俳優陣の健闘を喜び、ドラマのラストにも納得して満足した一視聴者としては、

「どうしてこんなことに?」

としか言いようがない。

 

俳優陣にまで火の粉が降りかかるのも哀しいし、いつのまにやら「原作者=被害者VS脚本家=加害者」な煽りになっているのも辛い。

誰かが説明しつつ「とりあえず落ち着け」的な事を言っても、「だってあの脚本家がSNSに先に書いた!」と一点張りで騒ぐ輩がウヨウヨ湧いてきていてどうしようもないのがもう。

 

とにかく「脚本家」はうっかり何か言うと悪者認定されてしまう状況で、冷静な説明とわかる範囲での内情をXに上げた野木亜紀子は腹が座ってるなぁと思う。

それでもこれは野木さんが原作つきの「逃げ恥」だけでなくオリジナルの「アンナチュラル」「MIU404」のヒットもある脚本家だから、輩どももある程度話を聞いたのであって、おそらく「逃げ恥」だけだったら「オリジナル書けないくせに」という矢が飛んできたのだろうなぁと思うとそれもまた気が重くなる。

そんな野木さんの冷静なポストにすら言葉尻をとって絡んでくる輩がいっぱいいた。

 

あの脚本家が誰もが見れる状態でSNSに明らかに誰のことかわかる内容の不満をあげたのは確かに悪い。

仕事をする人間として一番やっちやダメなやつだった。

あの人は中途半端な有名人だったから、SNSの使い方が甘かったんだろうなあとなんとなくわかる。

何か書いたらすぐネットニュースになるような人ならもっと気をつけるし。

小さなコミュニティの王様で普段入ってくるのは信者だけで、つい油断して見栄をはったのかもなと思うし。

けれど、芦原先生があそこまで追い詰められることになったのは、脚本家1人が悪いのではなくシステムの問題で、それを検証するのが日テレと小学館のやるべき事だ。

少なくとも今できることはこれだけなのに、何もかもにも噛みついて騒いでる、本当にファンなのか怪しい輩どもを見てるとしんどい。

 

そんな中、「ニュースキャスター」で三谷幸喜がコメントをした。

普段あまり本音を話そうとしない三谷さんが、言葉を選びつつ、声を震わせながら思いを伝えるのは重かった。

聞いていて「ああ、その言い回しは輩どもが言葉尻をつかんで騒ぎそう…」と心配な箇所がいくつもあった。

追加して「自分も死にたいと思った方がある」「踏みとどまって欲しかった」と言ったのも、ものすごく気持ちはわかるけど、危ういコメントだと思った。

「踏みとどまらなかった芦原先生が悪いのか!」「それくらい追い詰めた奴らが悪い!」

というやり返しが目に浮かぶようだった。

 

だけど、三谷さんが話している画面を実際に見て聞いていたら、三谷さんの言いたいこと、悔しい思いはいやってほど伝わる。

あの普段ちゃらけるしかしない三谷幸喜がここまで言っているくらい重く突き刺さっているのだなと思ったら、もう細かな言い回しで揚げ足取らないでくれよとしか思わない。

三谷さんも野木さんも、それから「ワイドナショー」で見た柴田先生も、自分たちの業界で起こってしまった最悪の出来事にショックを受けて傷ついている。

そしてどうしてこうなってしまったのかを考えて二度と起こらないようにしなくてはと必死なのだ。

それをみたらもう、我々一視聴者にできることなんで見届けることだけだなと思う。

だからもうほんと、こういうことに乗っかって騒ぎたいだけの輩の相手なんてしてちゃダメなのだ。

 

ドラマの「セクシー田中さん」はとても楽しかったし、出演者の出世作にもなりそうだったのにこのまま無かったことになってしまうんだろうか。

自分はHuluに入っていないし録画保存もしていなかったから、もう見る機会もないかもしれない。

でも、田中さんと朱里ちゃんが安易に誰かとくっつくのではなく、あれこれ悩みながらそれぞれ自分の道を見つけたラストは素晴らしかったとずっと覚えていると思います。

寝る前の癒しタイム、「作りたい女と食べたい女」シーズン2!

NHK夜ドラ、まだまだ認知度は低い枠ですが、その分チャレンジングな企画も多くて面白いです。

そして1話15分という長さが、寝る前にちょっと見るのにちょうどいい。

どちらかというとサスペンスとかドキドキ系のドラマが多いのですが、先日からのシーズン1再放送からそのまま、今週から「作りたい女と食べたい女」シーズン2が始まりました。

 

哀しい出来事もあったマンガ実写化ドラマですが、NHKはスポンサーの縛りがないからかきっちり作ってきている印象があります。

キャストも知名度より合うかと技量で選んでる感じ。

この「つくたべ」は一見ただの食べ系ドラマと見せかけて、女性の生きづらさにそっと向き合っていて優しいお話しなのです。

書き様によっては傷つく人も出るような繊細な気持ちを、美味しいものを食べるという生活の根幹を軸にすることで見る人に身近なこととして感じさせる。

つくづく食というのは生きるということだなぁと思います。

 

主人公の野本さんはアラサーの社会人で、なにかと人生に口出されがちな世代。

そんな彼女が春日さんと出会い、自分の性的指向と向き合うようになる。

野本さん自身は自分の春日さんへの気持ちが恋なのだと認めますが、春日さんが何をどう思っているのかはまだ描かれていません。

そういうセンシティブなテーマを日常の食べることと並べることで、実は普通のことなんだよと描いてるのがいいですね。

そしてきちんと専門家の監修を入れていて、決して「昨今同性愛とかブームじゃね?」みたいなノリではなく、ちゃんと向き合おうとしているのがNHKらしくて好きです。

 

仕事が進まなかったり、嫌なことがあったりしてスッキリしない日も、寝る前に野本さんと春日さんが美味しいものを楽しく食べているのを見ると自分も元気でます。

こういうドラマは大ヒットはしなくても、きっといつも必要とする人がいると思うのです。